前々回の記事で、タワーマンションを作ってみた。ヴィレッジヴァンガードの団地テープというマスキングテープを使って、職場から不要な段ボールをもらってきて、ツインタワーにしてみた、という話だった。かなり大きいものになったこのタワーマンションを、札幌の家に持って帰ってレイアウトに配置してみた。


 でかっ。

 

 まだ配置の決まっていないモノレールの軌道や道路の切れ端、札幌テレビ塔などを端に寄せ、とりあえずタワーマンションを置いてみた。存在感ありまくり、というかこの一角だけすごいことになってる。敷いてる線路はカトーの複線レール。二棟並ぶと内側複線の線路のさらに内側はもう一杯。これにエントランス周辺の緑地など作ったりしたら、もうそれだけで線路内側はほとんど埋まってしまう。とりあえずよけたモノレールの軌道も、こうなってくるとどこへ敷くか考え直さないといけなくなる。


 とにかくでかい。けどマスキングテープとはいえそれっぽく見えるよね。ちなみに奥の中層マンションは、余った段ボールにマスキングテープを張ったもの。レリーフ状にしてしまえば奥行は気にしなくてよい。その左のテレビ塔はお土産の置物。どんだけ遠くにあるんだよって言いたくなるくらい小さく感じる。ちなみにこのお土産は安いのでテレビ塔行ったらぜひゲットすべし。遠近法をうまく使えば、ストラクチャとしてもいけると思う。けど木製で上の避雷針が折れやすい。

 

 しかし何度も言うがこのマンションはでかいね。エンドレスの奥には中学校とクリスタルパズルのスカイツリーがあったのだが、見事に全部隠れてしまった。ちなみにレイアウトに載せてるのはEF210が牽引するコキ16両編成。アーノルドカプラーの貨車だと、急制動だと最後尾の車両は3センチ近くも前のめりになってちょっと危ない。あまり調子乗らずに12両程度に留めておくのがよさそう。機関車1両で貨車16両、それでも余裕で牽引できる。

 

 都会的な風景を作ってみたくて、こうやってタワーマンションを設置してみたが、やっぱ15両編成でも運転できるレイアウトの場合ですら設置は難しいなと思う。長編成が行きかうレイアウトを作れる人はそんなに多くはないはずで(うちとて15両編成と複々線以外のほぼ全ての要素を切り捨ててる)、そりゃ高層マンションの製品なんて出ないわけだ。

 

 ついでに年末にやった、南海3000系を利用した公園も設置。


 こんな感じに結局は団地の一角に設置。実物の泉北車両が置かれてるちょっとバンに比べれば「ただの公園」なんだけれども、団地が横にあるだけで、なんとなく泉北ニュータウンみたいになった。大阪にはかれこれ1年半以上も帰ってないし、当時勤めていた職場を辞めてからは泉北ニュータウン界隈には行かなくなって久しいのだが、この画像だとなんかこう懐かしい感じのする風景になった。ここも団地テープの別バージョンのを使って、奥の壁側にレリーフ状の団地でも作ってみようかとか思ってるところ。札幌に帰る日数が少ないので、なかなか作業が進まない。

 路面電車は全国で見かけるし、私の生活圏である札幌にも路面電車あるけれど(まあ沿線に用事ないから札幌市電は数えるほども乗ったことないけど)、やっぱ広島が一番見てて面白いと思う。いろんな車両がいるし、それこそ旧型車から最新型のLRTみたいなのまで、連節車もいるし、郊外線と直通もしてるし、待たずに乗れるし、けっこう便利なんよな。

 鉄コレで先日発売になったグリーンムーバーマックスも、市内で何度も見かけたことある。こんな長い車両、初めて見たとき受けた衝撃はなかなかのものだった。5車体の車両が編成をくねらせながら交差点の急カーブを曲がるのはちょっと見てて面白い。10年近く前から「この車両あったらほしい」とか思っていたものだが、鉄コレが出ると知って思わず予約。高けえな...と思いつつ。開封して中身を紹介、みたいなインプレッション的なものは他の人の記事を見てもらうとして、いっしょに買った動力が思った以上にしっかりしていることに驚き。

