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【ゼンブヌードル】8食モニターセット



 最近,リリースが相次いでいる,ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の初期音源です.
 私的には,ミック・テイラー(Mick Taylor)在籍時の初期音源程度しか聴かないのですが,今回,1970年の音源がリリースされたので購入.

 本アイテムは,1970年8月30日スウェーデンはマルメのバルチスカ・ハレン公演を皮切りに,10月9日オランダはアムステルダムのRAI公演まで行われた欧州ツアーから,ツアー 2公演目に当たる 9月2日フィンランドはヘルシンキのオリンピアシュタディオン公演のステレオ・オーディエンス録音と,欠落曲部分をボーナス的に 10月5日ドイツはフランクフルトのフェストハレ公演のオーディエンス録音を収録し,疑似完全版とした 『 Helsinki 1970 (No Label) 』 で,マスタリングには定評のある GRAF ZEPPELINレーベルが手掛けたものです.

 因みに,ボーナス収録として使用されている10月5日フランクフルト公演のオーディエンス録音は,過日リリースされた 2枚組の 『 Frankfurt 1970 (No Label) 』 に使用されたオーディエンス録音とは別ソース(Recorder 1)です.

 然程,距離感は感じないものの,出音的に若干ヴォーカル・パートが引っ込んでいるのと,マイク位置と周囲の観客の位置(動き)により音が少し遮断されあたように感じる箇所がありますが,録音された年代を考えれば,高音質のオーディエンス録音と言えると思います.

 メーカー情報では
 『ミックが連日に渡ってハイテンションな熱唱をやすやすと繰り広げていたことでマニアには伝説化されていた1970年ヨーロッパツアー。その超絶パフォーマンスの模様を捉えた音源をサウンドボード、オーディエンス問わずリリースし続けてまいりましたが、今回はその序盤であるヘルシンキ公演をリリース。この日はツアー二日目であり、前日は大好評発売中の『MALMO 1970』。つまり後のパリラジオ放送やこのツアーの魅力をいち早く知らしめたラバーダバーLPのエッセンといった名演の高みへと上り詰める前の序盤の模様を捉えた貴重オーディエンス録音となればリリースは必然。
 そんなヘルシンキですが、録音が「Midnight Rambler」までという不完全収録が仇となって、アイテムは現代までDACの『LIVE IN HELSINKI』だけでした。しかしミックの歌声を中心とした音像は驚くほど近く、それどころかステレオ録音されていたという驚きの音源であったのです。このツアーのステレオ・オーディエンスと言えばこれまた大好評発売中『FRANKFURT 1970』に収録されたフランクフルト二日目に次ぐものであり、ヘルシンキでステレオのオーディエンス録音が敢行されていたとは驚き。
 確かにオープニング「Jumping Jack Flash」が始まった瞬間の歓声がはっきり左右から分かれて飛び交っており、なるほど当時としては画期的なステレオ録音であったことを実感させられるかと。

 このように十分聞きやすい素性のオーディエンス録音だったのですが、DAC盤(以下“既発盤”と称します)がリリースされた約15年前のテクノロジーでは攻め切れていない部分があった。確かに当時は貴重な初登場の70年ツアー音源としてマニアには歓迎されたのも事実。しかし録音全体を通してのヒスノイズを超えた「シー」というレベルのノイズ。これが演奏に負けない大きさで混入してしまっており、それが「Love In Vain」や続くアコースティック二曲ではいよいよ耳障りなレベルとなってしまっていた。
 もう一つは1970年のビンテージ・オーディエンス録音らしく「ブー」というノイズが終始混入しており、結果として「かなりマニア向けな音源」という印象を強めてしまっていたのです。せっかく音像の近い録音だけに、もしそれらのノイズが無ければ格段に聞きやすかったであろう…そんな印象のマニアック・オーディエンスがヘルシンキでは。
 そこでせっかく素性の優れた貴重オーディエンスの徹底レストアを「GRAF ZEPPELIN」が元音源に遡って敢行。その成果は凄まじいものがあり、ここまで挙げた「シー」に「ブー」という(笑)耳障りなノイズが一気に緩和。これまでの「かなりマニア向けな音源」から「マニアなら余裕で楽しめる音源へと」バージョンアップ。既発盤をお持ちのマニアなら、この変貌ぶりには驚かされること間違いなし。おまけに既発盤はピッチが高く、その点も「GRAF ZEPPELIN」はしっかりアジャスト。

