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小川村塾ブログ

小・中学生・高校生のための学習塾 [小川村塾]
〒417-0842 静岡県富士市三新田9-20TEL 0545-32-0662   
生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

静岡県では9月初旬に中学3年生は学力調査テスト(静岡県統一テスト)があります。

数学において必ず出題される連立方程式の利用(文章問題)の対策をしていて気づくことがあります。

 

簡単な個数問題を文字式で表すことができない。

その結果、方程式を立てることができない。

そのため、連立方程式の利用はできない。

という結果になってしまっている。

ということです。

 

簡単な個数問題を文字式で表すことができない。

とはどういうことなのか。

極端なことを言うと、80円のみかんをa個買った時の代金の80a円が表せないということです。

 

文字式は小学6年生の「文字と式」という単元で学習します。

これは中学1年生で学習する文字式の基礎として学習します。

この時にもう数量が文字を使って表すことができないということが出てきます。

数量を文字で表すことはそんなに難しいことではないと思うかもしれません。

 

しかし、前述の文字式を問題として

80円のみかんをa個買いました。

代金はいくらですか。

という問題にして尋ねてみます。

 

80a円とすぐに答えられると思うかもしれません。

しかし、文字式を使うことが苦手の場合にはすぐに80a円と答えることができません。

この時、「1個の値段×個数=代金」という概念がないということが文字式で表せない要因の一つになります。

 

そこで、文字を使わないで、a個の代わりに実際の数で尋ねてみます。

みかんが2個では代金はいくら。

と尋ねます。

すると160円と答えます。

そこで160円はどのような式を使って求めたのか。

式を尋ねます。

すると、その式 80円×2個 が分からない。

となります。

 

160円という答えは出るけれども、どのような式で出したのかが分からないのです。

「1個の値段×個数=代金」が理解できていない。

ということになります。

 

今回の例は極端な例ですが、答えは分かるが式は分からない。

ということの要因は小学生の低学年から始まります。

 

答えを求めることを重視しすぎるあまり本当は重要な式を考えることを軽視した結果です。

式を考えることよりも答えが合っていることを重視し、感覚で答えを出すようになっています。

すると勉強すればするほど答えは早く出ますが、式の意味は分からないままということになります。

 

そんなことを小学生の低学年から繰り返していくと式の意味など関係なく答えが出るようになってしまいます。

 

それが逆に文字式の意味が分からない。

文字式が表せない。

方程式が立てられない。

ということに実はつながる要因の一つになっています。

 

小学生の低学年から答えを出すのに時間がかかっても答えを導くための式をしっかり考えて答えを出す習慣をつける。

 

このことが、小学生の低学年から考えておかなければならない重要なことになります。

 

 

 

2024/08/19

 

 

勉強したのにテストで良い点が取れなかった。

勉強してもテスト結果がよくないから勉強しても無駄だ。

と言う人がいます。

 

しかし、自分では勉強しているつもりでも客観的に見ればそれほど勉強はしていない場合が多くあります。

自分は勉強しているつもりでも、客観的には勉強していない。

そうであれば、勉強方法をもう一度見直してみる必要があります。

 

勉強方法については個人差がありますので、このようにすれば良いという決定打はありません。

色々な方法を試して自分に合った勉強方法を見つけていくしかありません。

 

しかし、勉強ができる人には共通した勉強のコツがあります。

そのことは知っておく必要があります。

 

それは、勉強して間違えたところをしっかりと理解するようにしていることです。

問題を解いて間違った箇所や理解できなかった箇所は徹底的に理解しようとしています。

できない人は残念ながらそのようなことがなされていません。

 

勉強してもできないと思っている人は間違った個所を理解しようとする意識を持たなければなりません。

 

そんなことを言っても分からないことは理解できない。

そんな気持ちも分かります。

ですから、まずは理解しようとする意識を持つことから始めます。

 