 手前が鉄コレ動力。モデモのグリーンムーバと比べたら、もうその安定性は一目瞭然だよな。モデモのやつは何かの拍子にぼきっといきそうだけど、鉄コレ動力はしっかりしてる。試しに走らせてみたら、モデモのはかなり空転している印象だったが鉄コレのは静かに走る。消費電力も少ない。モデモのやつも、鉄コレ動力に乗せ換えるか...、車体長は同じなので改造次第では組み込むことできそう。ただ、写真のとおり車体をつなぐ幌がモデモと鉄コレとで違う車体についているので、この辺の改造がちょっと面倒な気がする。鉄コレの動力ってまだ買えるのかね。グリーンムーバーマックスの本体はすでに某家電量販店の通販では販売終了になっていたが。ちなみに急カーブの通過試験は札幌の家のレイアウトでないとできないので、そのへんがちょっと不安が残るところ。

 

 なんかうちの広電もだいぶ増えた。1000形と650形は以前たまたま泊まった広電系のホテルで売ってたから、限定品という文言に釣られて買った。ハノーバー電車は学生時代に製品化されて思わず買ったが、実物を今に至るも見たことないんだよな。350形も鉄コレ初期の路面電車だけど、こちらもあまり実物を見かけたことがない。というか走ってる路線に乗らないだけかもしれないけど。広電に乗る=広島駅から紙屋町か宇品港行くときだけだからな。10年以上前の一時期に十日市町駅近くのウィークリーマンションを利用したが、その時も紙屋町駅や横川駅まで歩いてたし。156形は小笠原へ行く前、キックミットさんと買い出しに行ったときに中野で見つけた金属製の謎キット。説明書の言葉や内容は子供向けなのだが、こんな屋根がレジンで車体が金属なんてキットを、するっと組立られる子供はいないと思う。いたとしてもわざわざこんな車両を作ろうとは思わないはず...。

 その後、キックミットさんの家で執り行った広島の車両運転会でも、矢印の通りこの156形は本線上を彗星のようにぶっ飛ばす謎な光景が激写されていた...。ちなみにこの運転会をした2013年当時、JR227系はデビューの話すらも聞いたことなかったぞ。

 コロナのせいで島外へすら出れなく、まして北海道外へ出ることもできなくなってしまったのだが、また広島へは行きたいと思う。比治山公園って行ったことないから、一度行ってみたい。

 

 

 またまたまん防延長。おかげで島から出ることもできず。うちの職場は島外へ出るのにうるさい。たった一日島外へ出るだけでPCRじゃ有給垂れ流しで待機期間5日じゃ、などと言われる。これじゃ札幌の自宅にすら帰れないし散髪にすらも行けない。まん防なんて延長したって意味がないだろ...。テレビつけても「過去最多」とか「月曜日最多」とか、とにかく無責任に危機を煽ってるのを見ると、腹立って仕方ない今日この頃。何日ぶりに感染者が1000人超えましたってマスコミが興奮気味に言ってるの聞くと、とらえ方かもしれないけど、なんかこう「喜ばしいこと」と言ってるように私には聞こえてしまうんだけど。それと月曜に「知事は今週金曜にも来週からのまん防の延長を国に要請する方針です」って言われたらさ、「来週からまん防延長です」って言ってるのと同じだよな。

 

 そんな感じでストレスMaxな現状、家にいてもあまりすることもないんだけれど、とりあえず本題へ。12月に一度札幌へ行ったときに面白そうなものを見つけた。

 ヴィレッジヴァンガードで団地テープなるものを見つけた。ラッピング?に使うマスキングテープの一種のよう。テープには団地の側面の模様が印刷されていて、何かに貼るだけでそこが団地に変身、というもの。1本900円くらいするようだが、セール中で680円くらいだった。買う人いるのかよ..とか思ってたら、意外と巷では売れているらしい。これ考えた人は天才だな...。

 

 レイアウトを作っていると、雑居ビルや商業ビルは色々あるがマンションや住宅の種類は本当に少ない。特にマンションの少なさには参ってます。札幌の家のレイアウトみたく複々線が走る都会の風景には、やっぱこういうタワーマンションみたいなの設置したい。

