ビニールポットの表土直下の温度 | さすらいノラ猫の足跡

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気象庁が発表している8月11日、8月12日の最高気温はこの地域で35度なのですが、気象庁が発表してる最高気温は、地上1.2~1.5メートルの風通しが良く照り返しの無い日陰での数値なので、遮光ネット無しの場合、地表近くのポットや植木鉢ではもろに地表温度や直射日光の影響を受けます。

 

なので実測してみました。

左が黒ビニールポット表土直下の温度(地上からセンサーまで約30cm)、49.6度

右は比較対象として地上1.5メートル宙吊り、40.2度

 

 

 

トレイは地面から25cmほど宙に浮きます。

100円ショップで売ってるプランタースタンド8号を2つ並べた上にトレイを置いて結束バンドでくくってあります。

この上にさらにもう一枚のトレイを重ねた中にビニールポットを並べているので、屋内に移動するときは重ねた上のトレイごと持って行けます。

側面に平面が無いので風に強いです。さすがに台風には持って行かれると思いますが。

 

 

ただトレイが柔らかすぎて重ねた上のトレイだけを持ち上げるのに難儀するのと、紫外線で樹脂の劣化が進んだときのことを考えると割れそうで怖いです。

 

 

上記の環境で最高気温予報よりポット内温度は+15度程になりました。株の大きさや品種にもよるでしょうが、この温度がパキポディウムやアデニウムにとってどれ程のストレスがかかるのか興味深いです。

 

 

中型のアデニウム・マルチフローラム3株とパキポディウム・ラメリーは以前から屋外管理でしたが、屋外に出すのはほとんどの株が今年からなので、まだわからないことだらけです。

 

 

屋内の照明付き温室は最高気温33度までしか上がらない設定なのですが、それらの株を今の時期にいきなり屋外管理しても障害が出ないのには驚きです。

 

 

 

 

 

おまけ

パキポディウムの実生をやっていると発芽初期から縦に(時には盛大に)伸びる個体が出てきませんか?同じ環境なのに丸っこいままの個体もあります。

発芽初期から縦の成長を抑制してやると、その後の成長にどのような影響が出るか気になったので実験しています。結果が良ければブログで方法なども書くつもりです。

 

パキポディウム・グラキリス 播種から発芽まで紹介した発芽時の写真

 

 

上の写真右の最も縦に伸びたフラキリスは下写真の右下の個体です。

 

 

 

2段になって発芽したパキポディウム・グラキリスで切り離された2個体は下写真の左側の上下2個体です。元気に育ってます。