恵方巻きは、関西では一般的でありましたが、関東にも広まったのは最近です。
恵方巻きの始まりは、大正初期に大阪で、お新香を巻いた海苔巻きを節分に恵方に向かって食べるという風習があった事が由来であるとされています。
次第に、節分の日に恵方の方角を向いて、無言で巻寿司を1本丸かぶりすると、その年幸福に過ごせるとして、大阪の鮮魚商会が流行らせました。
また、大阪の海苔問屋協同組合が、恵方巻きを広めて売り上げを上げようとしたことから、関西地方では流行ったとされています。
全国区で恵方巻きが広まったのは、コンビニエンストアが全国でる宣伝活動を行った事で、次第にデパートやお店にも広まっていきました。
恵方巻きとして、海苔巻きが食べられるようになったのは、福を巻き込むこようにという願掛けが由来そており、縁を切らないよう包丁などで切ったりせず、1本丸ごと食べる事がルールの由来となっています。
また、恵方巻きには、7福神にあやかった7種類の具を入れる方がよく、巻き寿司を鬼の金棒として、1年の鬼を退治する為に、巻きずしを食べる事が由来であるという説もあります。
恵方巻きの恵方とは、その年の方角のことで、願いごとをしながら、最後までしゃべらずに食べるのが、一般的なスタイルになっています。