 これはこれで実際GMキットの公団住宅やトミックスのマンションレベルのクオリティを目指すにはなかなかハードなのだが....。で、ふと思い立ち、ゲットしてきた団地テープを使ってタワーマンションができないか試してみた。

 

 今回買った高層マンションのテープは1サイクル30センチとなっているようで、マンションの一辺は15センチ単位で設計するのがよさそう。職場から空段ボールのきれいなやつをもらってきて、作例は1辺15センチで上空から見れば正方形になるようにしてみた。段ボールを方形に組み、角には強度をつけるため木材で補強。

 こんな具合にべたべた貼っていく。作例はちょうど20階ぶんできた。

 とりあえずテープを貼って、天井を蓋した状態。天井に乗ってるリモコンは天井を接着するためのおもり。こうしてできた20階建てタワーマンション、かなりでかい。このツインタワーを作るのに、テープは2巻使い切って1巻の半分程度残った。ちなみに材料費は2棟で実質1300円くらい。あとは屋上の工作と、1階のエントランス部分の工作(店舗にしようと検討中)などが残っているものの、思ったよりもずいぶんといい感じに仕上がった。テープの割にはずいぶん見栄えがいい。もっと昔の公団住宅みたいなテープもあるので、背景画などを使用している人は貼って使ってもいいんじゃないだろうか。GMの公団住宅はよくできているが、さすがに多数を並べるのは資金的にきついしね。こういう工作はお金もかからないしすぐできるので、レイアウトの住宅難に困ってる人は、(主に奥のほうの建物に)使ってみるのも手かもしれない。

 艦船プラモなどを片付けつつ、レイアウトに雪を降らせる作業も進行中。ようやく左半分は雪景色になってきた。

 ほんとにこれくらい降りますからね、うちの周りは...。とはいえ屋根にこんもりと雪を盛るというのが予想外に難しく、なんか雪というよりは土砂や火山灰が降ってきたような雰囲気になってしまった。キハ54を走らせれば気分は北海道、と言いたいところだが、線路が急カーブなのと奥側を走る車両が丸見えでどうも今一つ興が乗らない。手元にあるなけなしの樹木をうまく植える必要がありそう。あと路肩を表す矢羽根その他、道路際の標識類の設置もしないといけない。こういう標識や道路際の看板類は雪に直接穴をあけて設置でき、取り外しも簡単なので雪景色レイアウトには非常に有用。中央の道路に設置する路肩の矢羽根は1パネルにつき1本として、10本も設置するのか、けっこう面倒ね。

 

 もちろん夜景の機能も残してある。

 駅パネルの隣、建物が密集するパネルはどこかが断線してるっぽく、手元のスイッチを入れても点灯しなかった...。その街並みパネルの、ちょうど白い車がいるところが(雪に埋もれた)横断歩道で、ここに押しボタン信号が設置する予定にしていて、設置時は配線を引きなおそうと思っているので、それまで点灯はお預け、といったところである。ただ、雪国特有の矢羽根つきポールを点灯させようと思うと、パネルをまたがった配線をするか、ポール1か所のために電池ボックスなどをわざわざ設置して電池を用意してしかも点灯を一括制御できないなど、あまりにも不経済なので点灯はしない予定。

 

 左半分は雪景色だが、この通りまだ右半分はレイアウトシートを貼り付けた状態のまま。

 パネルを境にここまではっきり景色が変わると、バリヤーか何かが張られてるようねえ...。引き続き作業をするわけだが、今度は紙粘土が足りなくなってしまった。ということで、またここで作業は中断。ちなみに右奥の農家は夜景配線の都合で手前側のパネルへ移動予定。駅パネルの奥、街並みパネルの奥にも一応踏切があるのだが、ここも第四種踏切はまずいので遮断機のパーツを探したら、札幌の家のストックにもなかった。こんな調子で完成するのはいつになるのやらね。

 

