第一回熱いWA!PROJECT(4)
「第一回熱いWA!PROJECT(3)」より
編集後記・・・
私は今回の取材で「スポーツとは何か?」という問いに対する一つの答えが見えたような気がします。
「スポーツは人を繋ぐ」、「スポーツは世界共通のコミュニケーションツールとなる」
実際に経験した畔蒜さんだからこそ言えるこれらの言葉。
おおらかで優しい外見からは想像もつかないくらいスポーツに対する熱い気持ち、その気持ちを行動に移す行動力を持った畔蒜さん。
私はとても大きな刺激を与えていただきました。
次はどんなアツイ人に出逢えるのでしょうか。
文:大沢 諒
畔蒜さんとカンボジアの子供達
カンボジアの地雷原
インドの子供たちに紙芝居を読み聞かせる畔蒜さん
●早稲田大学スポーツ科学部2年。スポーツ科学部スポーツ医科学科トップパ
フォーマンスコースに在籍中で、現在はGLOBE PROJECTで活動されている。
好きなスポーツ■サッカー、フットサル
オススメの本■
★畔蒜さんが好きなイベントで、「笑って楽しむ事が、人助けに繋がる。笑いで地球を救おう!!」というコンセプトで行なわれるお笑いライブ、はとライブが3月8日に行なわれるそうです。興味がある方はぜひ参加しましょう!!
※GLOBE PROJECT:スポーツを社会貢献に繋げる団体。フットサル大会を開催。1㎡の地雷原の除去費=100円を応用し、収益の一部を、大会で使用したコートと同じ面積分のカンボジアの地雷原の除去費に当てる。http://globe-project.jp/index.html
※はとライブ:http://www.suppondaigaku.com/hato/index.htm
第一回熱いWA!PROJECT(3)
※「第一回熱いWA!PROJECT(2)」より
と彼は恥ずかしそうに話してくれた。
「スポーツは国境を越える」。とはよく言われる言葉だ。
しかし、それを実際に体験しに行ってしまう人は極まれである。
畔蒜さんは今後について語ってくれた。「自分が楽しむことが誰かのためになることがしたいね。自分が満たされてないのに人に何かしようってのは嘘だと思う。家に問題がある人が地雷が危険だとか言っても誰も聞かないって。自分が幸せな人がそういうことをするんだと思う。だから自分が楽しんでなおかつそれが誰かのためになればと思ってる。」
自分が楽しむことが誰かのために。
これこそ理想の生き方であると私は思う。
人のために生きる=自分を犠牲にして生きるではない。
自分が楽しみながら、それが人のためになる生き方だってある。
彼はそんなことを私たちに教えてくれた。
さらに畔蒜さんはこうも語ってくれた。
「でも実際先のことはあまり考えていない。というのは将来とか過去ってのはリアルじゃないと思っていて。世界を回ったことでリアルなのは今だけだと思うようになって。『あの時ああしとけばよかったー』っていうあの時が今であって、『いつかああしたいなー』っていういつかが今だと思うようになった。つまり今が過去であり未来なんだよ。だから今したいことをすることが先につながるのかなって思っている。」
次はスポーツを使って世界でどんな事をしてくれるのか。今後の畔蒜さんから目が離せない。
第一回「熱いWA!PROJECT(4)」へ続く
第一回熱いWA!PROJECT(2)
※「第一回熱いWA!PROJECT(1)」より
しかし、子供たちは地雷のせいで安全に暮らすこと事が難しい状況にあった。
「次、この子たちに会えるのだろうか。」
「足がなくなっているかもしれない・・・もう一緒にボールが蹴れないなんて、そんなの絶対に嫌だと思った。」
彼はカンボジアの現状をみんなに伝えようと考えた。
次に訪れた場所はインド。
「もうやるしかないって思いました。カンボジアとインド、俺が繋げてやるって思ってましたね。変態ですよね。笑」
紙芝居を使ってカンボジアの現状を伝えようとした。
最初は誰も聞いてくれないと思った。
しかしそんな時、スポーツがまたもや彼を救ったのだ。
「いきなり知らない国の人から、知らない現状を伝えられたって誰も聞かないでしょ。だからまずサッカーで友達になろうと思って。友達の話なら聞くでしょ。」
彼はサッカーボールと紙芝居を持ってインドの子供たちの中に飛び込んだ。
最初は、突然現れた異国人に子どもらはきょとんとしていた。
そこで、彼は思い切って輪の中に向かってボールを蹴りこんだ。
すると、子どもたちがどこからともなく群がってきて
ボールを通じた大交流が始まった。
「やっぱりサッカーってすごいんです。一緒にボール蹴っただけで仲良くなれましたよ。それで『これはチャンスだ』って思って。すかさず、やっちゃいましたアレを。」
インド人の友達に向かって紙芝居をした。
片言の英語と身振り手振りで。
はじめはみんなふざけていた。
だが、真剣な眼差しと必死さが伝わったのか、
次第に口をあけたまま彼の話を食い入るように聞くようになった。
なかには紙芝居を終えた後、「そんなこと知らなかった。僕ももっとそういうことを勉強したい。ありがとう。」と言ってくれる子供もいた。
「本当に嬉しかった。遠い国の出会ったばかりの子供たちの前で。本当に伝わるか不安だった。『こんなことやる意味あるのか』って心のどこかで思ってたし。でもありがとうって言われた瞬間。こみ上げてくるものがあって。気づいたら号泣してました。」
と彼は恥ずかしそうに話してくれた。




