遺跡のある自治体と縄文ファンには待ちに待った知らせが27日に報じられました。
前日の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録に続いての「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産登録となりました。
勧告の時点でほぼ決定とわかっていなが、いや~ハッピーすぎて脳内でリピートしちゃいますね~
縄文時代は狩猟が中心で、弥生時代の様に定住せずと言うのが有名ですが、ここの縄文遺跡では1万年以上農耕せずに定住していたのが見受けられると言う特色。
函館市内には今回の登録内容に含まれる「大船遺跡」「垣ノ島遺跡」があり、近くの森町には関連遺跡の「鷲ノ木遺跡」(道央自動車道のトンネルの上)もあります。
トップ写真の中空土偶「茅空(カックウ)」が遺産登録されたと勘違いしている方が多い様ですが、「カックウ」は国宝ですが世界遺産登録された遺跡には含まれていません。(函館の縄文のシンボル的存在なので写真を使いました)
遺産の数が多い青森県は函館市よりももっと盛り上がっているんだと思います。
恐らく関係者は尋常じゃない喜びだと思います。
と言うのも今回の世界遺産の申請を出す前に、日本の文化庁にお伺いを立て、お許しをもらえないと申請出来ない仕組みで、文化庁の審査の段階で「なんで北海道・北東北だけなの?」みたいなダメ出しが何回もあった様で、この段階で何年も足止めされていると言う事実。
本当はスンナリでは無く、かなりの苦難を乗り越えてたどり着いた登録だったんです!
縄文を盛り上げるべく函館では民間でもイロイロな取り組みがされてました。
じょうもんクルミソフト
縄文ラッピングバス
縄文クランチチョコレート
縄文ビールとしてクルミのクラフトビールを限定生産販売したり、土偶の焼き印いれた生どら焼きを販売したり、イベントを組んだり。
新たな観光資産を得た函館ですが、二つの遺跡は函館市街地から遠いので、直通のバス路線を増やすとか、2箇所の遺跡+ 縄文文化交流センター(冒頭写真の中空土偶が展示されている)を巡れるバスツアーとかあったら利用したいな。
とにもかくにも、関係者様おめでとうございます。
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