こんにちは  わんわん

 

 

 

 

 

前回の記事の中でも 書きましたように・・・

 

実際に 原始仏教の開祖であった ゴータマ・ブッダが・・・

 

その人生で どのような存在を 目指していたのか? について・・・星 星 星

 

 

 

 

 

原始仏典である ”スッタニパータ” の中では・・・

 

”非物質的領域” という言葉が 示されていました。

 

つまり それは 極めて 漠然としていますが・・・

 

その意味は 私たちは ”形ある物質(肉体)” で あり続けるのではなく・・・

 

とにかく ”形のないもの” に なるべきである・・・という意味でした。流れ星

 

 

 

 

 

 

皆様も この内容が いったい どういう意味なのか?・・・

 

そして それは これまでの 日本の仏教における 基本的な考え方に・・・

 

ほとんど 合致していない内容だと 疑問視される方も 多いはずです。

 

それで 今回の記事では それに関する内容を 改めて 考えてみます。メモ

 

 

 

 

 

 

かつて このブログでは その内容に関して 2017年に 記事を書きました。

 

最近になって このブログの 読者になった方も いらっしゃいますので・・・

 

その過去記事の内容を 振り返るとともに ここで 改めて 考察いたします。星

 

 

 

 

 

 

~原始仏典 スッタニパータ 第3章 第12節 ”二種の観察” より 抜粋~ 本



”物質的領域(色界)” よりも ”非物質的領域(無色界)” のほうが・・・

よりいっそう ”静まっている” というのが 一つの観察法である。

”非物質的領域” よりも ”消滅(ニルヴァーナ)” のほうが・・・

よりいっそう ”静まっている” というのが 第二の観察法である。





No.754 

”物質的領域” に 生まれる 諸々の ”生存者” と・・・ 

”非物質的領域” に 住む 諸々の ”生存者” とは・・・

”消滅(ニルヴァーナ)” を 知らないので・・・ 

再び この世の ”生存” に 戻ってくる。




No.755

しかし ”物質的領域” を 熟知し ”非物質的領域” に 安住し・・・

”消滅(ニルヴァーナ)” によって ”解脱(げだつ)” する 人々は・・・

”死” を 捨て去ったのである。



 



仏教においては ”色(しき)” という 考え方が 存在しています。

この意味は ”形あるもの” という言葉で 理解できます。

そして その反対に ”無色(むしき)” という 考え方があり・・・

この意味は ”形のないもの” という言葉で 理解されます。

さらに この ”無色” という言葉を 別の表現で 示せば・・・

それは ”空(くう)” という言葉で 表現されるようです。空






私たちの中には このような考え方が・・・

 

ほとんど ”よくわからない” と 感じる人が多く・・・

そこで 仏教は ”理解しにくい宗教” であると・・・

そこで ”あきらめてしまう” 人たちも 多いようです。

しかし 私たちは この部分を 正確に 理解することによって・・・

仏教における ”核心の部分” を 理解することが できるのです。

今回の記事では この内容について 考えます。メモ


  

 



まず 今回 取り上げる 仏典の内容では・・・

 

以下の 3つの 重要な事柄が 登場します。



それが  ”物質的領域(色界)” 

     ”非物質的領域(無色界)”

     ”消滅(ニルヴァーナ)” の 3つです。本






私たち ”人間” というのは・・・

”形あるもの” としての ”目に見えるもの” として 存在しています。

これが ”物質” なのであり 仏教では ”色(しき)” と 表現されます。目






その一方で この世界には・・・

”形のないもの” としての ”目に見えないもの” というものも 存在しています。

それが ”非物質” と 呼ばれる ”空(くう)”としての 存在なのです。

つまり この ”色” や ”空” という言葉で 有名なのが・・・

仏教経典の ”般若心経(はんにゃしんぎょう)” における・・・

”色即是空(しきそくぜくう)” や・・・

 

”空即是色(くうそくぜしき)” なのです。(※)巻物






では その ”空” とは いったい 何なのか? を 考えますと・・・

”物質” を 構成している ”基本要素” としての 存在である・・・

私たちの ”肉眼” では まったく 認識できない・・・

いわゆる ”原子・素粒子” であると 理解されるのです。(※)水 






つまり ブッダが ここで 何を 説いていたのか? を 考えると・・・

”物質的” な ”人間の状態” よりも・・・

”非物質的” な ”原子・素粒子の状態” のほうが・・・

この世界では ”静まった状態” であると 説いていたわけです。

これにより 私たち人類が 目指すべき・・・

 

人生における ”第一の目標” を 知ることになります。ひらめき電球



 



しかし 私たちが ”物質的” でも ”非物質的” であっても・・・

”生存者” として この世界で 存在するならば・・・

たとえ ”死” を 迎えたとしても・・・

やがて 再び ”生存者” として ”戻ってくる” ことになる・・・

つまり ”生物としての人間” などに ”生まれ変わる” と 説かれています。ナゾの人






この意味とは・・・

私たちが 今後も ”生物としての人間” などに ”執着” してしまい・・・

この宇宙の中で ”生存者のレベル” に ”執着”  していれば・・・

いわゆる ”輪廻転生(りんねてんしょう)” の サイクルからは・・・

 

私たちは 決して 脱出することは できないのです。NGNGNG

 

 

 

 

 

 

 

そのために ”生物としての人間” への ”執着心” というものを・・・

この人生で 完全に ”消滅させる” ことが 必要なのです。

そのためには 私たちの 人間としての さまざまな ”欲望” というものを・・・

この人生で ”消滅させる” ことが 必要なのです。ダウン

 

 

 

 

 

 

仏典にある 『”死” を 捨て去ったのである』 という表現は・・・

 

