2023年7月6日 たまにはいいな助手席も。 | 横浜市中区の山手パーク歯科のブログ(石川町)

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横浜市中区石川町の歯医者が日々の生活で気付いたことを綴る趣味の日記です。最近では歯科の話以外の趣味やペットのブログにになりつつあります。。。

2023年7月6日 たまにはいいな助手席も。



  7月になりハーフタイムもないまま今年ももう後半戦に突入です。

コロナは第5類になって約2ヶ月がたち、それまでを考えると注目度はかなり下がりましたが「第9波」を耳にするようになってきて、私の緊張感はやや高まってきています。



2~3年前から毎年、消化器系の内視鏡検査を品川のクリニックで受けています。

まあ私もそういうお年頃ということです。

先日、約一年ぶりに行って来ました。



検査前日は検査食を食べて過ごすだけですが当日は朝からキツイ準備があり、検査終了後は麻酔から覚醒直後なのでクルマの運転が禁止されています。

ドライブ(運転)好きな私は普段は率先してハンドルを握るのですが、この日ばかりは家族のお世話になり大人しく助手席におさまりました。



磯子の入口から首都高湾岸線上りに乗り、右に日石根岸製油所などの工場地帯、左に根岸旭台などの住宅街、本牧をまわってベイブリッジに向かいます。

ベイブリッジからは左にマリンタワー、みなとみらい地区ランドマークタワーなどの高層ビル群・観覧車や右には天気がよかったのでたくさんの船が行き交う東京湾越しに千葉まで見えました。

大黒埠頭上空を通過するとつばさ橋を渡り、そこからしばらくほぼまっすぐ工場地帯や大規模物流センターなどのそばを進みます。



やがて玉川の下をくぐり、トンネル出口付近左にある千葉へ行くアクアラインの分岐も直進で通過、羽田空港も飛び交う飛行機の下をくぐるように通過します。

やがて大井ジャンクションで湾岸線を降りて首都高1号線上りに合流、しばらく行って芝浦出口を右に降りて一般道を高輪のクリニックに向かいます。



帰りは勝島入口から首都高1号横羽線下りに乗り横浜方面へ向かいます。

この道は昔、私が深夜のソロドライブ(そのブログはこちら→2022年8月13日短パンデイズ2022。ストレスを以ってストレスを制す。)を習慣としていた頃、首都高環状線までの往復によく走っていた大好きなドライブコースです。



市街地を走る古いルートなので道幅は比較的狭く、中速から高速コーナーの連続でアップダウンもあるため高速道路なのに制限時速は60kmです。

高層ビル群を縫うように走るスリリングさは首都高環状線にはかないませんが、開放感が高いのは横羽線かなと思います。



松任谷由美「中央フリーウェイ」には府中競馬場が登場します。

首都高1号横羽線からは平和島競艇場が見えます。

歌詞にはならないでしょうが…。



スポーツカーが持てるほどの富裕層ではない私のクルマは、ややスポーティーなタイプのファミリーカーで今日のように家族も運転するためミッションはマニュアルではなくオートマですが、それでも横羽線を走るときはシフトチェンジしながら3速から6速あたりを駆使してコーナリングを繰り返していました。

やがてグラマラス(魅力的)な起伏に富む連続するカーブ(曲線)自身が、意思を持って流れるように動くエレガント(優美)で官能的なラインに見え始め、クルマをコントロールすることによりダンスしているような気分になります。

研ぎ澄まされた意識と感覚が吸い込まれるように、人工的な構造物を介して母なる大地と溶け合う一体感が生まれます。



土曜の深夜から日曜の早朝にかけて交通量の少ない時間帯にアップテンポでもスローテンポでも疾走感のある曲、古い選曲ですが例えばマルーン5「マップス」、「シュート・ラヴ」、ドン・ヘンリー「ザ・ボーイズ・オブ・サマー」や井上鑑「ユベスキューレ」(よかったらyoutubeなどでお楽しみ下さい)などをかけてボリュームを上げておけば、大幅な速度超過をせずともドライビング・プレジャーにハマり、すっかりその気になれます。

そう言えば昔読んだ小説、矢作俊彦著「マイク・ハマーへ伝言」のクライマックスは深夜の横羽線だったなあ。



そんなことを考えていたら生麦ジャンクションを左に折れて大黒埠頭へ向かい、やがてループを螺旋(らせん)周回しながら登って首都高湾岸線下りに合流、夕焼けのベイブリッジを渡って磯子出口まであっという間のドライブでした。



昔日に思いを馳せながら、のんびりと助手席ドライブを堪能した一日でした。