 レイアウトに雪を降らせる企画は、思った以上にテクスチャーペイントを消費していて全然足りなくなり、しかも紙粘土まで足りなくなりそうな感じなので、届くまでは工作中止を余儀なくされて、あと4枚のパネルが全然進まない状態。ということで、例によってまた積みプラ片付けをすることに。面倒なのですぐ仕上がりそうなものを、ということで韓国海軍に引きつづき、日本の敵国海軍第二弾ということで今回は北朝鮮の艦艇を。

 いつだったか、総書記が緑色に塗装された潜水艦に乗ってご満悦だった映像が公開されていたけれど、その潜水艦がこのロメオ級。総書記が乗ってる=最有力艦ということになろうが、それが第二次大戦型の潜水艦ってこと自体、どれだけあの国の海軍が世間から遅れてるかが理解できる。しかも潜水艦が緑色って...、他に座礁して捕獲された小型潜水艇もだけど、緑色にする意味ってあるのかね。普通は黒っぽい色に塗られると思うんだけども...。ま、何色に塗ろうがこんな艦すぐ発見されて撃沈されると思う。

 

 ロメオ級は中国海軍も多数運用していたこともあるだろうが、こんなもんまで1/700で製品があるんだからびっくり。童友社すごいな(まあどこか別のメーカーから型を買い取ったか何かかもしれないけど)。ただ、最近この「世界の潜水艦シリーズ」の、中国海軍の潜水艦やロシアのキロ級潜水艦が売ってるのを見かけない。アメリカやロシアの原潜とか大戦時の潜水艦なら割とどこでも売ってるの見かけるんだけど、もう作ってないのか。日本人にはあまりイメージのよくない潜水艦だけど、北朝鮮のニュースで出たりするからそれなりに売れると思うので、なんかもったいないよな。ちなみに部品点数はめちゃくちゃ少ない。部品くっつけるだけなら数分でできるレベル。

 

 あと自衛隊のミサイル艇のおまけで不審船がついてた。

 最近のアオシマ製品のパッケージイラストが攻めすぎてて面白いけど、該当国から圧力でもかからないか少し心配になる。それはいいとして、部品点数はたった3点だけど、こういうおまけはいいよね。ちなみに付録デカールにはロシア、中国、北朝鮮、韓国の国旗も含まれていた...。不審船と潜水艦、あと以前作った独島艦と駆逐艦に使えそうなのだが、正規の軍艦には少々サイズが小さい。ちなみに本体の自衛隊のミサイル艇は、装備パーツをP社のに一部取り換えようとか思ってて、部品が到着するまで建造は中止。そんなこんなで工作というのもおこがましいレベルだが完成。

 実はめっちゃ小さいです...。ロメオ級でも全長は10センチほどしかない。また、童友社の潜水艦はフルハルだが、ウォーターラインっぽくできるよう(かどうかは知らんけど)船体は上下で分かれている。けど分かれ目の位置が微妙で、そのままだと艦尾の潜舵が海面下になってしまう。うちのは強引に船体を少し削ってつけたが、艦底板を自作するとかしたほうがよさそう。まあこんな感じで1/700の北朝鮮の船ってことで、こんなもんまで製品で存在することに改めてびっくりしたってことで今回のお話でした。来週は三連休、レイアウトに雪を降らせるのを早く終わらせないとな。

 

 

 ここ一週間はまあまあ天気よかった。飛行機は知らないが船の欠航は無し。艦船プラモは次はオーストラリア海軍の駆逐艦を作ろうかとか思っていたものの、雪景色レイアウト計画も少しは進捗。RMモデルズのレイアウトシートの風景を雪景色にする、というまた意味不明な企画を始めたわけだけども、雪で埋もれてしまうから楽だと思いきや案外これがけっこう大変だった。とりあえずボードのうち2枚分に雪を積もらせてみた。

 

 

 手前のレイアウトシート(貼り方が悪くしわしわ)につながる感じで、奥の二枚が雪を降らせたもの。線路と道路は除雪されていて、それ以外の部分は降雪。ボードに線路を直接固定してから、紙粘土を盛ってその上からテクスチャーペイントを塗ってみた。テクスチャーペイントはばかばか減っていく。1本でこの25センチ四方のボードを3枚ほどしか塗れない。道路わきの除雪された雪は、だいたいうちの家の前や職場近くの道路を見る限り、高さ1m程度になっていたのでだいたいNゲージサイズでその高さになるようにしてみた。また、道路はアスファルトのペイントを塗ってから雪のペイントを薄く塗って、表面は筆で筋をつけて車が通った跡っぽくしてみた。

