2002年度日本一ソムリエの阿部 誠さんが指南するヤキトリ エ ヴァン プーサンが、テレ朝通りにオープン。
http://www.vionys.com/poussin/200906.pdf

銀座のシャンパンサロン『ヴィオニス』、フレンチビストロ『ヴェ』についで3軒目の出店になる。

始めは、顔だけ出すつもりが、歓迎のシャンパン一杯ですっかり気分が良くなる。
ヤキトリの値段がまた安い。
それに、なにぶん阿部さんのセレクションなので、ワインも安くていいマッチング揃い。
定番のワインを飲んで、気が付けば赤ワインをボトルで1本。

写飲食堂     写飲食堂

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次はヤキトリを食べるぞ、と気合を入れて出直し、5人でスパークリング2本、赤ワインを1本。
ヤキトリは目の前で、イケメン君が炭と格闘しながら、涼しげに出してくれる。
ほぼ生の状態で、かつ珍なるばかりで、いずれも美味い。
美味しい物は次々に胃袋に収まる。最後は子丼の親子丼まで。

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地の利もよく、行きかう人々が好奇の目で眺め、やがて入ってきてすぐに満席。
安い、珍しい、美味い、そしてワインに合う、がプーサンの売りですね。
場所は小田急線の経堂駅を降りて左。ホントに目の前。亀の歩みでも1分。
『経堂 美登利寿司』。創業1927年(昭和2年!)で、粋な親方は4代目。
http://www.hoyumedia.com/co/cl/midori/body.html

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板前さんが7人揃って、長いカウンター越しに、腹の底から歓迎の声をかける。
開けた途端に、肝が据わるというもの。
さて、帳場も合わせて何人働いておいでのことやら。

ワインに合う料理を用意しておいて、目の前でササッと拵えてくれる。
ポイントは、塩の扱いのようです。
このときは、親方が大いに采配を揮う。

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ワインを大切にするお店はグラスに気遣う。まずは【トップテン】のシャンパングラスで。
http://www.winepartner.com/shopping/topten7.html

シャブリの時には、フルボディ用の白ワインのグラス(画像右)
http://www.winepartner.com/shopping/topten4.html

肴や摘みを堪能した後は握り。
握りは握りとして、味が澄み切っている。
久しぶりだなあ、この美味さ。美味しくワインと鮨を戴くなら、やはりこのお店です。

ワインだけではなく、結局酒も飲むのだけれど、この酒もまた美味くて進むことになります。 
以前、日本駐在が終了したお鮨が大好きなドイツ人夫妻を連れて行ったときには
何もいってないのにデザートでバウムクーヘンと洋梨が入ったアイスクリームが出てきて、ビックリ。
ニュールンベルグ出身の彼が食べていわく、「バウムクーヘンは人生で二度目」にもビックリ。


ちなみに、都内にチェーン展開する美登利寿司さんは別物。あちらの本店は梅ヶ丘。
美味しくお鮨を堪能してワインを愛でるときは、経堂の美登利寿司さんに伺います。
オックステールカレーは、実に贅沢な一品です。
まずはじっくり煮込まれた相当に厚いオックステールを味わえて
そして多味複香のカレーソースを味わえます。
最後にライスとミックスして、混ぜんとしたカレーと歯ごたえが楽しめるのです。
食べずにおかれようか、とばかりにしっかり戴きます。

フレンチの技が加味されたカレーはこれ程美味い料理になるのか、と感嘆させられます。

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「レディタン・ザ・トトキ」さんの料理は、そもそもどれもが味わい深いもの。

食べ尽くすのが惜しまれる料理ばかりです。

カウンター方式を取り入れて目の前の厨房で料理が作られるので

見ていて楽しいし、緊張もしますhttp://www.totoki.jp/

「トトキ」さんでは、月曜日のランチ時に10食限定で無農薬野菜カレーを出されてました。

好評の声に押され、今は月、水、金曜日のランチ時に無農薬野菜カレー

シーフードカレー、そしてオックステールカレーの3種類が食べられます。

いずれも10食限定です。

カレーにはライスが付きますが、パンも選択できます。

ソムリエさんいわく、パンに添えられるバター(下の画像右)は世界三大バターと

いわれる、ブルターニュ産の海草が練りこまれたもの。

お店でのストックがなくなり次第、日本からは消滅だとか。


シャンパンにブルゴーニュの堅い菓子


着席時にシャンパンを戴き、十時シェフとの話に花が咲いたレバノン産赤ワイン

シャトー・クサラをカレー時に戴きました。いずれもサービス!!!

サラダには大根の花がトッピング     カレーにはオニオンです


「人知れず忘れられた茎に咲き人知れずこぼれ散り細かな白いだいこんの花

ムコウダクニコ とつぶやきます。

デザートは爽やかな小夏のムースでした。下にはハイビスカスのソースです。 

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以下は、以前戴いたシーフードカレーの画像です。


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オードブルはフォアグラテリーヌにピクルス

揚物が付きます。まずはルゥーだけでと勧められます。

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揚物は、イカ、海老、白身魚、ブロッコリーなどでした。


見てのとおり、ソースというかルゥーが薄くライスに添えられていますが

そのフォンの味わいは、なんとも表現しがたいものでした。

これまでカレーを何百、何千食と食べてきたはずなのに、大袈裟に嘆慨すると

これまでの人生の中で食べたことがない旨さ、なのです。
食べ尽くすのがもったいない。


遠慮なくお代わりして下さいと言われ、もじもじしていたが、思い直してご飯を二膳。


珈琲で締めくくります。

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箱根へ行くといつも喜んで食べたカツカレーがありましたが、あれはあくまでもカレー。

