中国語の方言と訛り④:中国人でも難しいとされる方言 | Wuxi-chanの雑記note "~なるようになるさ~(「無錫note」から変更)

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2018年1月に20数年勤めてきた会社を辞め、翌2月に無錫での生活へ。ここでの生活、自分専用のノートとして書き留めることにしました。

2020年1月末、春節で一時帰国から本帰国となる。
5月末に本帰国辞令。9月末に主人が帰国となる。2021年から日本で新生活をスタート。

 

 

 

 中国人でも難しいとされる方言

 

 

 

 

同じ中国人でも聞き取れないと言われているワースト5

  1. 香港:香港語
    地元には「広東語」といわれているが、実際には中国広東省の方言(広州語)と微妙に違う。発音の区別は少ないが、使っている言葉は明らかに異なる
  2. 福建省:同省南部で話される方言「閩南語」なまり
  3. 海南省:多くのネットユーザー「聞き取りにくい」
  4. 広西省:ネットユーザー「全く聞きとれない」
  5. 広東省:現地人にとっては屈辱の最下位
    広東語と中国普通話では発音が異なるため、話が通じない。

 

イラスト:ちょこぴよさんによるイラストAC

 

 

中国語で難しいとされる方言

 

 

第5位:陜西語

 陜西は中華民族の文化の発祥地の一つで、陜西方言から華夏民族の発展歴史が見られる。そして、陜西の南北が長い地理的特徴で、同じ言葉でも南と北の話し方が違う。

 

第4位:上海語

 上海語は浙江語と寧波語と類似したところがある。

 

第3位:蘇州語

 蘇州語は親近感に溢れている。その特徴は「やさしい」で、特に女の子が話すととても美しい。

 

第3位:閩南語(または泉漳語(せんしょうご)

 閩南語は閩南地域だけではなく、台湾に流れている。台湾の高山族以外の地域で、閩南語が話されている。生まれつきのセンスがないと、一生、閩南語が聞き取れない可能性がある。閩南語は中国語7大方言の中で、一番複雑な言葉だ。7つの声調がすべて変調。

 

泉漳語(泉漳片)は中国福建省では閩南話と通称され、台湾では台語、台湾話、台湾閩南語等と呼称され、東南アジアでは福建語(Hokkien)等と呼ばれている

 

第2位:広東語(「粤语」広州のみならず香港、マカオ)

 広東語が数多くの人に知られ、大部分の人は一言は話せる。しかし、広東語は独特な発音(声調が九声もある)の他に、独自の文字もある。一部の広東人と香港人は標準語が話せず、これで広東語と標準語の差が見える。そして、広東人は方言を保護し、できるだけ自分の方言を使っている。

 

第1位:温州語 

 「何も怖くない、温州人のでたらめが怖い(我什么都不怕,就怕温州人胡说八道)」と言う言葉がある。これは悪い意味ではない、本当に温州語が聞きづらくて、よく分からない。

中国とベトナムとの戦争(中越戦争)で軍事暗号としてこの温州語が使われたといわれている。

海外ドラマ「ブラインドスポット」の中でも温州語のことを「悪魔の言葉」として呼んでいた。

 

 

別サイトでは、「闽东语」「闽南语(泉漳語:雷州话)」「客家话」「潮汕话」が上位に挙がっており、やはり「温州語」が一番難しい方言。

 

 

このランキングを見ると、南方の方がクセが強いようだ。

北方人が話す言葉とは南方人が話す言葉は、たとえ同じ単語だとしてものこうも違うとわからない。

 

わたしなりに調べたものであり、間違っている可能性があります。

 

 

 

温州語は…もう意味が分からない。

 

 

ちょっと脱線。

温州語は他の方言とはかなり異なる。

 

「我喜欢你(wǒ xǐ huān nǐ)」の発音は、


恩思寻你 (発音:En Si Xun Ni  )

もしくは 

恩思虚你 (En Si Xu Ni )

 

「我爱你」は

恩诶你 (発音:en3 ei4 ni3)

 

 

 

で伝えると聞こえるらしい。

 

ちなみに

温州語の「LOVE」は・・・

 

 

だそうです。発音は「拉屎:la shi 」(動画でも確認済。)

 

 

 

「谐音(xié yīn)」を使ってそれらしい言葉で話すと通じる。

「谐音」とは発音の近い漢字

 

 

 

 

 




中国の南方と北方では、対応する音の特徴がある。それゆえに、南方出身の人が北方語 (普通話)を使うのにたいへん骨が折れ、北方出身の人が南方に来ると、まるで外国へ来たと言ってよいほどである。
中国では 「天不伯、地不伯、敢伯南方人講普通話」(世の中にどんなにおそろしいことがあっても、南方の人が普通話を話すことほどおそろしいことはない)と言われるほど、南北語の発音の違いによる誤解が目立つのである。
 

 

 

 台湾語

 

台湾では標準語を「國語(guó yǔ)」と呼ぶのに対し、台湾語のことは「台語(tái yǔ)」と呼ぶ。
國語(公用語)は「台湾華語」で北京官話をベースにして作られた中国語。中国語でも通じるそうだ。
まぁ、実際、中国語と台湾華語では語彙が違うし、同じ漢字でも読み方が違うんだけどね。
台湾語(台語)」は、中国福建省の南部にいる閩南人(びんなんじん)が使う「閩南語(びんなんご)」をルーツとだそう。しかし中国語と台湾語は文法こそ共通点はあるものの、発音はかなり異なっており、声調は中国語の4種類に対し8種類もある。そのため、中国人でさえも台湾語は別次元なのである。
また中国語の発音記号はローマ字表記による「ピンイン」、台湾では「注音符号」と呼ばれている「ボポモフォ(波波莫福)」を使用している。

 

※「国語」という単語は、明治時代に作られた和製漢語であり、中華圏・朝鮮半島・ベトナムなどの漢字圏に逆輸入されている。

 

 

ボポモフォ

 

 イラスト:wblog.wiki 

 

 

 
イラスト:wblog.wiki 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラスト:BすずめさんによるイラストAC

 

 

 


 

 

つづく

 

 

拜拜!