問題を解いて、丸付けをして、間違ったところにはバツをつけて、それでおしまい。

間違った所の正しい答えを書きなおして、それでおしまい。

 

これではできるようにはなりません。

問題を解いただけでしっかりと勉強した。

と思ってしまうと勉強しているのにテスト結果がよくない。

ということになります。

 

まず、自分の力で問題を解いてみます。

その後、答え合わせをして間違えたところの問題をよく読みなおして理解するようにします。

 

しかし、問題を解いて間違えたところや分からないところが多い場合は答え合わせをじっくりとして理解することなどできません。

そのような場合、ただバツをつけるだけになってしまいがちです。

 

そうならないようにしなければなりません。

そのために解く問題数を少なく区切って、その都度答え合わせをするようにします。

つまり、5問くらい問題を解いたら答え合わせをするという方法を取ります。

 

答え合わせをする数を少なくすれば、間違った個所が多くても答え合わせがしっかりできます。

間違いが多い場合は欲張らないで、少しの問題数についてだけでも、しっかりと答え合わせをするようにします。

そのようにして、少しでもしっかりと答え合わせをすることを習慣化させるようにします。

 

問題を解くだけでは勉強したことにならないことを自覚させます。

問題を解いて間違った個所を理解することが勉強したことになる。

このことが分かってくれば、答え合わせの仕方も変わってきます。

最終的に、そのことがテストの結果に結びついてきます。

 

「素直で頑固」

一見ふたつは合わないようなことと思われるかもしれません。

しかし、これは勉強ができるようになる必要な要素です。

 

「ここはこのように解くともっと簡単にできるよ。」

「こうしたらいいよ。」

というような意見を素直に聞いて実行する。

 

「これができるまで、分かるまで、ずっと考える。」

自分が納得するまで続ける頑固さ。

 

これらは勉強ができるようになるには必要です。

 

人の意見を聞かず、勝手な行動をとる。

すぐにあきらめてしまう。

というようでは残念ながら勉強はできるようにはなりません。

 

「賢者は愚者からも学び、愚者は賢者からも学ばず。」

 

という中国の古い言葉があります。

素直に色々な意見を聞くということは次なる成長につながります。

 

 

 

2024/07/30

 

 

映画を観るまで グリーンブックというガイドブックがあったことも知らなかった。

しかも、それが黒人旅行者を受け入れるホテルやレストランなどの一覧が掲載された本のことなど当然知らなかった。

 

そして映画を観て自分がいかに幸せなのかを知った。

 

映画は1960年。

天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーがイタリア系男、トニーを運転手兼マネージャーとして 雇い、当時あえて黒人差別の強い南部でのピアノコンサートツアーを行うという実話に基づいた映画。

 

テーマの1つは現在も根強く残っている人種差別。

1960年当時のアメリカ。

リンカーンが奴隷解放宣言をして約100年経ったアメリカの南部では依然として黒人差別が行われていた。

 

その南部へピアニストとして演奏旅行をするのだからドクター・シャーリーはピアノ演奏では拍手をもらうが、演奏以外では黒人扱いなのでひどい仕打ちを受ける。

 

彼はカーネギホールの上階の高級マンションに住んでいる高名なピアニスト。

それなのに、何故あえて黒人差別の強い南部でコンサートを行う計画を立てたのか。

 

それが2つ目のテーマではないかと思う。

答えは語られないが。

 

人種差別を扱った映画「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」と違う。

そこが同じ人種差別を扱った映画なのに観ている時に変な重さがなくまた後味がよい。

 

それはどうしてか。

それは、ドクター・シャーリーは自分から黒人差別のひどい渦の中に飛び込んで行った。

自分からひどい差別を受けるような機会を作った。

 

高級マンションに住んでピアノの演奏をして豊かに暮らすことができる。

それなのに何故か。

 

山崎豊子著「二つの祖国」の匂いがする。

日本人なのにアメリカで育ち、アメリカ人からはアメリカ人とは見られず。

日本人からは日本人と見られない。

 

