今回は今まで事を踏まえた実践編です。
就職活動は受験勉強と違い、『何が成功で何が失敗かわからない』
確かにその通りです。
受験勉強のように、
数学の三角関数が苦手だから単元のチャートを必死で勉強して克服する!
といった明確な努力の方向が分からないんですよね。
自己分析をし、自分が働きたいと思える会社を見つけ、伝え方を研究する。
それが今までの回でしてきた事でした。
ただし、それだけしていればいいのか、決してそうではないです。
本番の面接でそれを伝えられなかったら意味がありません。
その一例がこの動画
http://www.youtube.com/embed/aISYz1x4w5o?eurl=http%3A%2F%2Fwww.camlife.info%2Fcolumn%2Fikaseru10.html&html5=1タイトルの通り、面接失敗です。
では何がいけないんでしょうか。この動画は陥ってはいけないエッセンスが詰まっています。
①受けている企業に関心がない。
②自分が何を出来るか、何をしたいかがはっきりしていない。
ここまでは今までの回で伝えてきた要素です。一番の問題は
③セリフを覚えてきて、思い出しながら話している。
言いたいこと全てを文章化してセリフのように覚えようとすると、
・想定外の質問をされた時
・セリフが一部分でも見失った時
このように総崩れしてしまいます。
ではどうすればいいのか。
その解決策の一つに言いたい事を箇条書きにする事を挙げます。
例:面接官『学生生活の中で、何か達成感を得られた事はありますか?』
家庭教師アルバイトとして高校受験生を受け持ち、1年で模試の成績を偏差値40代から偏差値60代まで伸ばし、志望校に合格させる事が出来ました。生徒が何に躓いているかを理解し、成績悪化の根底にモチベーションの低下が見られたため、レベルに合わせた自作問題集を作成しました。また、定期的に志望校の過去問を解かせることによって意識改革や目標の再確認をさせました。それ以降は模試での成績も右肩上がりになり、志望校の合格を実現させる事が出来ました。このアルバイトの経験から課題解決には地道な分析と努力が必要である事を学びました。
これをそのまま丸暗記はとても難しいですし、何より面接官も話を忘れてしまうでしょう。
なので、まずはこれを箇条書きにします。
・アルバイトとして高校生の受験生の家庭教師をした。
・40台だった偏差値を60台にまであげて志望校に合格させた。
・問題点を分析したところ、勉強へのモチベーション低下が原因だった。
・その子に合わせた指導で意識改革をする
・結果合格
・地道な分析と、それに基づいた努力の大切さを学ぶ
これを何となく覚えておき、
面接官『学生生活の中で、何か達成感を得られた事はありますか?』
⇒家庭教師のアルバイトで高校生の受験生を担当し、無事志望校に合格させた事です。
と概要だけに留めておけばいいのです。
そうすれば次の質問には、
面接官『どのような指導をしたのですか?』や『何か達成感は得られましたか?』
など質問を細かくできるため、自分としても答えやすいですし、相手が何を知りたがっているのかも分かります。
つまり会話のキャッチボールをするつもりで臨めばいいのです。