美味しく紹興酒を戴くときには、ホテルオークラの「桃花林」を利用することが多い。
昼に伺い、ランチメニューにかかわらず、一人ずつ好きな料理を2品ずつ選ぶ。
こころおきなく紹興酒も飲めて、お酒はランチの時間に限る、がこのメンバーの共通項。
連休初日の食事会。

「桃花林」では数種類の紹興酒が甕で出されるが、今回戴いたのは、15年もの、24年もの、
そして30年もの。ベテランのソムリエさんが頃合いを見て、適切にサービスする。
そのプロの技を見るのも楽しみ。

   
30年物が入った瓶                     前菜を見繕って出してもらう

   
お気に入り「ウズラの姿焼き」 塩で戴きます     ナマコがきらいな人は??いない

   
少し歯ごたえがあるものを、と鮑            蟹卵とマッシュルームのクリーム煮がヒット


食後は「オーキッド・バー」でカクテル 『ヘミングウェイ』だから、
ブラックラムにクラッシュアイス。

翌日は、
中秋の名月だから、「ひやおろし」を楽しもう、と、気の置けない仲間と拙宅で。

別名「秋上がり」ともいう「ひやおろし」。春に火入れして夏の期間を静かに貯蔵し、
人肌恋しくなった頃に瓶詰めするので、味が生に近く、味わいも落ち着いてくるのだとか。

お気に入りの「千代の光酒造」http://www2.ocn.ne.jp/~sa-chiyo/ から届いた『ひやおろし』と
土佐の酒と飲み較べ。

糠漬けを持ってきてもらって、本松陶秋さんの器に盛る。


ついでに酒も鉢に盛る。                   定石イカの塩辛  野菜尽くし

結局8時間も酒盛りのハメに。
「ひやおろし」は「純米酒」に移り、「天福」に移り、雪室熟成の「雪中淡月」へと移る。
盃を銘々替えて、酒の風味も変えて楽しむ。

途中焼き鳥を買いに行き、ソーメンをゆがき、鳥も焼く。
やはり〆は赤ワイン。
茶心がある方がここで茶をたて、お手製の菓子とともに、一喫。
外には中秋の名月も現れ、楽しい2日の酒宴でした。
長野県青木村に理想の窯場を求めて移り20数余年。
窯場の名前も「七窯土」から20年を経て、近年「古窯」へ変えた。
まるで釉をかけたかのように、青く、白く、底抜けの銀色に発色するが、まったくの自然釉。
つまり、ただ薪の粉が降り注いだ変化のみ。
ひたすら焼き、炎を操り、最後に珠のような作品が生まれ出る。
ここまで焼き切る陶工がいるだろうか。http://shizenyu.com/

今でも言う。次の焼きをさらに期待して欲しい、すごいものを見せるから、と。
あくまでも新鮮、あくまでも貪欲、あくなき情熱と心の芯を持つといえよう、本松陶秋さん。
彼の古い民家に佇むと静かな時間が流れ、何時までも飽きることがない。
彼が創る壺、作品から、とてつもないエネルギーが照射していることが体感される。

少しずつこの作品に近づき、焼物の有するパワーを得るようにしているのだが。

  
住居の模様                           近づくと圧巻

  
料理を盛る作品群                     伊賀茶碗、釉が溜まった大皿

2年前の個展                         この頃から茶陶器に白釉を施す

  
焼締め                            今年の個展

  
この発色を釉を使わず焼締めで出す技         手前は信楽の土、奥は唐津
永くそのままになっていた祖父の家を解体・再生し、『職人館』を建て、
18年目になる。
1階で蕎麦を主体とした地産の料理を出し、2階は様々な職人の作品を展示しつつ、
音楽ホールとして活用されたり、勉強会に多くの人が集ったり、絵画展も開かれる。

館主の北沢正和氏。元は望月町役場職員。平たくいえばお役人さん。
現役時分から各地の職人を訪ね歩き、聞き語りで、消滅の危機にある産物、伝統芸、
職人としての真摯な生き方を紹介してきた。
高まる危機意識から自分で職人としての行き方を実践するために、安逸な役場暮らしを放擲。
蕎麦打ち職人として道を切り拓いた。
http://allabout.co.jp/travel/travelshinshu/closeup/CU20030730A/

その実践は多くの賛同者を招き、各地から見識と技を請われて、日々の仕事の間隙を縫って
各地に出かけては町興し、産物の再生に奔走している。
したがい、山あいにある『職人館』は、多くの良質な人脈と情報の交錯地、発信地にもなっている。
それが不思議で集う人もいるが、まあ、体にいい産物を食べに「おいでなんし」。愉快な人だから。