それと同様なことがドクター・シャーリーにもあったのかもしれない。

黒人なのに富裕層。

普通の黒人からは黒人とは違うと思われる。

そして、ピアノ演奏の能力は認めるが、他は普通の黒人扱いをされる。

 

どっちの人間にもなれていない。

自分は何なのだろう。

そう思ったのかもしれない。

 

自分を見つけたい。

そんな気持ちがあえて黒人差別の強い南部でのピアノ演奏旅行を計画したのだろう。

 

とにかく淡々として物事が進んでいくが2人の関係が強まっていくのが分かり、最後は気分よく観終えることができる映画。

 

差別はどうしても起こる。

差別なんかないと言っても

それはきれいごとで、些細なことで差別は起こる。

 

人種、階級、障害、能力、財力、あらゆることが差別の対象になる。

差別は常に起こっている。

 

しかし、日本にいる限り日本人同士での人種差別は感じない。

部落差別があると言われるが、当事者は深刻な問題だろう。

しかし、表立って叫ばれることはない。

しかし 島国から外へ出た時には大きく感じる。

 

人種差別は受けてみなければ分からない。

今いる環境から出てみなければ分からない。

日本の中にいる限り人種差別はあまり感じられない。

日本という国、島国から出て海外へ行ってはじめて分かる。

そして、差別はいけないということも痛感する。

 

2024/07/28

 

 

小学生が算数において夏休みにすべきこと。

文章問題に慣れる。理解する。

文章問題の理解度は中学の連立方程式の利用などの理解に大きく影響してきます。

 

小学生の算数において

よく言われることの一つに文章問題が解けない。

設問の内容が理解できない。

ということがあります。

 

小学1年生において、たし算を学習した時の文章問題はたし算となっています。

そのため、たし算ができれば文章問題も解けます。

ひき算を学習した時も同様なので、この時期には文章問題はあまり気にはなりません。

 

それが小学2年生の途中で

「たすのかな」「ひくのかな」という単元があり、この単元で初めて文章問題ができない。

理解できていない。

ということが気になります。

 

そこで、はじめて文章問題が解けない。

設問の内容が理解できていない。

ということに直面します。

 

この時は設問が

「合わせていくつ」

「ちがいはいくつ」

というような設問になっています。

 

そこで

「合わせていくつ」ならば、たし算。

「ちがいはいくつ」ならば、ひき算。

と覚えてしまえばこの単元はできるようになります。

 

ただ、内容が理解できているかは疑問が残る状態です。

 

この時にもうひとつ理解度が求められるのが2つの式で答えを出す文章問題です。

一つの式で答えを求めるような文章問題ならばできますが、2つの式で答えを出すような文章問題はできない。

このようなことがよくあります。

 

小学3年生の初めにわり算の学習をします。

この時も文章問題はわり算の文章問題なので式はわり算で問題は解くことができます。

 

このわり算を学習して、+-×÷の四則計算の基礎の学習をすべてしたことになります。

小学3年生以降の文章問題では式は四則計算のどれかを使った計算式ということになります。

 

文章問題の理解ができないということは四則計算のどの計算を使うのかが分からないということになります。

小学3年生の文章問題ならば

①   りんご4個を1箱に入れます。5箱ではリンゴは何個入りますか。

②   30個のアメを同じ数だけ6人に配ります。1人分は何個になりますか。

このような文章問題になります。

これは一つの式で解ける文章問題です。

 

アメが1袋に8個入っています。

6袋もらったので9人の子供同じ数ずつ配りました。

するとアメは3個あまりました。

アメは1人に何個ずつ配りましたか。

 

このような問題が一つの式では解けない文章問題です。

内容の理解が必要となります。

このような文章問題が解けるようになることが必要となります。

 

