ファミリーフォトブック 出来ました。
米田建築史学シリーズ4冊を完成させた後、しばらく放心状態でしたが編集好きの虫が騒ぎ出し、ファミリーフォトブックを制作することにしました。
大判のアルバムが23冊もあり、断捨離上、次の世代に迷惑をかけることは明白ですので、50周年/金婚記念という またと無い巡り合せに便乗することとなりました。
大水害の後、マスコミで流失写真の復元ドキュメントが放映されることがありますが、当事者にとってはダイヤモンドが手元に帰って来たような感激でしょう。
アナログ写真時代を過ごした方々の写真に対する情熱は様々と思いますが、その情熱がゆえに年齢を重ね再び新たな悩みを抱えることとなった方々の参考になればと概要を記します。
写真の選別基準:例え主観的にせよ芸術性のあるもの、後世 記録として役立つもの、持っていること自体が楽しいもの、自分にとって懐かしい仲間でも次世代に縁がない人物は対象外、思い切って捨てることも必要、悩んだ場合一先ずUSB保存する。
写真の剥がし方:今までのアルバムにかけた労力をあざ笑う つらい作業。
糊付け写真はペーパーナイフでも物差しでもOKだが、フェルアルバムは線状の化学糊がこびりつき、無理をすると画面を損傷する恐れがあります。
ヘア・ドライヤーを用いる方法がありますが効率が悪いので、アルバムをバラした後ホット・カーペットに挟み布団蒸しするとスンナリ剥がせます。
画像処理:写真・ネガのスキャンは正確・適切な方法で、退色復元等色調整、修正、トリミング、レイアウトは根気が要ります。
ページ構成:サイズ、製本など体裁(B5 横長)、WORDによるページレイアウト(熟慮された余白、ヘッダー・フッター、テキストボックス)用紙の選定。
コントラスト、明暗、色調、配置のズレ等 すべてのバランスを調整するのは大変。
ゲラ刷りチェックは最低2回は必要。
原稿はPDF化が必須。
WORDからPDF化までの時間が空くと写真が微妙にズレるので注意。
些細な事でも印刷屋さんとの議論が必須です。
予定通り『50 Years…! But,only yesterday』とタイトルを付けました。
B5 横長 143ページ 1冊 約8,000円かかりました。
自分でプリンターを使ってやるよりも遥かに安く綺麗にできます。
所帯分4冊のみの制作ですが栄光の(?)ロゴ「AB&JC PRESS」を載せました。
https://www.abandjc-press.com/
超ベストショットは今後も現物保管、迷うものはUSB保存、下位のランクの写真は泣きながらシュレッダー処理となりました。
少し寂しいのですが、すっきりする部分もあります。
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