 

 除雪されて道路や線路脇に積み上げられた雪はまあまあうまくできた。しかし思った以上に単調な風景だな。雪が積もった冬の田畑なんてこんなものか。田畑のつもりだけど、宗谷本線に乗ってると沿線に田畑なんて無い。こんな原野でところどころに木が生えてるパターン。とはいえ運搬の都合など考えたら樹木を植えれないし(精々ジオラマモス程度)、カラーパウダーもあまり使えない。ある程度移動時の衝撃などにも耐えてもらわないといけないしね。あとは適当にジオラマモスをところどころに植えて、ちょっと白色を塗るなどして表面を整えて線路周囲の余分な塗料などを除去したら実質完成。雪の厚みのせいでベースに穴をあけやすくなり、踏切の警報機や道路との境界を示す赤白のポール(雪国ではよく見かけます)なども簡単に設置できそう。この調子であと2枚をまず処理してから駅や町のボードの工作に移る予定。注文してるテクスチャーペイントの追加分、明日来ればいいんだけどな。

 

 今回の工作でちょっと気になったのだが、テクスチャーペイントの成分ってなんだろう。白だから余計に目立つんだけど、線路の材質に多分銅が使われてて、テクスチャーペイントの成分と反応して一部が銅イオンになって溶けだしてるっぽい。銅イオン特有の水色に線路周辺だけ変色してるんだよね。硬化してしまえば問題はないのだが、この水色を消すために白を塗装するという、無駄な手順が増えることになる。

 

 

 

 このブログはすっかり鉄道模型ばかりなのですが、うちは実は鉄道模型以外にエアガンやフィギュア、プラモデルの組み立てや改造などもやってます。頻繁な引っ越しが予想されたり置く場所の問題があったりで、最近鉄道模型以外はさっぱりだったんですが....。それでもそろそろがんばって積みプラを片付けていきます。1/700の艦船模型なんて、日本周辺の艦艇をいろいろ買い集めてうちに、けっこうな数が手元に集まってきてる。作る予定もないのに、鉄道模型を買いに行ったついでについ買ってしまうのよな。まず日本周辺諸国の艦艇編、その1は韓国海軍。射撃管制レーダーを照射してきておいて、さらに威嚇飛行と言いがかりをつけ謝罪を要求するなど、まあやりたい放題。昨今の政治情勢を考えるに、韓国を味方だと思ってる日本人はほとんどいなんじゃなかろうか...。

 

 そんな韓国海軍の、これまた挑発的な名前をした独島艦のプラモデルをなぜか私はもっていた。いや、いつだったかネット通販で見かけて面白半分で買ったはいいものの、レーダー照射事件などもあって作る気もせずけっこう長い間放置していたものでした。

 ご丁寧に背景には竹島の絵まで。聞けばこの艦は「お笑い」レベルにひどいらしいね。そして竹島は韓国人にとって心の支え。この独島艦空母っぽい形態もさることながら、名前そのものに意義があるわけなので、最近就役した二番艦(馬羅島)は多分モデル化はされないでしょう。韓国版イージス艦(笑)も製品になってないわけだしね。

 

 中身を見てみれば、意外と組み立てやすそう。部品点数は思った以上に少ない。

 一応フルハルモデルということだが、ウォーターラインモデルにもできるように考えられている。また、接着剤なしでも組み立て可能で、ある程度塗装せずとも見栄えがよくなるように考えられてる。精密化する日本メーカーのプラモデルもよいが、こういう形態のプラモデルもまた、プラモ人口を増やすため、裾野を広げるという意味でも重要なんだと思う。デカールだけでなく、同一内容のステッカーも入っていて、初心者への配慮もされている。アカデミー科学おそるべし。浪人時代にコルトポケットやブローニングM1910のエアガンが1000円ほどで発売になったときもびっくりしたが、独島艦のプラモデルにも随所に初心者向けの工夫がされていてびっくりだった。どちらも「どこかのパクリ」ではなくオリジナルだから余計にね。