このような問題をできるようにするためには同様な問題(類題)を多く解いてパターンを覚えればよい。

と思うかもしれません。

その方法もあるでしょう。

 

しかし、効果的な方法は

四則計算のどれかを使って一つの式で解く文章問題をランダムに解いていく。

という方法が効果的です。

 

前述文章問題を細かくひとつひとつの式に分けて考えてみます。

 

アメが1袋に8個入っています。

6袋もらったので9人の子供同じ数ずつ配りました。

するとアメは3個あまりました。

アメは1人に何個ずつ配りましたか。

 

①   アメは8×6=48個もらった。

②   配ったアメは48-3=45個

③   3人に配ったアメの数は45÷9=5個

ということで答えは5個となります。

 

このように3つの式により、この文章問題は解くことになります。

つまり、3つの式のひとつひとつは基本の四則計算により成り立っています。

ひとつひとつの式の集まりより答えは導き出されています。

 

そこで、このような文章問題を解けようにするためには

四則計算(×÷+-)を使った1つの式を作って考える文章問題をランダムに並べて解いていきます。

 

それらの文章問題を解くための式はかけ算の式なのか、たし算の式なのか、など。

文章を読んで考えなければなりません。

しかし、文章問題としては基本の問題となります。

 

1つの式で解けるような文章問題なので、それほどむずかしくはありません。

これをくり返して式を作ることが簡単になったならば、今度は四則計算を使って2つの式で考える 文章問題をランダムに解くように します。

 

このようにしてくり返して文章問題を解くようにしていくと文章問題の理解度が上がり、文章問題を考えて解くようになります。

 

2024/07/28

 

 

静岡県の公立中学3年生が数学において夏休みにすべきこと。

 

中学3年生の夏休みにすべきことは学調テスト対策です。

学調テストは静岡県共通の実力テストです。

このテストが夏休み明けの9月初めにあります。

学調テスト結果は高校入試の志望高校決定の参考にされます。

 

学調テスト対策は数学においてどのようにすればよいのか。

5科目の中で数学はいちばん出題傾向が決まっています。

 

学調テストの数学はどのような傾向の問題が出題されるのかが分かりやすい。

というわけです。

ただ、どのような傾向の問題が出題されると分かっていても解けないのが数学です。

 

基本の問題は出題傾向に合わせて対策をすればできます。

しかし、応用問題については出題傾向が分かっているだけでは解くことができません。

学調テストにおいてこのことは言えます。

 

昔は応用問題も過去問題とほとんど同様の問題が出題されることがありました。

過去問題の出題傾向に合わせて対策をすれば満点が取りやすい時期もありました。

しかし、近年は出題傾向が分かっていても、ちょっと対策をしただけでは応用問題は解けません。

 

そこで、夏休みにすべき学調テスト対策は自分の数学の学力を自己分析し、50点満点中何点を 取ることを目標とすべきかを考えます。

 

数学が苦手、普通、得意。

この3つのうちのどこに入るのか。

それに合わせて対策をするようにします。

 

苦手な場合は

出題傾向に合わせた計算問題を確実にできるようにします。

計算問題は基本の計算が出題されます。

対策により得点できます。

これにより、50点満点中14点が取れます。

その後、基本問題の資料、展開図、確率、関数(合計14点)の対策を行います。

 

普通の場合は

合同の証明と1次関数の応用問題を除いた残りの問題の対策を行います。

その中でも、連立方程式の利用の対策を行いできるようにすることが重要になります。

この連立方程式の利用をできるようにしておかなければなりません。

 

得意の場合は

連立方程式の利用、1次関数の応用、合同の証明について対策を行います。

これらの応用問題ができるようにすることが高得点につながります。

 

これらの目標に合わせて学調テスト対策をすること。

これが中学3年生の夏休みにすべきこととなります。

 

2024/06/24

 

 

中学2年生が数学において夏休みにすべきこと。

 

中学2年生になって夏休みにすべきことは

夏休み前に学習した「連立方程式」をできるようにしておくことです。

 