目黒のサンマ、十時さんのカレーは別物のようです。喜び勇んで戴くべし、です。

ミシュランが日本で発売され、喧騒を巻き起こした中で
昨年さらに星を上げ、三ッ星に輝いている「神楽坂 石かわ」。
親しい方と伺いました。

露地に入るときは、心地よく緊張します
写飲食堂
引戸を開けると、爽やかな笑顔と挨拶の声が迎えます。きびきびとした明るさは評判どおり。
奥の個室に落ち着き、若女将さんお奨めのリースリングで始めました。
着物姿の若女将さんがソムリエールと知って、イタリア紳士がまず驚嘆。

上品なハンドメイドグラス「ザ・ファースト」が、テーブルを飾ります。
http://www.winepartner.com/shopping/first.html

写飲食堂   写飲食堂
 これはフレッシュな白ワイン用のグラス        先付は生の筍、ウニ、片栗

 稚鮎も美味ながらコシアブラのビール揚げに感動    御碗はすっぽん汁

左:鯛はもとより四万十の青さも美味しくて、海草が苦手なイタリア紳士も感嘆です
右:毛蟹は今の時期が美味しいが、蟹味噌にスペインのシュナン・ブラン「シオ」がよく合い、嬉しい驚きでした

 器にも一風凝っていることが分かります。
 太刀魚にも、春キャベツ焼にも感嘆           季節の野菜、ホワイトアスパラ、トマト、グリーンピースのジュレ

 鱒だったか?この頃は記憶も途切れがちに       御酒は「鄙願」大吟醸

 名物の鯛めしで〆ます

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ココナツミルクの下からグレープフルーツのムースが現れます

一緒に伺った方が、ここは気取らなくていい、と喜んでおられました。
出て来る料理を素直に味わえ、素材と料理法に美味しいと、舌鼓が打てます。
イタリア紳士の感想も新鮮で、思う以上に楽しい会食でした。
美味しい料理は、同席の人次第でもありますね。

「神楽坂 石かわ」の料理は、奇をてらうでもなく、他を真似るでもなく、定石を辿るものでもない。
石川氏が、この時期の美味しいものを自分の流儀で紹介する、あくまでも石川氏の料理。
それを客がいかに楽しむかでしょう。

ミシュランの星に、贅を尽くした料理、目を瞠る調度品、厳選された酒類、豪華な雰囲気
完璧なサービスetc..を期待すると、肩透かしを喰う場合もあります。
拙い経験ながら、フランスの料理店を巡りながら、美味しい料理店の要件を考えたときに
まずは料理人次第、と思ったものです。やがて、お客の存在の重要性に気付きました。
店はお客を喜ばせるとともに、お客によって鍛えられるもの。
さらに、美味しい料理をどのような環境で提供するのか、そのサービスの質に思いが至りました。

地方の宿・ホテルを廻りながら、どうしてここに星が付いているのかとも考えました。
静かな田舎で、見栄えが好いわけでもなく、交通の便もよくありません。
でもお客は常連揃いで、フロントは笑顔でお客のどのような要望にも応えます。
部屋は、水周り(バス、洗面所、トイレなど)が完璧です。
帰るときには、またこのホテルに泊りたい、と思い始めます。

どうやら星が付くポイントは、この店は他にはない、ということのようでした。
そのとき、ミシュランが☆を付ける基準が理解できたように思います。

今回、ワイン好きの客からすれば、赤ワインが楽しめる季節の鳥料理も欲しかったし
次の料理が分かっていると、料理をさらに楽しめたと思います。
でも、「神楽坂 石かわ」には確かなオリジナリティがある。個性が光っています。
まさにミシュランが希求する和食の店といえます。
石川氏の
料理は、工夫され、「自然」が実感されたものでした。 
旅の最終日は、長野県望月の春日にある名前もお洒落な!!「農村の納屋レストラン
ル・さんざ・プリュ」で、お任せのランチを戴きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/karuizawablog/54735623.html

望月の山の幸、上原シェフの故郷イワキの海の幸を、長年のフレンチの経験と感性で織り込んだ
上原ワールドの料理の数々です。

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アミューズは間引いたカブのスープ        村の豆、野菜で作られたテリーヌ
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アスパラ ゆで汁に卵のスープも美味        アスパラの根元でロワイヤル
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上原シェフの真骨頂 松川ガレイ、行者大蒜、もみじ笠の鮨  イワキの地魚山の神、ほうぼう、あいなめのポワレ
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平原さん飼育のポークロースト 湯引のようにあっさり デザートはプリン、苺ミルク、クワルクなど
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 味わいの印に渡された今日のメニュー     3卓、10人だけを大切にお迎えします

旅の終わりは、上原シェフたちが師匠と仰ぐ、敷地続きの「職人館」へ。
館主北沢正和氏のもとには、彼の創作料理の腕前や産物を見極める眼力に惹かれ
東京から有名シェフも日参します。
http://slowaging-olive.b.bv-bb.net/200806/article_2.html

お茶で憩い、旨味たっぷりのカブと紫の薔薇を土産に戴き、休日堪能の帰途へつきました。

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  職人館