生きることも死ぬことも辛い理由
「奪っているかもしれない」
この概念が無い人間は、親になってはいけないと思う。
生きること自体が苦しい子供から、さらに奪い続けていることがわからないから、子は不幸になるだけだ。
たくさんの愛を与えられた記憶がある人は、貯金が多い人と同じで
比較的自由度や選択肢が高い人生を送ることができるだろう。
過去も今も、生きることを無意識レベルで許され、自分で人生を決めてきたという納得感があるから、今死んだとしてもまあそんなもんだなって思えるんだろう。
でも、この期に及んで自分の人生を生きる権利がないと感じ続けている人間が、生きる権利を与えられないまま人生のスタート地点に立つこともできずに死を迎えることには納得できない。
生きていれば奪われ続ける。
死んだら生きることを奪われる。
生きるのも死ぬのも辛いのは
どっちみち
与えられないまま奪われる続けるからだ。