この連休中は、ゆかりの地を訪ねました。
これまでご縁の地、曾游の地、行きたかった地への旅でした。
いずこにも、得難い人がいました。
この地、ニッポンを再認識する旅でした。

快晴の甲斐路を駆け上り、まずは高根町に「浅川兄弟資料館」を訪ねました。
朝鮮の美、朝鮮の伝統工芸、朝鮮の自然と暮らしぶりを、わが国に率先して紹介した兄弟の軌跡を辿ります。
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/asakawa_br/

写飲食堂  写飲食堂

町の資料館は木造で、清閑そのものです。
雪を被った八ヶ岳が、迫る勢いで燦然と輝いています。
愉快なことに、この地に惹かれて別荘に住む人と前日に知り合い
教えられて蕎麦屋「いち」で揚げ野菜そばを食べることに。

写飲食堂  写飲食堂

ゆうに100年は越える館は、元は明治医院とか。
若いカップルが、じっくりと蕎麦や野菜の旨味を提供しています。

清里を経由して佐久へ出て、キッチンファームへhttp://www.valley.ne.jp/~k-farm/
素敵な生活用品が満載で、【トップテン】や「ザ・ファースト」をご贔屓のお店です。
http://www.winepartner.com/shopping/topten.html
そして、いつも美味しい珈琲(無料!)で迎えてくれます。

今年は例年よりも、雪が多く残っていました。
春先に降った雪が、山襞に長い景色を作り出し、青空によく映えます。
至るところに鯉幟が気持ちよさそうに泳ぐ、里山の景色でもありました。

写飲食堂  写飲食堂

長野県の上田市を抜けて、松本までの途中の山間に青木村があります。
ここの道の駅の「トマトケチャップ」が、実は時期限定の絶品。
作っているおば様たちも自慢の品で、トマトのソースそのもの。2本ありました。

この地に移り住んで、ロッジを経営している「たんぽぽ堂」を訪ねるのは、何よりの安らぎです。
http://www.tanpopodo.com/
ニジマス、そして山羊肉を焼いて待っててくれました。

写飲食堂  写飲食堂

写飲食堂  写飲食堂
 ヤギのレバーにハツのソテー             ヤギ肉の赤ワイン煮込

青木村には、この地に窯を築いて20数年になる自然釉焼締師の
本松陶秋さんがいますhttp://shizenyu.com/ 。5月下旬に窯を焚くと意気軒昂でした。
また藤村ゆかりの宿「ますや旅館」では、この季節、鶯が啼いてぬる湯の客を楽しませてもくれます。

 高温で焼締られ白色化した壺                鶯が啼くますや旅館

青木村からは長野道へ出て、世情騒がしい高速1,000円の喧騒に巻き込まれることに。
新潟新井までの上越路は渋滞していました。
この時期こそと出かけた車両も多かったようで、トンネルと対面通行が渋滞を加速します。

でも、黒姫山や、妙高の景色が巷間の憂さを晴らします。
まして、到着した「千代の光酒造」http://www.tanpopodo.com/ の社長さんにお会いでき
四方山話から酒談義、海外談義と話が闊達に弾むに至っては
行けたらこその、何よりの得がたい経験でした。

写飲食堂  写飲食堂

写飲食堂  写飲食堂
高田の鮨屋「糀谷」で美味しい酒と肴三昧に
写飲食堂  写飲食堂

帰路は教えてもらって、志賀草津ルートを通りました。
山桜が乱舞し白樺やだけかんばの林を上ると、やがて雪が多くなり雪壁が現れます。
街道の最高点は標高2172メートル。気温6℃という寒さでしたが、快適で絶好のドライブでした。
  
写飲食堂  写飲食堂

辿り着いた先は、長野県望月です。
古跡の中仙道で、この土地と風土、産物を愛し、守る人が暮らしています。
この奥の春日で、自分たちが納得できるレストランを開き1年を迎えた
その名も農村の納屋レストラン「ル・さんざ・プリュ」http://blogs.yahoo.co.jp/karuizawablog/54735623.html
を訪ねました。

昨年、この上原シェフのひたむきな姿勢と感性、望月の山の物と故郷イワキの海産物を融合させる
料理に感嘆したものです。その腕前は、安定してさらに磨きがかかっていました。

美味しい料理の画像は ~ ~ その2 へ続きます。

職人館:http://slowaging-olive.b.bv-bb.net/200806/article_2.html
メディアを席巻した鮨の新世界が楽しめる以上に、鮨への構えと和食のあしらい
それに板さんたちによるチームプレイも居心地をよくする要件だった森本EXEが
4月末日で終わる。森本氏の替わりに尾前氏が主導し、新業態で始まる。
http://www.ystable.co.jp/news/2009/4d.html

 清潔な一枚板                      食べ尽くして少なくなったけれど
写飲食堂  写飲食堂
 イカの耳と葱をまぶして                   あじ
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 筍かにあんかけ                       お酒はグラスの上までたっぷりと
写飲食堂  写飲食堂

鮨の前に出てる肴の数々も、楽しかったのです。
最後の機会に、と伺ったので、これで六本木と縁も少し薄くなるか、と思ったが
その夜28日に、森本と程近いところで、ヴィオニスのオーナーソムリエ阿部さんが指南する
ヤキトリ エ ヴァン プーサンがオープンするという。

鮨で満腹になり、顔だけ出すつもりで覗いたら、開店の大混雑が一段落した刻。
歓迎のシャンパン一杯で気分爽快になり、新たな気分で赤ワイン1本。
そしたらやはり、珍しい焼鳥の組み合わせも楽しみたくなる。

