2023年8月4日 オトナの夏休み 2023。
遊びをせんとや生まれけん。
海の日の連休を利用して、下田に行ってきました。
今年は長女と次女が不参加で初めて家内と二人だったのですが、現地で友人ご家族と合流させていただきました。
昨年利用してラクチンだったので踊り子号で往復しました。
お天気に恵まれて最高のバカンスでした。
「 遊びをせんとや生まれけん 戯れせんとや生まれけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ揺るがるれ 」 ( 梁塵秘抄 )
「 遊ぶために生まれてきたのだろうか 戯(たわむ)れるために生まれてきたのだろうか
遊んでいる子供の声をきいただけで 私の体が揺さぶられてしまう。 」
お酒はほとんど呑まず、ギャンブルには手を出さず、ゴルフに惹かれることもなく、趣味と言えばこのブログぐらいという私は、自分でも遊ぶことが少ないと思います。
「遊ぶ」とはネガティブ(否定的)なものも含めて色々な意味がありますが、本来はただ楽しいと思うことに興じて何も生み出すことなく時間を過ごすことのような気がします。
当然、余裕がなければ遊ぶことはできません。
少し遊ぶくらいの余裕がないと魅力的なオトナにはなれない気がします。
私は今まで、常に何かに追われるように生きてきたので色々な意味で余裕がなかったのだと思います。
だから私は人間的な魅力に欠けるのではないのでしょうか。
いつかそういうオトナになりたいものです。
私はむかしよく遊ぶ子供でした。
私が幼少期を過ごした昭和の時代は自宅付近に空き地があり、学校から帰って荷物を下ろしてそこへ行けば誰かがいて、缶けりや三角ベースなど野球の真似事のような遊びに日が暮れるまで興じたものでした。
誰もいなくても夏休みのこの時期なら、虫取りをして飽きることはありませんでした。
しかし夏休みには宿題があり、制作物の提出もあるので虫を取ったら標本作りをすることになり、ただの遊びだったのにいつしか昆虫採集になり標本を生み出すようになりました。
まあ標本作りも楽しいので遊びみたいなものでしたが。
踊り子号の車窓を流れる風景をぼんやりと眺め、プールサイドで家族や友人たちと談笑、ひと泳ぎしてクールダウン、海辺を散歩し、温泉につかってリラックス、美味しい食事をいただく…。
やっぱりオトナにも「夏休み」が、そして…
「 ハンドルにアソビがあるように、人生には遊びが必要である 」
( 古代ギリシャの哲学者、トール・ナカムラテスの言葉 )
でもその後で、おっといけないこんなブログを生み出してしまっています。