自分自身が ”死のない存在” に シフトすることを 意味します。

 

それで 私たちは ”人間や生物の宿命” とされる・・・

”死の苦しみ” からも ”解放される” ことを 意味するのです。 


つまり これこそが ここの詩経での ”核心の内容” なのであり・・・

さらには ”ブッダの教え” の ”核心の内容” なのです。目






このように 私たちが もしも この宇宙の中で・・・

”苦しみの悪循環” である ”輪廻(りんね)” から 脱出したいのならば・・・

”物質” でもなく ”非物質” でもない・・・

”消滅(ニルヴァーナ)” としての ”別次元” に 移り行くことが 必要です。流れ星






そのためには ブッダが 説いていた・・・

さまざまな ”戒律” を 実践することが 重要なのです。(※)

その理由は 私たちが ”戒律の実践” によって・・・

”静まった状態” を ”常に維持する” ことが 可能になるからです。

それが 私たちが ”別次元” に 向かうためには・・・

どうしても 必要になると 考えられるからです。星




 

”消滅” としての ”別次元” というのは・・・

私たちにとっての ”未知の領域” であることも 理解されてきます。

私たちが そのような ”未知の場所” に 向かう ということは・・・

とても ”不安なこと” であるとも 思われます。

それは 私たちが ”物質的な人間” としての・・・

 

極めて ”不安定な状態” だからであり・・・

さらには 私たちが この宇宙の中で・・・

きわめて ”無知” であることの 証拠だとも 考えられます。ショック!




 

 

 

(※ご注意※ ここで あえて 補足しますが・・・

 

ブッダが説く ”消滅 を 目指せ” という意味は・・・ 

 

”自分を滅ぼす” つまり ”自殺する” ことでは 決して ありません。

 

そんなことをすれば このブログでも ご紹介したように・・・

 

”死後の来世” では まさに ”地獄世界” に なるからです。

 

その理由は 最後のリンクにある 過去記事を ご参照下さい。)

 







皆様も そのような ”不安感” や・・・

ご自身の ”無知” を 自覚されることが ありましたら・・・

”ブッダの教え” を 深く 理解されて・・・

その教えを 実際に ”実践する” ことによって・・・ 

まず ご自身を ”静まった状態” に されてみては いかがでしょうか?

それが 私たちが この世界で ”苦しみ” から ”解放される” ための・・・

その ”第一歩” になると 考えられるからです。ニコニコ

  



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以上が 2017年の 記事の内容でした。

 

この内容こそが 原始仏教での ”最重要の思想” であり・・・

 

私たち 人類が この宇宙の中での ”目標” と すべきものです。星

 

 

 

 

 

 

つまり ブッダは 宇宙の中での・・・

 

”最も理想的な状態” を 説いていたと 考えられます。

 

それは 私たち 人類が 認知できる レベルでもない・・・

 

全くの ”未知の領域” であることが 考えられます。

 

そこに ブッダは 人類を 導いていたと 考えられるのです。目

 

 

 

 

 

 

 

”人間世界” とは 皆様も すでに 知っているように・・・

 

今すぐにでも ”戦争の危機” に 直面するという 世界です。

 

そして さらに 身近なところで 現日本社会では・・・

 

”連鎖的な物価高” も 発生して 私たちを 苦しめています。

 

それどころか 今後 3年以内に ”地球環境の激変” によって・・・

 

”人類の存続” そのものが 危機という ”多重苦の世界” なのです。 波

 

 

 

 

 

 

 

その ”根本的な理由” とは 何か?

 

それは 私たちが この ”宇宙の中” での・・・

 

”人間” や ”生物” という ”苦しみを受ける存在” だからです。

 

それゆえに 私たちは このような ”苦しむ状態” が いやならば・・・

 

この人生で その状態から ”脱出する” ことが 賢明なのです。ドア

 

 






そして 仏典にも 説かれていますが・・・

 

仮に 私たちが ”非物質的存在” に なれたとしても・・・

 

そこで ”生存への欲求” が 存在すれば・・・

 

やがて 再び ”人間・生物” に ”転生” してしまいます。

 

それで 私たちは 再び ”苦しみの一生” に なるのです。えーん

 

 

 

 

 

 

 

それゆえに 私たちは この宇宙の中で ”生存への欲求” というものを・・・

 

”完全に 捨て去る” ことを 実現することが 必要なのです。

 

それが この人生での ”最終的な目標” と 設定すべきです。目







日本の仏教界での その思想は・・・

 

そのような ”高次元の目標” を 完全に 諦めてしまっており・・・

 

日常生活レベルでの ”目先の利益(金銭利益)” を どうにかしたい・・・

 

さらに その利益が ”死後の来世” まで 続きますように・・・というような

 

極めて ”低次元の目標” を 目指していると 言えるのです。ショボーン

 







”本来の仏教” とは 私たち 人類を・・・

 

この ”宇宙の中” で ”高次元の状態” に 導くものなのです。

 

皆様も これまでのような ”人間世界の常識” などに 囚われず・・・

 

”目先の利益” に 囚われて ”苦しみ続ける” のではなく・・・

 

この宇宙の中で ”苦しみのない状態” としての・・・

 

”消滅(ニルヴァーナ)” を 目指されてみては いかがでしょうか? 星 ニコニコ 星

 

 

 

 

 

 

 

 

 



以下の記事は この内容を補足する記事ですので ぜひ お読みください 。星 星 星



(※) 般若心経についての 内容である・・・
 

 

 

    


    
    原子・素粒子について 考えました・・・

 

 


 



    ”戒律” の 意味について 考えました・・・

 

 

 

 


    

    ”自殺” の 禁止の理由です・・・