安倍晋三回顧録
安倍晋三回顧録を読んだ。かなり分厚いけれど、安倍さんが口頭で話した内容をまとめたものなので比較的読みやすい。読んだ感想は以下の通り。①政治家の人への感謝を持つ事政治家の人って基本的に褒められることがなくて常にだれかに批判されていると思う。だけどこの本を読んでこれだけたくさんのことをたくさんの人と関わりながら日本のためにやってくれているって本当に感謝しなければいけないなと思った。もちろん年寄り重視の政策や将来に向けた投資が少ないことやそんなことより今やることあるよねと思うところもたくさんあるのだけれど、限られた時間の中で限られた情報から判断して行動していくことが出来る人ってそんなにいないと思う。まずは感謝の気持ちをもってその上で自分が思うことややってほしいことの意見を持ちたいと思った。②首相がなんでも決められるわけではない私は首相になればなんでも決められるものなのかと思っていた。しかし、法律上首相が判断できなかったり、様々な省庁の意見もあって首相がなんでも決められるわけではないんだなと思った。今考えるとそんな風になったら独裁国家になってしまうから当たり前なのかもしれないけれど、首相も制約の中でもがきながら判断して物事を進めているという点ではサラリーマンとあまり変わらないのかもと感じた。③安倍さんの人間力本の中でこの政策はこの方の意見でとか、○○国の××大統領はというように人の名前がたくさん出てきてその人に関するエピソードが豊富なところに驚いた。これだけの人と関わって仕事を進めるってストレスがかかりそうだけれど、それを楽しんでいる様子が文章から伝わってきた。様々な人と関わって深く関係を築ける安倍さんだからこそこれだけの長期政権を担うことが出来たのかなと感じた。私がメディア等を通じて知っていた安倍さんとは違う人間的温かさをこの本を通して知ることが出来たなと思う。安倍晋三 回顧録Amazon(アマゾン)1,881円安倍晋三 回顧録 (単行本) [ 安倍晋三 ]楽天市場1,980円