塗装の状態から判断すると、ごく最近の鳳凰堂の映像と思われそうですが、なんだか古い色調だし樹木もあまり密に茂ってないし・・・・
これは小学校の3年生の時、父親が買ってくれた学習研究社(現在の学研)1951年発行の少年少女学習百科大事典「日本の歩み」の中の写真です。
モノクロ写真に巧みに着色してあるようです。
この本は高校入試、大学入試の時も参考にしました。当時、幕末維新のところがどうしても理解できなくて、つい小学校時代のこの本に立ち返ったのでした。
それでも解らないのは長州は尊王であったのに征伐を受け、挙句に錦の御旗(もうひとつの尊王?)を掲げて天下を取ってしまったことです。
“それを言っちゃおしまいよ”と寅さんに教えられたり、ヴァーべックについて学んだりしたお陰で、すっかり霧が晴れました。
鳳凰堂も建っている方角が変だと思っていたところ、倭国時代に九州の俗名院(二日市の南)にあったものを平安時代に現在地に 移築 したという事実を米田良三氏が解明しました。
このようなワクワク感を味わうことの出来る(受験から解放された)大人の歴史の勉強法が評価される時代がもうすぐそこに来ていますし、教養の概念も大きく変わることと思います。