1964年にデビューし,1970年1月リリースのアルバム 『 Bridge Over Troubled Water (明日に架ける橋) 』を最後に活動を停止するまで,フォークやフォーク・ロックを代表するデュオとして数々のヒット曲を世に送り出し,1990年に ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りをも果たした サイモン・アンド・ガーファンクル(Simon & Garfunkel).

 そんな サイモン・アンド・ガーファンクル(Simon & Garfunkel)の商品として,今回 『 Sounds Of Silence US MONO (No Label) 』 に次いで登場したのは,1966年10月にリリースされた 3rd アルバム 『 Parsley, Sage, Rosemary and Thyme (パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム) 』 の,US MONOモノラル:Monaural)盤を,話題の Prof Stoned がトランスファーした 『 Parsley, Sage, Rosemary and Thyme US MONO (No Label) 』 なのです.


 メーカー情報では
 『S&Gの通算三枚目のアルバムである「PARSLEY, SAGE, ROSEMARY & THYME」はステレオ、モノラル問わずビンテージLPではクリーンな再生のハードルが高い。というのもアルバムの冒頭を飾った稀代の名曲「Scarborough Fair」が静かに始まる曲ゆえ、ビンテージな60年代のオリジナルLPではどうしたってバチバチというノイズが避けられない。それどころか本アルバムのA面は「早く家に帰りたい」まで静寂なイントロで始まる曲ばかりという、実にコンディション泣かせな構成となっており、これらの曲をビンテージLPにてクリーンに再生するというのは至難の業。
 その点Prof Stonedが果敢に挑んでくれたオリジナル・モノLPからのトランスファーは先の「Scarborough Fair」を聞いただけで「勝負あり」。一体、どうしたらこんなにクリアーに60年代のビンテージLPから収録できるのでしょうか。あの静かなイントロの最中でもLPにありがちなノイズがまったくみられない。当然「早く家に帰りたい」のイントロまで澄んだ音で安心して聞き込める。それでいてノイズを無理に抑えたような痕跡が一切ないのだから驚くしかありません。

 この「早く家に帰りたい」がステレオとは大きくミックスが異なることもモノ・バージョンの大きな魅力。ここではステレオとは比べ物にならないほどサイモンのボーカルが近くて生々しい。こちらの方が好きだというマニアが多いのでは。続く「The Big Bright Green Pleasure Machine」もステレオよりソリッドで迫力満点な印象。
 アルバムはB面を迎えても繊細な録音の曲が多く、その最たる例と言えるのが「The Dangling Conversation」。そのストリングスの調べや全体を通しての繊細な演奏をモノラルのビンテージLPでクリーンに聞き通すのは不可能と言え、それがこれほどまでに澄み切った状態で楽しめるとは。その一方でアナログチックかつモノラルのウォーミーな音も自然に再現されている。
 次の「Flowers Never Bend With The Rainfall」はステレオよりも二人のボーカルがドライでしかも前面に押し出されている様は目の前で歌っているかのよう。おまけにこの曲で目立つタンバリンの音が歪まず聞けるコンディションの良さも驚き。そのタンバリンが次の「A Simple Desultory Philippic (or How I Was Robert McNamara'd Into Submission)」ではステレオ以上に激しく打ち鳴らされるミックスはインパクトが大。

 そして「For Emily, Whenever I May Find Her」のまたしても静かな演奏、タンバリンが他の曲以上にシャンシャン鳴りまくる「A Poem On The Underground Wall」など、S&Gのアルバムの中でも飛び抜けてコンディション泣かせな楽曲揃い(笑)あるいはクリーンに再生するのが難しすぎるアルバムのモノをここまで完璧にトランスファーしてみせたというProf Stonedの面目躍如とも言えましょう。

 何と言ってもオリジナルのUSモノLPを手軽に手に入れること自体が難しくなってしまったLP復権の2022年。あの美しい「Scarborough Fair」から始まる繊細なモノ感がスクラッチノイズ一切なしで聞きこめる驚きのCDバージョン。これまたお手軽にビンテージ・モノを心ゆくまでお楽しみいただけます!』

Parsley, Sage, Rosemary and Thyme US MONO (No Label)
 

   01. Scarborough Fair / Canticle
   02. Patterns
   03. Cloudy
   04. Homeward Bound
   05. The Big Bright Green Pleasure Machine
   06. The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)
   07. The Dangling Conversation
   08. Flowers Never Bend with the Rainfall
   09. A Simple Desultory Philippic (Or How I Was Robert McNamara'd into Submission)
   10. For Emily, Whenever I May Find Her
   11. A Poem on the Underground Wall
   12. 7 O'Clock News / Silent Night
   TOTAL TIME (28:42)

 Homeward Bound
 
 Flowers Never Bend with the Rainfall
 
 7 O'Clock News / Silent Night
 

[参考]





























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#2022-12-27