私が「――」になった日。
葉方 萌生
先日の函館旅行のお供に持って行きましたが、帰りの飛行機は予想外に疲れていたのか寝ちゃって、旅行中は往路で読んだ分(1/3ぐらい)だけでした。
帰ってから二日後ぐらいにBarへ呑みに行く往路+復路の半分+二軒目のBarで読み終えた感じ。
何故お供にしたか・・・・後程。
※内容に触れます。最重要のネタバレは伏せますが、ちょっとでもヒントになる事は避けたい方はそっと他のページへ。
ご注意下さい。
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さて、この本を知ったのは何冊か読んでる函館出身の作家の東里胡さんが絡んでいて、何やら『チーム函館』らしい。
函館市元町地区の高校二年生、理都と朝陽の物語は、春夏秋と駆け抜けて
— 東 里胡(あずま りこ) (@ricco_peace) May 28, 2026
同じ高校であり同学年の朝葉と楓の冬物語へと繋がっているとかいないとか
函館好きの皆さまに届いて欲しい二冊、是非一緒にお楽しみ下さい!
『私が――になった日。』#葉方萌生
『この心が死ぬ前にあの海で君と』#東里胡#函館 pic.twitter.com/ShFAEBp8F7
小説の舞台が函館らしいので、んじゃ次の函館旅行時に・・・となりました。
で、主人公は高2女子「朝葉」、その幼馴染で同い年男子「楓」、各々の妹「柚葉」と「椿」あたりが主な登場人物。
プロローグで関係性はわかる。
だが第一章でいきなり神様に朝葉が起こされるシーンから始まる。
すっ飛ばしますね~![]()
朝葉は事故で亡くなって、神様から特殊任務(?)につかされるトコロから始まるなんてスゴイ。
https://x.com/hakatamei/status/2059954830920257683?s=20
タイトルの「――」がなんぞやって言うのがここから想像開始です。
特殊任務での「決まり事」や設定は
- 雪の降っている時だけ人間界に行く
- 基本、人間に姿は見えないが「一か月以内に死ぬ」人には朝葉の姿が見える
- 姿が見える人には声も聞こえる
姿が見える人は・・・・の設定がオソロシイが結構重たい。
現に、朝葉の姿が見えてコンタクトを取って来た子供が事件に遭遇し亡くなるシーンもあり、設定の怖さを強く感じる。
でもって、やっぱりかじゃないですが、幼馴染の楓には朝葉の姿が見えてしまう。
ひゃ~!ドキドキ!やめて~!
ただその一か月以内にって話は楓に伝えず、朝葉は楓が死なないで済む術を模索していく・・・
ってのもなんだかやきもき青春ストーリーだ。
成仏できないんじゃないか的な話も出たりで・・・
とっととお互いに「好きだった!」って言ってしまえ!って、情緒も品も無い私は心の中で叫びまくっていました。
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ストーリーで「?」とか「もしかして・・・」って思うのは主人公が「?」って思うトコロと同じって言うのも没頭ポイントかもしれない。
意外と中盤が惰性ぽい感もあるが、その主人公と一緒に「?」が増えて行くので徐々に高揚していく感じになっていて良き。
そうね、映画館ね。
○○○って言葉が出てきた時も、これって・・・みたいのを持てて、伏線と言うよりも・・・・ですね。
ちょっと核心になってしまうので避けます。
帯やレビューには「泣いた~」「泣ける~」みたいでしたが、私、珍しく泣かなかった。
「そう来たかっ!」って衝撃が大きかったから、セツナイよりも驚きが勝った感じ![]()
なんだろう、帯の言葉の本当の意味が最後でわかった。
それとタイトルだけ文字で見ると「――」とかですが、表紙カバーでは黒く手書きで塗りつぶしているのも、こう言う結末だからこそなんだなと、このデザインをした方に👏を送りたいし、作者か編集者かわかりませんがこのタイトルにした方もGJ。
面白かった。
エピローグ・・・さらにこんな事になるとは・・・
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で、作者のX のポストで、函館の風景はそれ程出てきません的な事を言っていたので、全く期待していなかったのですが、実在する場所やイベントを名前を変えて登場させていた感じだった。
高校「西南高校」は西高だろうし、映画館「サンライトシネマ函館」は「シネマ太陽」だろう(わかりやすい変換)。
赤レンガ倉庫として金森倉庫も出て来るし、わかりやすいのは「クリスマスマーケット」は「クリスマスファンタジー」ですからね。
最初に「この世」に降り立った浜が大森浜っぽい想像をするかもしれませんが、私は七重浜~上磯の辺りの風景じゃないかと勝手に想像した。
病院は中央病院しかしらないので、私の脳内ではそこになってる![]()
読んで函館の風景を思い浮かべると言うよりも、函館の風景を(多少)知っている人が、各々の知っている風景と結び付けて楽しむ感じかも。
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