まずは計算ができること。

連立方程式が解けることです。

 

これは中学1年生で学習した1次方程式ができているかが関係してきます。

1次方程式が解けていなければ連立方程式は解くことができません。

 

けれども1次方程式の学習をし直す必要はありません。

連立方程式の計算ができるようにすることによって1次方程式もできるようになります。

 

夏休みにすべきこと。

まずは連立方程式が確実に解けるようにする。

 

基本の連立方程式が解けるようになった後に

「連立方程式の利用(文章問題)」をできるようにします。

 

中学1年生の時に学習した「1次方程式の利用」がむずかしかった場合も

計算の時と同様で「1次方程式の利用」の復習をする必要はありません。

 

まず「連立方程式の利用」の3つの基本問題の式のパターンを覚えてできるようにします。

これができるようになれば応用もできるようになります。

 

3つの基本問題とは過不足、道のり、割合問題です。

過不足問題では「~は…である。」

これを「~=…」という等式にします。

道のり問題では線分図をかいて考えます。

割合問題では割合を分数で表します。

 

これらのことを意識してそれぞれの問題の式を作るようにします。

パターンを覚えるようにします。

 

そのために

文章を読んで等式を作ることができるようにする。

「~は…である。」 → 「~=…」

「~の5倍は…である。」 → 「~×5=…」 など。

文章から読み取って式を作ります。

文章のキーになる言葉を意識して等式を作るようにします。

 

すると等式のパターンが分かり式を作るのに慣れてきます。

夏休みはこれらのための学習時間を作ることができます。

 

「連立方程式の利用」、「1次関数」、「合同の証明」が中学で重要な3つの単元となります。

この3つの単元を中学2年生で全て学習します。

ですから、中学2年生が中学で一番重要な学年と言われます。

 

夏休みにすべきこと。

中学2年生は「連立方程式の利用」をできるようにしておくことです。

 

 

2024/07/18

 

 

中学1年生が数学において夏休みにすべきこと。

 

中学1年生が夏休みまでに中学で学習したことは期間で言うと正味3ヶ月間位しかありません。

学習内容も正負の数、文字式についてです。

どちらも計算重視となります。

 

ですから夏休みに中学生になってから学習したことでつまずいているところを見つけて、できるようにしておくことは他の学年と比べれば楽です。

 

しかも、つまずいているところは多くがマイナス関係になります。

正負の数の加減が確実にできているかがポイントとなります。

この計算が確実になっていれば、多くの場合は小学の計算力が関係してくることになります。

 

小学生においての計算力がしっかりできていることは必要です。

中学では小学生で学習した計算のうち分数の計算ができているということが重要になります。

小数、けた数の多い数の計算はそれほど重視する必要はありません。

つまり、分数の計算ができていればよい。

ということになります。

ですから、分数の計算ができていなければ夏休みにできるようにしておく必要はあります。

 

中学1年生が夏休みにすべきことは正負の数の加減の計算を確実にすることです。

この計算が確実にできるようになっていないことが数学のつまずきのひとつになります。

 

特に間違いやすい計算では

-3+5=-8、-8-5=-3

のように間違えてしまいます。

正解は

-3+5=+2、-8-5=-13

 

このような間違いはなくしておかなければなりません。

これらの計算はこれからの数学の計算すべてに関係してきます。

 

このような間違いをなくすためには正負の加減計算を繰り返して行うことが必要となります。

繰り返して計算を行うと、この計算の間違いが少なくなり、この計算ができるようなります。

 

ところが注意しなければなりません。

同じ計算なのに文字が横についている文字式の計算になると途端に間違ってしまうことがあります。

今までできていたと思った計算ができなくなってしまったりします。

 

-6+2X=-8X

というような間違いをしてしまいます。

 

正負の数の計算ではできていたはずなのに間違えてしまいます。

文字式の計算になるとまた新しい計算だと頭の中で思ってしまうのかもしれません。

 

