こんにちは、兵庫県川西市のかなみ社会保険労務士事務所の松田康です。
障害年金の初回相談時に考えていること
「請求まで問題になることはそんなにないかな」
「少し難しいかもやけど… まぁ大丈夫だろ」
「難しいけど やれんことはないかな」
障害年金の請求までどれぐらい苦労するかなっていうこと
今回は、「少し難しいけど… まぁ大丈夫だろ」って方
どんなかというと「もともと「A」の病気(肢体)があって、そこに「B」の病気(肢体)も加わって、全体でみると「1級か2級ぽいかな」っていう方
病歴を整理していけば大丈夫だろうし、「A」も「B」も初診日は国民年金の被保険者で、納付要件も問題ないって話
ところが納付要件を調べてみると
「A」の初診日は納付要件不可
「B」の初診日は
方針を「はじめて2級」に変更
「B」の初診日前の障害の程度(「A」の病気だけで)は3級程度であるという資料を取得して、次に、「B」の受診状況等証明書を取得してみると
「A」の前に「B」の病歴(手術歴)があるとの記載が
ということは
「A」の手術 → 「B」の初診日 → 「A」の初診日ってか?
「そんなこと聞いて ないよ〜」
再度、病歴を聴取してみると「A」の手術じゃなく、「Cの病気の手術」 それも「35年前」っだって
「医師に「C」の病気だと伝えたのに、「A」の手術って記載されたって」いう話
どうなってんねん
とりあえず医師に確認ってことになって
「A」と「C」手術はまったく異なる方法だから、手術痕で「A」か「C」のどちらか分かるかなって質問してみると
「過去の手術部位がすべて切断されているからわからん」だって
「手術歴はAかCか分からん」っていう文書を出してもらったけど、結局どうしようもない状態
こんな場合は仕方がない
とりあえず 「えい! ヤー 」と請求してみました
主張することはたくさんあって
「はじめて2級で請求する!」
「過去のAの手術歴はCの病気だって」本人が言ってる
医師は「手術歴はAかCか分からん」って言ってる
「仮に手術歴がCだったら、今回の請求には関係のない病気なのでちゃんと認めてくださいね」
「でも、手術歴はAかもしれんもんねぇ その場合はAの手術は35年前って本人が言ってるし、その後受診歴はないんだから社会的治癒ちゃいますか」
我ながら無茶苦茶な申し立てになりました。
年金制求人時には「他に取得する書類があればすぐに対応するからね」と伝えていましたが、連絡が入ることはなく。
ほぉ 「障害基礎年金2級の年金証書が届きました」とさ
久しぶりにおもしろい請求を体験できました。
とりあえず めでたし めでたし