1月7日バーミンガムのタウン・ホール公演を皮切りに 2月17日エジンバラのアッシャー・ホールで幕を閉じた英国ツアー.
 このツアーからは 1月9日のロイヤル・アルバート・ホール公演がプロ・ショットのオフィシャル映像として残されているので,観られた方も多いのでは無いかと思います.

 今回,商品を 2組購入するうと希望者に配布されるギフト・アイテムとして登場したのは,この英国ツアーに続いて,2月23日フィンランドはヘルシンキのクルトゥルリタロ(カルチャーハウス)公演を皮切りに,3月12日ドイツはデュッセルドルフのラインハレ公演まで行われた欧州ツアーからツアー初日に当たる,2月23日フィンランドはヘルシンキのクルトゥルリタロ(カルチャーハウス)公演をオーディエンス収録した 『 Helsinki 1970 (Gift CDR) 』 です.

 ロイヤル・アルバート・ホール公演のライヴ映像観たり音源を聴いた方なら判ると思いますが,この時期は粗削りながら勢いのある演奏が展開されているのですが,この日は少し精彩を欠いている感もあります.
 因みに既発ではメーカー情報にも記載されていますが Mandala Recordsレーベルの 『 Vahalla I Am Coming(MA2112-1,2) 』,Gold Standardレーベルの 『 Fixin' To Die (FIX 1/2) 』,Taranturaレーベルの 『 Toccata & Fugue (TF-001,002) 』 があります.

 音像は少し遠く,ヴォーカルがオフ気味ではあるものの,逆にギターの音は前面に出ており,ギター・フリークには楽しめると思います.音質もこの年代のオーディエンス録音としては高音質と言えるのでは無いでしょうか.

 メーカー情報では
 『70年欧州ツアーよりヘルシンキ公演を良好モノラル・オーディエンス録音のベストバージョンにて収録!最近は全くリリースされていない貴重ライブで、今回は久々の音盤化。
 本公演のタイトルはCDブート創世記1992年頃にVEHALLA I AM COMING(2CD)にてひっそり初登場。その後続けてFIXIN' TO DIE(2CD)、TOCCATA & FUGUE(2CD)などが94-95年頃に続けてリリースされ、FIXIN' TO DIE(2CD)がトータル的にベストとされ、何故かそれっきりどこからもリリースされず現在に至ります。

 今回のタイトルは音質面では概ねFIXIN' TO DIE(2CD)と同程度の十分ナチュラルと言えるサウンドですが、FIXIN' TO DIE(2CD)ではそこそこクリアなサウンドながら、ブーンというノイズが耳障りな箇所もありました。しかし今回はヒスノイズこそあれ、そのブーンというノイズのない明らかに既発ベストな音源よりCD化。元々ボーカルが若干遠目なバランスなのですが、演奏そのものをかなり近くで捉えた音源で、1970年という時代を考えれば十分鑑賞に堪えうるサウンドと言えます。
 収録内容面についてもTOCCATA & FUGUE(2CD)などで見られた幻惑終盤のカットがないのはもちろんのこと、White Summer-Since I've Been曲間およびMoby Dick-How Many More Times曲間もカットなし、また終演後の歓声が長いなど、若干とは言え既発よりも確実にアップグレードの確認できる、現時点でのベストタイトルに仕上がっています。本来ならプレス盤化もふさわしい音源がギフトタイトルで登場です。

 (コンサートの内容は下記の「Live File」の文章でご確認ください。)
 ツアー初日のヘルシンキ公演。音像としては近くで録音されたオーディエンス録音だが、バランスが悪く、ギターの音が前面に出ているため、ボーカルがオフ気味だ。
 「Since I've Been Loving You」の後半はギターのチューニングが多少狂っている影響か、ジミーのプレイはメロメロで、こういうプレイをバックにボーカルがとれるプラントの偉大さを改めて認識してみるのも悪くないだろう。
 ただし、このような音のバランスでこの時期の「Since I've Been Loving You」を聴くと、ロイヤル・アルバート・ホールにおける同曲が、どうして「Led Zeppelin DVD」に収録されなかったのか分からないこともない。ギターアレンジが全く確立されていないし、この時期の演奏をジミー本人が全く気にいっていないのは明白だ。
 「How Many More Times」の最後に、プラントが趣味丸出しといったジーン・ビンセントの「Be-Bop-A-Lula」が瞬間的なノリだけで加えられていて、この瞬間はなかなか楽しめる。』

Helsinki 1970 (Gift CDR)
 
 Live At Kulttuuritalo,Helsinki,FINLAND 23rd February 1970

  Disc 1
   1. We're Gonna Groove
   2. I Can't Quit You Baby
   3. Dazed And Confused
   4. Heartbreaker
   5. White Summer - Black Mountainside
   6. Since I've Been Loving You
   7. Organ Solo
   8. Thank You

  Disc 2
   1. MC
   2. Moby Dick
   3. How Many More Times
   4. Whole Lotta Love
 
 We're Gonna Groove
 
 Since I've Been Loving You
 
 Whole Lotta Love
 


[参考]
 Vahalla I Am Coming(MA2112-1,2)
 
 Fixin' To Die (FIX 1/2)
 
 Toccata & Fugue (TF-001,002)
 

1970 UK & European Tour Dates
   [UK Tour]
  January
   07 Birmingham Town Hall,Birmingham,UK
   08 Colston Hall,Bristol,UK
   09 Royal Albert Hall,London,UK
   13 Guild Hall,Portsmouth,UK
   15 Newcastle City Hall,Newcastle upon Tyne,UK
   16 Sheffield City Hall,Sheffield,UK
   24 University Refectory,Leeds,UK

  February
   17 Usher Hall,Edinburgh,UK
       ⇒ Rescheduled Date:Originally Scheduled For February 7
 
   [European Tour]
   23 Kulttuuritalo,Helsinki,FINLAND
   25 Konserthuset,Gothenburg,SWEDEN
   26 Konserthuset,Stockholm,SWEDEN
   27 Concertgebouw,Amsterdam,NETHERLANDS
   28 K.B. Hallen,Copenhagen,DENMARK

  March
   02 Un-Known,Brussels,BELGIUM
   03 Un-Known,Cologne,GERMANY
   04 Un-Known,Hanover,GERMANY
   05 Un-Known,Frankfurt,GERMANY
   06 Un-Known,Nuremberg,GERMANY
   07 Montreux Casino,Montreux,SWITZERLAND
   08 Circus Krone Building,Munich,GERMANY
   09 Wiener Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA
   10 Musikhalle,Frankfurt,GERMANY
       ⇒ Cancelled
   10 Musikhalle,Hamburg,GERMANY
   11 Musikhalle,Hamburg,GERMANY
   12 Rheinhalle,Düsseldorf,GERMANY

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