そのようなことも考慮して夏休みは間違えやすいところをチェックする。

できているところもチェックする。

チェックしてできていないところをできるようにする。

 

細かい単元で対処できるのが中学1年生の夏休みです。

 

2024/07/03

 

 

金魚を飼っている。

らんちゅうを5匹飼っている。

体長はどれも10cm以上はある。

 

週に1回、水槽の掃除をする。

その時に金魚の頭や体に物をぶつけてしまうことがある。

「あっ、痛い!」

と人間なら言ってしまうような

思わず声が出てしまうような

ぶつけ方をしてしまうことがある。

 

その時に思う。

金魚は痛がっているのだろうか。

金魚には人間と同じように痛点があって痛いと感じているのだろうか。

 

調べてみる。

すると、驚いたことに分からないという結論になっている。

以前は金魚は痛さを感じないという説だったが、最近は金魚は痛いと感じるという説もある。

どちらかということははっきりとした結論がない。

 

驚いた。

金魚は痛いのか。痛くないのか。

その結論が「分からない」

この結論に驚いた。

 

金魚が痛さを感じる。

感じない。

なんてとっくに分かっていることだと思っていた。

簡単なことだと思っていた。

それが、「分からない」

のだ。

 

世の中でこんなことは簡単で分かっていることなんだ。

誰かがきっと分かっている。

自分は知らないけれど。

ちょっと調べてみればすぐ分かる。

と思っていた。

 

けれど世の中は分からないことだらけだった。

ほんのちょっとしたこと

そんなこと分かっているよね。

ということが謎のまま

分からない

という結論になっている。

 

まだまだ世の中は分からないことだらけ。

分かっていることなどほんの少し。

ということを再認識した。

 

2024/07/10

 

 

夏休みは苦手な科目を復習しなおすよい時期となります。

苦手科目と向き合うことができる期間とも言えます。

 

苦手科目はなかなか自分から勉強する気にならないものです。

そのために苦手科目になっているという現状があります。

 

しかも、人によって苦手科目のあり方が違っています。

勉強量が少ないことによる苦手科目。

勉強はしっかりしているのに苦手科目。

苦手科目の対処も異なってきます。

 

通常は勉強量の不足により苦手科目は作られます。

苦手科目を克服するためには分からないところからもう一度理解するようにしなければなりません。

そのためにはただでさえ勉強量不足だった苦手科目の勉強量が2倍になります。

とうぜん、勉強量の2倍はできず、やる気がなくなって逆に勉強量の不足が増加します。

その結果、ますます苦手意識が高まります。

 

苦手科目をなくすためには勉強方法を考え、勉強量を効率的に増やしていくことを考えなければなりません。

また、勉強量を増やすということは、勉強時間を増やすということだけではありません。

勉強量=勉強時間ではないということも認識しなければなりません。

 

勉強時間を今までの2倍にすれば勉強量が2倍になるというわけではありません。

ただ、勉強時間が増えれば今までより勉強量は増えます。

 

だらだらと勉強時間を増やすことではなく、内容のある勉強により勉強量を増やすことを意識しなければなりません。

そのことにより、勉強時間の増加が勉強量の増加に結びつきます。

 

苦手科目の勉強時間を増やし、効率的に勉強量を増やすよう心がけることが苦手意識が少なくなります。

 

勉強量をふやせば簡単に苦手科目がなくなるわけではありません。

そんな簡単になくならないので苦手科目となっています。

苦手科目の勉強は大変です。

まずは基本の理解から始めていくようにします。

 

たとえば、英語が苦手科目だという人の多くは英単語を書けません。

まず、しなければならないことは、英単語を覚えて、書けるようにすることになります。

ただ、英語の苦手な人にとってはこの英単語を覚えて書けるようにすることがなかなかできません。

苦手意識が強くなると英単語を何回も書いて覚えようとしてもなかなか覚えられません。

 

