人気講座「上級救命講習」を受講し、汗だくな一日を過ごした母さんです。こんばんは。
明日から我校の卒業生を教育実習生として受け入れるにあたり、遥か昔の記憶を思い起こしてみました。
昭和の時代がまだまだ続くと思われていた頃(笑) 私は母校の中学校へ教育実習に行きました。
幸運にも、中学3年生の時担任だったF先生がまだ母校で教鞭を執っておられました。 職員室でF先生を探し、ご挨拶に伺った時のこと。 期待とは裏腹に、先生からいただいたのは厳しいお言葉でした。
幸いにもそのことで落ち込んでいる暇はありませんでしたが、その理由は徐々に分かってきました。
私の出身県の某地域の教育実習は、当時 某教育大の学生と、その他の大学の学生との実習期間が完全に分けられていました。
つまり、本気で教員を目指している者と、免許取得が目的の者です。 その方が受け入れ側としてもやり易かったのだろうと思います。
私は後者でしたので…お荷物集団だったのかもしれません。
担当の先生にも、来年の採用枠はかなり狭いがどうするのか、それでも教員を目指すのか等
要するに私の「心構え」を何度も尋ねられました。
F先生のお言葉は、そういった学生に対する憤りでもあったのでしょう。 先生方のご推察通り、その年の採用試験に落ちた私は、迷わず一般企業に就職しました。
その後、数々の転機が訪れ今に至るわけですが、
私は結婚以来ずっと「教える」という仕事に関わらせていただいています。
当時の教育実習仲間で現在教職についている者は6名中、私と恐らくもう1名だけです。
さて、今ならF先生は「そうか○○は教師になったのか」と微笑んでくださるかもしれません…。
卒業後直ぐにというわけにはいきませんでしたが、
少し世間の風に吹かれてから教員になるのも悪くなかったと思いますよ、先生。