 

 まあ組み立ては簡単だがそれだけに油断せず基本をきっちりこなしていきたいもの。また、武装パーツ(特に甲板上のヘリを掃射するゴールキーパーCIWS)はP社のものに交換したほうがいいと思われる。手元のP社の武装パーツを1枚しか札幌の家から持ってこなかったので、とりあえず艦首のものは製品のをそのままつけた。

 作ってみたらサイズは海上自衛隊のおおすみと同じくらいの大きさ。かがよりは小さい。もう一枚。

 デカールが繊細で少々貼りにくかったので、難しければステッカーでもいいと思う。デカールを貼る時間とかを除いて、特に塗装もしないとすれば、素人でも1時間程度で完成できると思う。ヘリも一応搭載しておいたが、確か韓国では使えるヘリがなかったような。独島艦は通販でもよく見かけるので、かの国の異常な設計思想などを垣間見ることができるこの艦を、試しに作ってみるのもいいかもしれないね。

 しかしこれ一隻だけあってもな。こんなもん一隻だけで出て行っても的になるのがオチ。彼らは1/700で艦隊を組みたいんじゃなくて単に「独島」という名前が好きなだけだから、多分他の艦の製品は出てこないと思う。そこで、奥に見えるギアリング級駆逐艦を改造してDD916の全北にした。まあ時代が10年ほど違うから、並べるのは無理あるんだけどね。

 アルバトロスというメーカーから1/700でギアリング級駆逐艦が出ていて(パッケージが年代物)、これも学生時代に買ってずっと寝かせていたものだった。P社のギアリング級が発売になる前だったな確か。ディテールは今の目で見ても(当時の目で見ても)かなり適当なのだが、それでも少ないパーツ構成でよくできてると思うよ。このくらいのディテールだったら改造もやりやすい。ただ、同封されていたデカールは完全に死んでいた。

 

 まあこんな感じで韓国海軍を作ったけれど、まだロシア海軍、中国海軍、台湾海軍、オーストラリア海軍、米海軍など自衛艦以外にうちには未組立がいっぱいいます。少しずつでも片づけていかないとな。それにしてもさ、ギアリング級なんて第二次大戦当時の駆逐艦を21世紀初頭まで運用していた国が、空母を作るとかなんとか言ってるわけだけど、本気で言ってるのかね。日本に対抗してるのか知らないけど、そんなもん一朝一夕にどうにかなるもんじゃないと思うのだが。

 

 

 寒いです。とりあえずこれだけ寒いとなんにもする気起きません。今日はまだ割と天気よかったし、もしかしたら気温はプラスになっていたかも。北海道の一般的風景その1。

 ここ二週間ほどで一気に積もったような。その2。

 道路は完全に雪に埋まっていて、交通量の多い道路でない限りアスファルトの路面が見えない状態になっている。歩道なんかは除雪されていなければ、到底歩くことなどできそうもない。線路はといえばこんな感じで除雪されている。

 実際にこれだけの雪に囲まれて暮らすのは本当に勘弁なんだけども(朝出勤時除雪→昼帰ったら雪で家に入れない→なんとか入って休憩時間の大部分を使って通り道だけ除雪→午後出勤して夕刻に帰ったらまた除雪、雪に車埋まって動かせるまで30分かかるなんて誰だって嫌でしょ)、ここまでくるとレイアウトには雪を降らせたくなってきた。ということで、この前札幌に行ったときに使えそうなモノをいろいろ買い込んできた。

 紙粘土とかテクスチャーペイントとか、あとカラーパウダーやライケンも白いのがあったから買ってみた。レイアウトといっても札幌の家にある複々線のじゃなくて、職場近くの家にあるいつぞのジオラマシートのレイアウトに雪を降らせようという計画。

 二部のレイアウトシートを使ったものの、やっぱ景色は単調すぎてつまらん。なんかこう、田んぼとか不自然なんだよな。それに組付けが悪かったせいか、道路の「地割れ」が気になる。ちなみに建物とかは電飾を組み込んである。

