【算数】そろばんと算数⑤ | 2022年中学受験への道 ~野球好き父子の記録~

2022年中学受験への道 ~野球好き父子の記録~

SAPIXに通い、中学受験を目指して奮闘した息子と父の記録です。
2022年2月、受験校すべてに合格して無事に終了しました。
しばらくは、後に続く皆さまに少しでも役立つ記事を書きていきたいと思います。

「そろばんと算数」シリーズの5本目です。

そろばんと算数①

そろばんと算数②

そろばんと算数③

そろばんと算数④

 

中学受験の準備としてそろばん(≒珠算式暗算)を習う際に、どこまでのレベルを目指すべきか、について書きたいと思います。

 

あくまで私の個人的な考えですが、

「3ケタ×3ケタを、数秒で、正確に」

計算できるレベルに到達しないと、中学受験では武器になりません。

 

少し詳しく説明します。

 

実践的な計算力を求める場合、どの程度のかけ算ができるかが、いちばん良い目安になります。

 

この場合の「3ケタ」とは、整数に限った話ではなく、「有効数字3ケタ」という意味です。

つまりは、小数を含んだ計算も普通にこなせなければなりません。

 

次に求められるのは「速さ」で、上記の3ケタ×3ケタなら、5秒以内でしょうか。

 

最後に、いくら速くても「正確さ」に欠ける暗算は、正直使い物になりません(壊れた電卓を使っているようなものです)。

10回計算したら、10回正解できるような確実性が必要です。

 

ちなみに「3ケタ」の根拠は、お察しの通り「円周率を含んだ計算」です。

12×12×3.14=452.16

といった感じですね。

 

「3ケタ×3ケタ」ができる子は、普通に「6ケタ÷3ケタ」もできますので、出した答えを即座に割り算で検算することで、わずかなテクニカルエラーも防げます。

 

経験上、ここまでできれば中学受験だけでなく、大学受験でも強力な武器になります。

「理想気体の状態方程式」などが、分かりやすい例でしょうか。

 

なお、今回の記事で書いた程度の力をつけようとお考えなら、全国珠算教育連盟の暗算検定で言えば「五段」以上を目指して下さい。

 

長く続いた「そろばんと算数」シリーズですが、次回の記事で締め括りたいと思います。

今しばらく、お付き合いをお願いします。

 

 

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