2022年8月13日 短パンデイズ2022。 ストレスを以ってストレスを制す。 | 横浜市中区の山手パーク歯科のブログ(石川町)

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横浜市中区石川町の歯医者が日々の生活で気付いたことを綴る趣味の日記です。最近では歯科の話以外の趣味やペットのブログにになりつつあります。。。

   2022年8月13日 短パンデイズ2022。
         ストレスを以ってストレスを制す。




 新型コロナウィルス感染症第7波そして台風8号真っ只中のお盆休み、いかがお過ごしでしょうか。

だんだん風雨が強さを増してきました。

みなさん気をつけてお過ごしください。



いつもウマくできているなあと思うのですが、ストレスが溜まった頃に長い休みはやって来るものです。

毎年お盆休みはほとんど出かけることはなく、短パンでリラックスして過ごすので「短パンデイズ」のタイトルでアップしています。



医療系のわが家は第7波突入直前7月の海の日に例年通り下田で過ごし、帰宅後は感染爆発に伴い家庭内緊急事態宣言を発令して不要不急の外出を控えています。

毎年下田までの往復はドライブ好きの私にとって大切な楽しみだったのですが、長時間のドライブがだんだんキツくなってきたので、今年は久しぶりに踊り子で行ってきました。



第7波突入以来、通勤はクルマやバイクが多くなっています。

私をとりまく経済的環境はスポーツカーが持てるほど甘くはないのですが、運転が好きで乗り慣れたクルマやバイクで手足を操るように操縦して移動することにヨロコビを感じます。



山手パーク歯科開業前の勤務医時代は子供たちもまだ小さく、クルマで出かけるとき車内はよくモーニング娘がかかっていました。

子供たちのことはもちろんカワイイと思っておりモーニング娘は苦痛ではなかったのですが、家庭生活もストレスがゼロという訳にはなかなかいきません。



歯科の診療は大好きで私にとってヨロコビの一つなのですが、この仕事も高いレベルの緊張の連続とその長時間の維持が求められるのでストレスフリーという訳にはいきません。

むかしはよく男性の楽しみを「呑む、打つ、〇う」などと表現することがありましたが、そのどれもやらない私を不思議に思ったのでしょう、当時勤務していた歯科医院のゴルフ好きの院長から溜まったストレスの発散法について質問された私は「ドライブ」とこたえました。



そのころ一週間の診療を土曜日まで終えて疲れて就寝したはずなのに、勤務先が休診の日曜日の未明午前3時頃になると、目覚ましをかけていないのに自然にスッキリと目が覚めるのです。

家族が寝静まった中、支度をして一人クルマに乗り出かけます。



目指すは信号がない高速道路です。

幼い家族もいるので無責任に危険な飛ばし方をするわけにはいきませんが、車内にはモーニング娘ではない大好きなオトナの音楽を大きめのボリュウムで流し、ハイスピード・クルージングを楽しみます。

そんなとき頭の中はカラッポです。



首都高環状線は外を流れる風景が大都会東京の美しい夜景だし、一定料金で好きなだけグルグル周回できるのはいいのですが、いわゆるルーレット族と呼ばれていた危険な飛ばし方をするクルマが多くて残念でした。

まあ動機は似たようなものなのですが…。



その点ウィークデイの東名はトラックが多いものの、日曜日の未明から早朝にかけてはその数が減り、走りやすくてお気に入りでした。

今ではそんなこと考えられないし「若かったなあ」と思いますが、用もないのに深夜の東名を御殿場まで走り、インターを降りたところの暗闇にポツンと佇(たたず)むセブンイレブンで缶コーヒーを飲みつつ車内で一休みして、夜が明ける頃に帰宅すると家族はまだ寝ているというようなことを繰り返していました。



この話をきいた院長は驚きました。

これは確かにいわゆるフツウのドライブではありません。

もしかしたら立派なヘンタイかもしれません。



院長によると仕事の注意集中で溜まったストレスが、高い注意集中が求められるハイスピード・クルージングでなぜ発散されるのかが分からないというのです。

そう言われれば確かにストレスが更に蓄積されそうにも思いますが、でも確かにスッキリとリフレッシュされるのです。



そこでゴルフをやらない私は院長に「絶対にうまくいかないことが分かっているゴルフで、なぜストレスが発散されるのかが分からない」と言ってみました。

やってもやってもウマくいかないゴルフこそ、私にはストレスが溜まりそうに思えたのです。

それをきいた院長は「確かにそうだなあ」と考えこんでしまいました。



そこでこのお互いにまったく共感し合うことのない二人がたどり着いた結論は、「ストレスを発散するには別のストレスが必要だ」というものでした。

その別のストレスというのは、人によってハイスピード・クルージングだったりゴルフだったりいろいろなのでしょう。



ストレスは重荷なはずだから、なければない方がいいような気がしてしまいますが、私たちはそれナシでは生きていけないのかもしれません。

「ストレスを以(も)ってストレスを制す」ですね。