家庭教師のアルバイトで身につける3つの力
コミュニケーション・問題処理・行動する力
高校まで受験をしてきてようやく大学生になり、次に待ち構えるのは就職活動です。
今までは勉強という目に見えた努力の方法が通用してきましたが、就職活動どう努力をしていいかが分からないと思います。
しかし、当然ですが日常の中で身につけるべき能力というのはやはり存在します。
家庭教師の仕事は必要な3つの能力を磨くにはとても適しているアルバイトです。
上記能力を一つ一つ分けてみていきましょう。
[1.問題処理能力]
問題処理能力とは字の通り、何か問題に対面した時にどう対処できるかという事です。
例えば、家庭教師のアルバイトで生徒が全く宿題をやってくれない。そんな生徒にあたったとします。
何が原因? ⇒ 1.宿題の出し方が曖昧、2.『やっていない事』の実感がない、3.意義が分かっていない。
原因を絞る。 ⇒ 聞いてみた結果、2の『やっていない事』の実感がないが主な原因だと判明。
じゃあどうする? ⇒ 自作の○○君専用『宿題チェック表』(excel)を作成し、自己管理をさせる。
結果はどうか? ⇒ 偶にサボるが以前よりも確実にやってくるようにはなった。
就職活動の面接では、
このように問題を発見・分析・対策・結果これらの一連の流れがいかに効率的で論理的になっているか、という点をエピソードとしてプレゼンするわけです。
家庭教師は基本1対1の指導で、その生徒の抱えている問題を一つ一つ解決していくわけです。当然ですが、生徒の抱える問題は山のようにあるわけで、そういう意味で家庭教師は[問題処理能力]を鍛える事が出来る場というわけです。
[2.行動力]
会社としては発想だけでなく、実際に自ら動ける人を望んでいます。
面接では時にはライバルが何千人単位になるようなこともありえます。
その中で自分を押し出していくためにはやはり印象的なものが好ましいです。
じゃあ何を行動するの??となりますが、そういう考えでは発想はなかなか生まれません。
そうではなく、『自分が物足りない』と感じている事を見つけてみましょう。
家庭教師のアルバイトであれば、
Ex.1:家居酒屋のバイトみたいに人の出会いが活発ではないのが物足りない。と思った。
⇒勉強会の意味合いを含め、家庭教師センターを通して交流会を開いてもらい、それを恒例の行事化し、他センターを含め今まで無かった縦と横の交流・理解を深める事に成功した。
Ex.2:発達障碍児童を担当していて、自分も周りも彼らに対する理解が不十分である。と感じた。
⇒同センターの発達障碍児童を担当している家庭教師を集めて、その理解を深め、情報交換し、彼らに対する指導・理解をより良くするための仕組みを整えた。
などです。こうした行動の種は自分の周りを探せばいくらでも落ちています
[3.コミュニケーション能力]
家庭教師の仕事は生徒に勉強を『伝え・理解させる』仕事です。
録音した自分の会話を聞いてみると、全然印象が違うと思います。
相手の質問にはきちんと意に沿った返しができているか、自分の発言ははっきりとして伝わりやすく、且つ印象が悪くはないか。これを機に意識してみましょう。
コミュニケーション能力として求められるのは、
①『質問の意図を理解しているか』、
②『それに対しはっきり分かりやすく答えられているか』、
③『そして喋り方の印象として好感が持てるか』という事です。
これを家庭教師に当てはめると、
①『生徒から分からない問題に対しての質問、その質問の意図をくみ取る』、
②『それに対し、理解がしやすいようはっきり分かりやすく答えられるか』、
③『その喋り方が、生徒に対して不安などマイナスな感情を与えないように配慮。』
一回一回の生徒へのストローク(会話)を意識していくと、この能力というのは普段の何気ない会話にも反映されると思います。