  
 9月の職人館                   コスモスとひまわりと稲穂の世界

  
職人館ブランドの地酒に豆腐-塩で      地の野菜(いわずもがな無農薬)

  
 今度はワインに合わせた野菜          赤ワインだったらみゆき豚かな

  
宴会になる                     えんえんと楽しむから宴会か
 
    
いわゆる職人そば                 北さんふうのそば


自然から生まれるいいものには、なるべく手をかけないほうがいい。
いい塩と、いい油(菜種油、オリーブオイル、椿油)があればいい。
そのときその場で、風とオゾンに身を任せて過ごすのがいい。
酒とワインがことのほか美味しく戴ける。
その贅沢を身を持って知ることができる、『職人館』。
水・木休み。夜はゆったり過ごすために要予約。



信州には爽やかな秋の風が吹いていました。
初秋の中、長野県佐久平駅前にある『キッチンファーム』において、
「食の提言」サロンが開催されましたhttp://www.valley.ne.jp/~k-farm/。
今回のテーマは、-食べ物を口に運ぶ道具を素敵に-

『キッチンファーム』では、8月31日から9月15日までの期間、
フランスのカトラリー社『クゾン』のフェアを開催されます。
その初日に、これらの製品、及び店内で販売しているキッチン道具を、
これまでより踏み込んだ視点で使いながら、地元産の野菜やハーブを
ふんだんに採り込んだ料理を、美味しく食べる企画が生まれました。

素晴らしい料理を展開するのは、望月の『職人館』館長北沢正和氏。
http://allabout.co.jp/travel/travelshinshu/closeup/CU20030730A/
そばを柱に多彩な料理の可能性を、地元の野菜、山菜、それにチーズや
オリーブオイル、菜種油、塩を活かして、独自な料理の世界を創造します。
今回も、クゾンのカトラリーやエコの箸、皿などを使い、素敵な食事を提供して下さいました。

   
キッチンファーム前景                入口にディスプレイされたクゾン製品

製品の数々                     メニューとディナースプーン(ア・フルー・ド・ポー)



まず最初に供されたのは、「村の原種サトイラズ豆を使った寄せ豆腐」。
次いで「野生きのことジャガイモのガスパッチョ」に「やよいちゃんの無農薬トマトとバジル」。
「チーズと望月産ハルユタカ小麦のフォカッチャ、菜種オイルと銀葉藻塩添え」が続きます。
大皿料理が並ぶたびに、大きな喚声と驚きの声が会場を錯綜します。

  

 フォカッチャをパン切りナイフでカット     初秋野菜の色彩サラダ盛、香茸ビネグレットで

    
焼根菜と日本カボチャの盛合せ(ロックフォールチーズのソース) モロッコインゲンとハーブの花、ビーツのソース添え

  
貴重な漢方卵を使ったトマトハーブスープ    棚田米の鮎炊き込みご飯

お楽しみなデザートは、「村内産初秋のフルーツとそば粉の寒天寄せ」。
白くざらりとした寒天が大好評でした。
これに『キッチンファーム』で販売されている「大和屋珈琲」で〆。

秋の陽が店内に降り注ぐ『キッチンファーム』に、「クゾン」という新たな
感動物語が誕生したようです。

COUZON(クゾン)社製(フランス)のカトラリーの日本初のフェアが、小田急百貨店本館(新宿)
で、2週間にわたり開催されました。
8月から同会場(8F)にて、カトラリーの一部が常設販売されています。

  

製品はすべてステンレス18-10の高品質製で、カトラリー(テーブルナイフ、フォーク、スプーン)
などのほかに、シャンパンクーラーやワインクーラー、サラダボール、またテーブル上を飾る
トレイ、小物入れなどで満載でした。

  
 

   
携帯・子供用のカトラリー               チーズナイフ、パン切りナイフ、ミートナイフ

     
パン切りナイフ、チーズナイフ、パン皿       ア・フルー・ド・ポーのシリーズ

  
アト・ハンマー・のシリーズ              阿部誠氏(2002年日本一ソムリエ)による講演

期間中には、阿部誠氏によるワイン、ワイングラスそしてステンレス製品の楽しみ方
について、プレゼンテーションがありました。
阿部誠氏が経営されている2店の『ヴィオニス』http://www.vionys.com/でも、
このクゾン製品が使われています。

↓2003年パリ家具店・テーブルトップテンでグランプリを受賞した「スティール」のシリーズ。
刃面がテーブルに立つ世界特許製品。