第1回で書いた、家庭教師で身につく3つの力、
引き続き、今回も問題処理能力という点から家庭教師のアルバイトについて考えます。
家庭教師のアルバイトは『生徒のプロデューサー』です。バイトとはいえ、どう育てるかは自分次第、そしてその生徒の抱える多くの問題を解決に導けるアルバイトです。
問題が多いという事は、つまり、それだけ家庭教師というアルバイトは話せるエピソードも多いという事です。
その問題は生活・親子関係・受験・性格・不登校などなど、多種多様です。。
5回目に選んだエピソードは、
不登校の生徒を指導する
今回はその『不登校児童の復学指導』というテーマを【問題処理能力】という視点で書きわけます。
面接官『学生時代に苦労した事、そこから得た学びがあれば教えてください。』
『アルバイトで家庭教師として2年間不登校だった児童の復学を支援してきた事です。
それまで家庭教師のアルバイトは、ただただ勉強を教えていればいいと思っていました。しかし彼を支援するうちにそうではないと気付き、時間外であっても彼の友人として接して対人関係に慣れさせるなど支援を続けた結果、復学に成功させる事が出来ました。その経験から家庭教師は学習だけではなく、生徒の様々なニーズに応える存在なのだと学びました。』
面接官『学生時代に苦労した事、そこから得た学びがあれば教えてください。』
『アルバイトで家庭教師として2年間不登校だった児童の復学を支援してきた事です。
復学させるにあたって、その原因を調べると「謝るのが苦手」な事から友人関係が保てなくなることにありました。そのため私自身が友人として接し、その中で「謝る」という事を身につけさせていきました。この経験からも、仕事には「ここまでやれば十分」という線はなく、自主的に考えて動くもので、動いただけその満足感が得られるものなのだと学びました。』
①は、学んだ事さえも家庭教師目線になっています。そうではなく、企業一般・仕事一般、または人生一般に言える事を学んだ事としては言うべきです。
そして行動には、動機が必要です。
①は、友人として接したという「行動のみ」があります。
②は、「謝るのが苦手」を直したいという「動機」と友人として接するという「行動」があります。
問題処理能力とはつまるところ、そうした「分析と行動」のロジックがしっかりしているかです。
是非意識してみてください。