 こんな感じ。持ち運びを可能にするため、電飾の配線の都合で色々な制約のあるレイアウト。レイアウトシートを貼るときに皺が寄ったりして見てくれも悪いので、この際線路もしっかり固定して、大雪降らせてみることにしましょう。線路と道路の配置だけ踏襲して、レイアウトシートははがしてしまえばいいや。道路を雪で覆ってしまえば路面表記も必要ないし、気になる地割れも目立たなくできるはず。手元にはキハ54,キハ150、スーパー宗谷がある。雪景色には似合いそう。駅前の町並みを作るにあたり参考にしたのが四国の松丸駅と三重県の伊勢奥津駅なのだが、どちらも積雪とは全く縁がなさそう...。まあそれでもなんとかやってみることとして、土曜からぼちぼちやっていきます。2月中にはこれ全て雪景色にできるか...。

 

 

 

 今は昔、もう30年以上も前のこと、トミックスからレールバスが発売されていた。樽見鉄道のハイモ180というのがそれ。当時国鉄から転換した第三セクター向けのレールバスの一種だったわけだけども、二軸のせいで輸送力が足りず、どこの会社でも早々に引退となった模様。当時トミックスからハイモ180が樽見だけでなく北条鉄道とか三木鉄道とか試験塗装とか色々出ていて、動力車1両はがんばれば小学生の小遣いでもなんとか買える額だった。1両で走れる気動車ということでけっこう人気あったと思うんだけど、三陸鉄道とかとは違って絶版になってしまった。一度だけキット形態で私が高校生の頃に再販されたけど、それもその一回きりだった。そりゃ高校時代は小学生の頃ほしかったのに絶版になったってことで、ただちに1箱衝動買いしたものです。なんか懐かしいな。

 

 この時買ったものは樽見鉄道カラーになり、その後社会人になってから完成品の中古を買ったこともあったが、これは塗装しなおして(デカールをキックミットさんに無理言って譲ってもらい)三木鉄道カラーになった。そしてまたしても1350円(という値札が)でキット形態のものを入手、これまた10年ほど熟成させた挙句、ついに作ったわけです。外は猛吹雪、家の中で工作でもしないと積みプラが全然片付かない。

 なんかこんな感じのもの。さすがに二軸レールバスとはいえ乗務員ドアがあったりで形態が違いすぎるせいか、このキットに北条鉄道カラーのデカールはない。代わりにハイモ180が譲渡された有田鉄道のデカールが入っていた。中身は。

 白いボディ2両分、動力1両とトレーラー1両、あとガラスと帯などのデカール、カラーガイドと説明書。ちなみに写真は動力が2両と鉄コレのおもりらしきものもあるが、これは別の車両からとってきたものでこのセット付属品ではない。連結器が今やどこも見かけないような変なドローバーなんだよな。破損したら予備パーツもないので一巻の終わり。黄ばんだ説明書を見てみれば、実車ガイドによれば有田鉄道では1日4往復のダイヤでむすび、地元住民の足として親しまれてるんだそうです。ありきたりなツッコミを入れるなら、一日たった4往復で、地元住民の足になんてなってないだろ...。しかも有田に行ったのは1両だけなのに、なぜかデカールは2両分も用意されている。

 

 しかし工作は簡単。デカール貼りもさして困難でもない。一応2両とも動力車にすることにして、1両をまず有田カラーにしてみた。

  紀勢線の車両と並べるなら、行先は金屋口の一択でしょう。後ろのバスも有田鉄道。バスのほうが本数多くて、末期は鉄道は土日運休だったんだよな確か...。貨物がトラックになってしまえば、こんな小さいバスでも需要が満たせるんなら、鉄道なんて不要だったんだろうな。そして実際に線路を走らせてみると、やっぱ昔の製品ゆえかやや音が大きい。それでも割と快調に走っていく。ちなみにデカールは塗装で帯を表現する人向けに有田、樽見、三木の社紋が含まれてます。有田はキハ58や旧型気動車や小型DL、樽見はDE10や旧型客車、三木は鉄コレ改造してミキ300形に使えそうなので、これら社紋デカールは捨てないほうがよさそう。

 

