このブログはすっかり鉄道模型ばかりなのですが、うちは実は鉄道模型以外にエアガンやフィギュア、プラモデルの組み立てや改造などもやってます。頻繁な引っ越しが予想されたり置く場所の問題があったりで、最近鉄道模型以外はさっぱりだったんですが....。それでもそろそろがんばって積みプラを片付けていきます。1/700の艦船模型なんて、日本周辺の艦艇をいろいろ買い集めてうちに、けっこうな数が手元に集まってきてる。作る予定もないのに、鉄道模型を買いに行ったついでについ買ってしまうのよな。まず日本周辺諸国の艦艇編、その1は韓国海軍。射撃管制レーダーを照射してきておいて、さらに威嚇飛行と言いがかりをつけ謝罪を要求するなど、まあやりたい放題。昨今の政治情勢を考えるに、韓国を味方だと思ってる日本人はほとんどいなんじゃなかろうか...。

 

 そんな韓国海軍の、これまた挑発的な名前をした独島艦のプラモデルをなぜか私はもっていた。いや、いつだったかネット通販で見かけて面白半分で買ったはいいものの、レーダー照射事件などもあって作る気もせずけっこう長い間放置していたものでした。

 ご丁寧に背景には竹島の絵まで。聞けばこの艦は「お笑い」レベルにひどいらしいね。そして竹島は韓国人にとって心の支え。この独島艦空母っぽい形態もさることながら、名前そのものに意義があるわけなので、最近就役した二番艦(馬羅島)は多分モデル化はされないでしょう。韓国版イージス艦(笑)も製品になってないわけだしね。

 

 中身を見てみれば、意外と組み立てやすそう。部品点数は思った以上に少ない。

 一応フルハルモデルということだが、ウォーターラインモデルにもできるように考えられている。また、接着剤なしでも組み立て可能で、ある程度塗装せずとも見栄えがよくなるように考えられてる。精密化する日本メーカーのプラモデルもよいが、こういう形態のプラモデルもまた、プラモ人口を増やすため、裾野を広げるという意味でも重要なんだと思う。デカールだけでなく、同一内容のステッカーも入っていて、初心者への配慮もされている。アカデミー科学おそるべし。浪人時代にコルトポケットやブローニングM1910のエアガンが1000円ほどで発売になったときもびっくりしたが、独島艦のプラモデルにも随所に初心者向けの工夫がされていてびっくりだった。どちらも「どこかのパクリ」ではなくオリジナルだから余計にね。

 

 まあ組み立ては簡単だがそれだけに油断せず基本をきっちりこなしていきたいもの。また、武装パーツ(特に甲板上のヘリを掃射するゴールキーパーCIWS)はP社のものに交換したほうがいいと思われる。手元のP社の武装パーツを1枚しか札幌の家から持ってこなかったので、とりあえず艦首のものは製品のをそのままつけた。

 作ってみたらサイズは海上自衛隊のおおすみと同じくらいの大きさ。かがよりは小さい。もう一枚。

 デカールが繊細で少々貼りにくかったので、難しければステッカーでもいいと思う。デカールを貼る時間とかを除いて、特に塗装もしないとすれば、素人でも1時間程度で完成できると思う。ヘリも一応搭載しておいたが、確か韓国では使えるヘリがなかったような。独島艦は通販でもよく見かけるので、かの国の異常な設計思想などを垣間見ることができるこの艦を、試しに作ってみるのもいいかもしれないね。

 しかしこれ一隻だけあってもな。こんなもん一隻だけで出て行っても的になるのがオチ。彼らは1/700で艦隊を組みたいんじゃなくて単に「独島」という名前が好きなだけだから、多分他の艦の製品は出てこないと思う。そこで、奥に見えるギアリング級駆逐艦を改造してDD916の全北にした。まあ時代が10年ほど違うから、並べるのは無理あるんだけどね。

 アルバトロスというメーカーから1/700でギアリング級駆逐艦が出ていて(パッケージが年代物)、これも学生時代に買ってずっと寝かせていたものだった。P社のギアリング級が発売になる前だったな確か。ディテールは今の目で見ても(当時の目で見ても)かなり適当なのだが、それでも少ないパーツ構成でよくできてると思うよ。このくらいのディテールだったら改造もやりやすい。ただ、同封されていたデカールは完全に死んでいた。

 

 まあこんな感じで韓国海軍を作ったけれど、まだロシア海軍、中国海軍、台湾海軍、オーストラリア海軍、米海軍など自衛艦以外にうちには未組立がいっぱいいます。少しずつでも片づけていかないとな。それにしてもさ、ギアリング級なんて第二次大戦当時の駆逐艦を21世紀初頭まで運用していた国が、空母を作るとかなんとか言ってるわけだけど、本気で言ってるのかね。日本に対抗してるのか知らないけど、そんなもん一朝一夕にどうにかなるもんじゃないと思うのだが。