 ツアー序盤ということもあり、後の有名音源の時期には演奏されなくなったアコースティック二曲、しかも前年と違いキースが12弦でさわやかに伴奏するアレンジがこの近めな音像で楽しめるとは魅力的。それらに続いた「Dead Flowers」の他に類をみないスローなテンポの演奏がまた実に面白く(これでライブ披露二回目ですし)、翌年以降どんどん速度が上がってゆく演奏も当初はこんなに慎重に演奏されていたのだという貴重なドキュメントでもある。
 先に触れたように録音は「Midnight Rambler」で終わってしまうのですが、その演奏がまた面白い。中盤ボストンのくだりでは演奏がブレイクする度に観客がキャアキャアと歓声を上げているのです。それはミックを始めとした演奏のテンションの高さに煽られた結果ともいえ、この他にないユニークな臨場感もノイズが一掃されたことでよりリアルに伝わってくるのです。
 そしてライブ後半に該当するパートに関しては『FRANKFURT 1970』のフランクフルト初日で補填要員として使われていた「recorder 1」の後半部分を収録することでライブ全体が疑似体験できる編集にまとめています。ここは別ソースというマニアックなお楽しみ。全体的にもマニアックな編集でまとめられていますが、今回のヘルシンキの聞きやすさマシマシ具合には絶対に驚かされること間違いなし!
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REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN
(リマスター・メモ)

★この音源、どうやらステレオのようです。演奏は終始右側に偏っていますが、これは仕方なし。
ステージ脇直近で聞いてると思えば、意外と楽しめちゃいます。

★帯域調整とハムノイズ除去、回転ムラ補正を行ったことで、既発DAC盤に比べ俄然聞きやすくなっています。
*低域の強烈なブーンというノイズが圧倒的に減少
*シャーともシーともつかないスプレーノイズが大幅減少(*それでもヒスはありますが許容範囲)
*Love In Vainなどでの繊細な場面で気になった音ヨレが解消

★本編がMidnight Rambler迄の収録なので、後半にボーナスとしてフランクフルト10月5日公演の
Rec1を4曲収録(*先日リリースのとは別のソースです)。Rec1はLet It RockおよびLittle Queenieが元々存在しませんので下記4曲がボーナスとなります。これで概ね全長のライブぽく堪能できます。』

Helsinki 1970 (No Label)
 
 Live At Olympiastadion, Helsinki, Finland
 02nd September 1970
 [UPGRADE]

   01. Introduction
   02. Jumping Jack Flash
   03. Roll Over Beethoven
   04. Sympathy For The Devil
   05. Stray Cat Blues
   06. Love In Vain
   07. Prodigal Son
   08. You Gotta Move
   09. Dead Flowers
   10. Midnight Rambler

   [Festhalle, Frankfurt, Germany 5th October 1970 / Recorder 1]
   11. Live With Me
   12. Brown Sugar
   13. Honky Tonk Women
   14. Street Fighting Man
   TOTAL TIME (60:26)

  Jumping Jack Flash
 
  You Gotta Move
 
  Brown Sugar
 

[参考]
 1970 European Tour Dates
 August
  30 Baltiska Hallen,Malmö,SWEDEN

 September
  02 Olympiastadion,Helsinki,FINLAND
  04 Råsunda Stadion,Stockholm,SWEDEN
  06 Liseberg, Gothenburg,SWEDEN
  09 Vejlby-Risskov Hallen,Risskov,DENMARK
  11 Forum København,Copenhagen,DENMARK
  12 Forum København,Copenhagen,DENMARK
  14 Ernst-Merck-Halle,Hamburg,GERMANY
  16 Deutschlandhalle,Berlin,GERMANY
  18 Sporthalle,Cologne,GERMANY
  19 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY
  20 Killesberghalle,Stuttgart,GERMANY
  22 Palais des Sports,Paris,FRANCE
  23 Palais des Sports,Paris,FRANCE
  24 Palais des Sports,Paris,FRANCE
  26 Wiener Stadthalle - Halle D,Vienna,AUSTRIA
  29 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY

 October
  01 PalaLido Palazzo Dello Sport,Milan,ITALY
     ⇒ [Two Shows]
  03 Palais des Sports,Lyon,FRANCE
  05 Festhalle,Frankfurt,GERMANY
  06 Festhalle,Frankfurt,GERMANY
  07 Grugahalle,Essen,GERMANY
  09 RAI,Amsterdam,NETHERLANDS










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