 もう一両は紀州鉄道カラーにしようと思ったのだが、さっきから外が吹雪いてきて作業ができん。

 

 

 

 

MI

 正月休みはずらしてとった。ところが北海道は天気に恵まれず飛行機はほぼ欠航(正月の一週間で飛行機が飛んだの一日だけだったような)、船で出ようにもこちらも欠航続き。結局福岡や大阪へ戻ることはできず、無為に札幌の家で過ごすはめに...、はならずこうも毎回毎回道外へ出れないことに腹を立て、東北へ行くことにしたのでありました。ということで盛岡へ。

 

 北海道から東北へ行くのはけっこうしんどい。JRだと札幌から新函館北斗まで特急に三時間半乗って、さらにそこから新幹線になるわけだから。ちなみに苫小牧から船で八戸へ行く手もあります。夜行で21時台と0時の2便あるし、雑魚寝スペースでよければ5000円ちょっとで乗れたはず。うちは一等個室取ったがこれは正解だった。学生風情のグループが雑魚寝スペースにいたので、寝れなかったと思う。稚内を6時半すぎに出るサロベツに乗って、札幌着くのが12時前ごろ。21時台の苫小牧発のフェリーに乗るには18時札幌発のバスに乗りたい(苫小牧は駅から港までものすごく遠い)。ひとまず札幌の家に一度帰って準備して、札幌からバスに乗る。フェリーで八戸港着いたら八戸駅まではバスに乗って、どうにかこうにか盛岡にたどり着いた。1等室に乗ったこともあって疲れはあまり感じない。いやー、どれくらいぶりだろうな道外へ出るのは。

 電車見るとテンション上がるわ。盛岡のJRは電化区間は701系、非電化区間はキハ110系。あと盛岡駅にはいわて銀河鉄道もやってくる。

 例によってほとんどの車両はうちにいる....。新幹線(と田沢湖線の701系)がいないのよね。一関と盛岡の間の東北本線はかなり混雑する。一ノ関発車時点で7割座席が埋まってて、水沢ですでに立ち客がいるんだから...。旅では何度もこの区間で痛い目に遭ってるので、鉄コレを改造したうちの盛岡色701系は4両編成にしてある。

 快速はまゆり1号が発車する時間帯、4両で盛岡に着いた701系は写真のように切り離される(急いでて実物撮れなかった)。前2両が一関行き、後ろ2両が30分後発車の日詰行きになるわけね。まあ私ははまゆりに乗って遠野へ行って、前回行けなかったカッパ淵など見つつ、釜石では利尻へ送るお土産や食品や地酒等の買い出し。盛岡や遠野は大雪だったが、釜石や大槌は雪はなかった。釜石からは三陸鉄道に乗ったわけよ。

 このようなラッピング車が来た。うちにも三陸鉄道はそこそこいる。キハ110や仙台カラーキハ48と。

 トミックスの三陸鉄道が、一時期いろいろラッピング車が出てて面白かったので、気づけば3両も。しかも鉄コレのも入れて合計4両。トミックスのはいつの間にか屋根にはクーラーが着くようになったんだよな。しかし元は古い製品(私が小学生の頃から三陸鉄道の36型はあった)、カプラーのつき方が昭和なんだよな。ラッピングの三陸鉄道は動力が入ってなくて、これだけ別売りだった。面倒だったので1両にしか動力入れてない。あと一両に動力を入れるのと同時に、このダッサダサなカプラー周りをなんとかしないとな。とかいってどうせまたすぐ忘れるんだけどもだ...。

 

 こうして一昨年復旧した釜石宮古間を乗ったことにより山形、青森、秋田に続き岩手県の鉄道路線も全制覇。東北地方で残すは阿武隈急行の東船岡から福島の間だけ。それにしてもこうしてJRと三陸と並べたら気分は盛駅。ただ、15両編成対応のレイアウトからすれば1両や2両の列車が走るのは少々違和感があるのは事実。職場近くにあるほうの家に持ち込んで、ちょっとチューニングでもしようかね。

 

 ほぼ制覇したかに見える岩手県の車両、あとバスコレの106急行バスを探しているのだが、探してるときに限ってどこもないんだよな。