結局は他の人と同じくらい英単語を書いて覚えようとしても覚えられないので覚えることをあきらめてしまいます。

何回も覚えようとしても覚えられないからもう覚えることはできない。

そのような気持ちになってしまいます。

 

こうなると、英語の苦手意識はなくなりません。

もう、英語は捨てたと言うようになってしまいます。

 

英語に苦手意識がある人には、この夏休みに1日3個の英単語を確実に覚えるようにすることを夏休みの計画に入れることを勧めます。

1日3個の英単語を覚えることを実践していけば、必ず頭の中に英単語を覚える道ができます。

その道が多くなり、同じような英単語がその道を通るようになります。

そのことが英単語を覚える時間短縮になり、英単語の覚える数の増加につながります。

 

このような地道なプロセスが苦手科目をなくすためにはどの科目にも必要となってきます。

地道なプロセスには時間が必要となります。

その時間を取れるのが夏休みということになります。

 

ですから、夏休みには苦手科目の克服を

ということになります。

 

ただ、長い夏休みと思っていたのにあっという間に過ぎてしまった。

と感じるのも夏休みです。

 

しっかりと計画を立てて、強い意志のもと行動を起こさないと思った通りにならないのも夏休みです。

そのことは自覚しておく必要があります。

 

 

 

2024/07/04

 

 

財閥家の末息子(韓国TVドラマ)が面白い。

韓国ドラマの定番の財閥系ドラマなんだけれども

 

財力に物を言わせて

遊園地を貸し切ったり、花火を上げたり、店の商品を全部買ったり、

とかはない。

 

韓国では財閥が何かと目の敵にされる。

時代は財閥2世、3世になり、その態度、行いがひどすぎるのだろう。

ナッツ姫なんかも出てきた。

財閥に対しての一般庶民の反発というものが大きい。

 

格差社会がひどく、大学を出ても財閥系の会社に入れない。

不満は韓国の全企業の利益の約80%を占めている財閥に向いている。

そんなことから韓国ドラマの定番が財閥系ドラマとなっている。

と認識している。

 

日本は戦後のGHQによる財閥解体により財閥はなくなった。

三菱、三井、住友、安田など名称は残っているけれど財閥とは言えなくなっている。

 

だから韓国のように財閥憎しという気持ちは現実としてはわかない。

お金持ち、上流階級に対する羨望、嫉妬などは起こる。

格差社会に対する不満も。

 

それらは韓国も日本も国は関係ない。

今の世界全体の庶民感覚だ。

だからこのドラマは面白い。

 

このドラマを観てちょっと感じたことで自分を戒めることがある。

 

このドラマを見ると財閥の創始者は家では常にいつも本を手にして本を読んでいる。

常にトップは勉強をしている。

そういう姿を見せている。

 

ただ、なんとなく トップにいるわけではない。

熾烈な競争に勝ち抜いて、なおかつ常に勉強をしている。

やはり創始者はいつも勉強していなければならない。

ということが分かる。

 

自分は勉強が足りない。

ということが分かる。

 

このドラマはタイムスリップ、転生系ドラマなので、どうしても矛盾が出てくる。

ツッコミどころが数あるということになる。

しかし、気になっても気にしない。

 

脚本が面白ければ色々なツッコミどころのあるところも消してしまう。

逆に脚本が面白くなければちょっとしたことでもツッコミどころ満載ということになってしまう。

やはり脚本ストーリーの面白さが重要だ。

 

些細なことを無視できる。

そんな脚本が書ければ成功と言える。

 

だいたい人間の視聴覚は集中力によって変わる。

あることに集中すれば雑音は聞こえなくなる。

これはおかしいな。

これはちょっと。

とか言う声を聞かないようにして物語を見ることもできる。

 

それが脚本の力だ。

今の日本のドラマに必要な力でもある。

 

 

 

2024/06/13