岡本茂樹さんが書いた反省させると犯罪者になりますを読んだので感想をメモ。筆者は刑務所で犯罪者の更生を助ける仕事をしているとのことだった。内容は一言でいうと”何か問題行動が起きた時に反省をさせると問題の本質を読み解くことが出来ず、よりひどい問題につながる可能性が高いということ”。何か問題が起きた時はその人が持つ問題の本質に迫ることが出来るチャンスであり、そこで問題を解決するために問題を起こした人の本音が言えるようにすべてを受け入れる覚悟で話を聞くことが大切ということだった。

 

特に印象に残ったのは次の2つ。

①子供時代に子どもっぽさを出すことが必要

早く大人にさせようとすると子供時代に子どもっぽさを出せないことになる。素直に自分の感情を出すことが出来ない人は人と良い関係を築くことが出来なくなり、また大人になってからも子供っぽさを出せない人はしんどさを発散することが出来ない。本音を言える人間関係を築き、時にストレスを発散しながら健康的に生きていくためにも子供っぽさは必要。

 

②ありのままを受け入れる

問題行動を起こす人はありのままの自分ではいけないというメッセージをたくさん受け取ってきた人。条件付きの愛で育った子供は条件にこたえられない自分をダメな人間と思ってしまう。親の愛は「無償の愛」でないといけない。


頭で理解できても実際に行動するのは難しいだろうなって思う。前に叱る依存が止まらないを読んで人にネガティブな感情を与えても仕方ないと納得したはずなのに結局夫に対して怒ってばかりだからだ。自分の行動を振り返って、少しずつ変えて行こう。