写飲食堂  写飲食堂
安い、珍しい、美味い、そして阿部さんセレクトのワインが楽しめる、がプーサンの売りです。
ほぼ生で焼き出し、美味い。
となれば当然ワインも進む。気がつけば2時でした!
http://www.vionys.com/poussin/open.pdf

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翌日は、知人宅でホームコンサート。
プロピアニスト田崎悦子さんを招いてhttp://www.mostly.jp/2009/04/post-16.html

ガーシュイン、バッハの大作「パルティータ№-4」そしてバルトークという
激しくも情感に満ちた演奏、ことにバッハのあらゆる対位法を目の当たりにして感動した後に
アンコールとして導き出てきたのが、ショパン遺作ノクターン。
まさに、天使が舞い降りるような曲。
K邸ホールの音響効果も調整され、ホームコンサートの醍醐味を満喫しました。

愉快だったのは、田崎さんの住まいが八ヶ岳麓の高根町ということ。
まさに明日行く、淺川兄弟資料館の所在地。
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/asakawa_br/
「白磁の人」の映画化、高根の町の磁力の話でも、大いに盛り上がりました。

演奏が終わっての懇親会は、客の持ち寄り料理がふんだん。
結局、11時近くまで大いに飲んで、楽しんだ夜でした。

おっ、このブログの作成途中で、4日に伺う予定の「千代の光酒造」の社長さんからメール。
http://www2.ocn.ne.jp/~sa-chiyo/
大河ドラマの反響で、高田界隈がえらく混んでいるそうだが、ピーカンの晴れの予報。

明日から甲斐路、信濃路、上越路と旅を楽しんでくる予定。
どんな出会いが待っているか、愉しみです。
彼の料理は、どうしてこんなにも人を温かく包むのだろう。
溜池山王にある『レストランかえりやま』。
いつでも行けるはずが、少しご無沙汰してしまった。

今日は朝から「かえりやま」モード。 ランチに伺う。
適当に賑わっていたが
「昨日は5人でした、その前は予約を断る多さ。波が大きくて、でもヒマです」

フランスに17年、延べ23年の海外経験から
美味しければ多少不便な場所でもお客様は来るはず、と
少し分かりつらい場所に店を出したのが、5年前。
その考えは日本ではなかなか通用せず
マスコミの寵児になることもなく過ぎた。
有名な批評家が声をかけても「あ、そうですか」と素っ気ない。
お客様に美味しく食べてもらうことに専念するばかり。

「かえりやま」で食べると、食の幸せ感が実感できる。
派手でなく、ひたすら丁寧に料理に対峙するかえりやまシェフの腕が篭っている。
出身の北海道産の素材も自在に使う、かえりやまフレンチです。

写飲食堂     写飲食堂
 フランス国旗を目印に螺旋階段を上がる         2階が入口
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                                  前菜は鯖のテリーヌ 珍しいが旬を活かす
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 メインは豚肩肉クリームソース煮             デセールは温かいりんごタルトにバニラアイス
 
コメントの掲載はやや古いが、評価は妥当だろうということで以下に紹介します。
http://allabout.co.jp/gourmet/frenchcuisine/closeup/CU20051123A/
花吹雪の東京を離れ、上越路に入ると満開の桜になり、横川からは一気にコブシの乱舞でした。
短い春の一瞬を惜しむように、青木村の『たんぽぽ堂』へ。
ここは3部屋、8人のみ泊れる、安らぎともてなし、食では日本一のB&Bと思う。
http://www.tanpopodo.com/

途中望月の「職人館」に立ち寄り、館主北沢氏に春の食材、野草満載の料理を戴きました。
http://slowaging-olive.b.bv-bb.net/200806/article_2.html

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 長芋に蕗味噌載せ 陶板焼き               地粉うどん春野菜サラダ仕立て

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 クレソンをたっぷり使ったサラダ             地鶏卵ソースをかけたじゃが芋

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 そばの後 〆はそばクレープと抹茶でした       帰りに北沢さんから土産に貰った蕗の薹

望月から青木村までは山あいを抜けて、1時間半。
『たんぽぽ堂』さんで、クワルクを最初に出して戴きました。
昨日の山羊の乳で今朝拵えたもの。
清明でいながら、チーズケーキのようにまったりとしていて。

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何気ない家庭料理といいながら、料理が美味しいお母さんによる春の野草づくし。

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 生のたんぽぽです                      筍と土筆

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 甘草です                            行者大蒜で作られた大きな餃子

筍ご飯に吸い物碗が最後に。

いずれもが、この数日のみ旬の食材ばかりでした。
忘れがたい、短く惜しむ旅でした。
久しぶり会う妹分ともども、新丸ビル7階のanderへ赴きました。
http://www.ander-italiano.com/

3月に運営方針を180度転換。年に一度の店ではなく
月に3、4度は行ける、気軽で楽しい店へ、と。

この妹分とはそうなることがおおけれど、気がつけば5時間が経過。
喋って、笑って、食べて、飲んで、店のスタッフとも掛け合いながら、大いに愉快。
今日は多くてもワイン2本でいいよと言いつつ、会計時には、あれ、これだけ飲んだ!

ことにアンティパスタ5種類の組み合わせが良く、確かに気軽に美味しく楽しめるお店でした。

鰯のマリネ、パテ、鱒、筍にパルマハムなど     パンにフォカッチャ 2回お替り
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モッツアレーラにポモドーロ               春野菜にパンチェッタ
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魚介のフリットミスト                   豚肉のグリルミスト
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ドルチェはこの中から二品選択
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ワインやスピリッツなどの写真を撮るのも放念して
この食に合うワインを、と飲み戴いたのでした。