ワインのテイスティング…
先日、次回仕入するワインを選ぶため、デイリークラスのワインをテイスティングしました…
私を含めた wine FIX のスタッフが2名に加え、
広く意見を求めるため、
ワインは飲むがそれほど詳しくない方2名、
普段ワインを飲みなれていない方が2名で、
3種類のフランスワインについてあれこれと話をしながらのテイスティングとなりました。
アイテムはボルドーと、ローヌ、ラングドックそれぞれ各1本ずつの計3本。
結果はなかなか興味深いものとなりました
われわれスタッフとしてはローヌワインが一番となりましたが、
他の方々はラングドックが一番という評価が出ました。
なぜラングドックが良かったのかうかがってみると、
まずボルドーに関しては、「酸っぱい」や「渋い」ということで却下、
ローヌは「味が薄い」、
それらに対してラングドックは「飲みやすい」という事で評価されたとの事…
なるほど~
まずボルドーに関しては、
デイリークラスとはいえ割としっかりとした造りであった為、
たしかにタンニンもしっかりありましたし、酸もしっかりと感じられました。
ヴィンテージが2007(3種類とも)で若かった事もあり、
上記の意見は確かにある意味うなずけます。
我々の意見としては、あと2~3年してからまたテイスティングしてみたいが、
現状の味わいと値段(南仏の2種と比べ若干高い)のバランスでは、
それほどコスパが高いとは判断しませんでした。
他の方々は単純に今飲んで美味しいと感じるかどうかで、
あまり美味しくないと判断されたようです
ローヌに関しては、
スタッフはグルナッシュの良い部分が上手く引き出されており、
すごく綺麗な造りの上品な味わいが
、
それからもちろん値段とのバランスで考え、
この3種類の中では一番と評価したのですが、
他の方々はあとの2種類が味が濃かった事もあり、
とにかく「味が薄い」という事でいまひとつの評価となりました。
最後のラングドックは、
スタッフの意見は酸が弱く、甘い果実味が前面に出ており、
いかにもヴァン・ド・ペイ・ドックという味わいで、
値段相応の味わいかなと思いましたが、
4名の方は他のワインよりも、
とにかく「飲みやすい」という事で、
一番の評価となりました
ワインの評価って改めて難しいなと感じたテイスティング会になりました
皆さんご協力ありがとうございました。
今後の仕入の参考にさせて頂きたいと思います
ボジョレー・ヌーヴォー…販売しま…
今年も“ボジョレー・ヌーヴォー”解禁まであと1ヶ月となりました
が、私共ワイン専門オンラインショップ wine FIX では、“ボジョレー・ヌーヴォー”は販売しま…せん。
とりあえず今年に関しては…(来年以降はまったくの未定)ですが…
別に“ボジョレー・ヌーヴォー”自体を否定するつもりはありませんし、毎年繰り広げられるお祭り騒ぎを否定するつもりもありません(ワインは楽しく飲むのが一番ですから…
お祭り騒ぎ
です)。
では、何故扱わないのかと言いますと、答えは簡単…店のコンセプトにあわないから
wine FIX は『美味しいワインを美味しいままお届けしたいから。』をモットーに、スタッフが厳選したワインを、しっかりと管理して、良い状態のまま、出来るだけ安くお届けしたいと考えています。
この「厳選したワイン」を「出来るだけ安く」というのが、ヌーヴォーの場合実はすご~く難しいのです。。
一昔前はともかくとして、ここ数年はボジョレー・ヌーヴォーに対する考え方も変わってきており、かなり品質の高いヌーヴォーも実際造られるようにはなってきています。
そういう意味では「厳選したワイン」を仕入することは出来るでしょう。
でも、それを「出来るだけ安く」となると、話はかわってきます。
wine FIX が考える「出来るだけ安く」という事は、そのワインの品質や世間的な相場から考えてなるべく安く提供する事なのですが、ヌーヴォーの場合、その輸送の関係で安く提供する事が難しいのです
ボジョレー・ヌーヴォーは毎年11月の第3木曜日が解禁日となっています。
この為、解禁日に間に合わせて日本に輸入しようとすると、どうしても空輸する事になってしまいます。
通常、フランスのワインはそのほとんどが船便で日本に入ってきますが、船便の場合どんなに早くてもフランスを出港してから日本に入港するまで30日はかかってしまう為です。
船便で最低30日かかるところが、空輸の場合10数時間で着くわけで、さらに1機の飛行機で運べる量も限られてしまいます。
つまりそれだけ通常のワインより輸送コストがかかってくるわけです
もちろんどの輸入元さんも他のワインに比べて利益率は低く設定してはいます(私も数ヶ月前まで輸入、卸売、小売をやっている某社に在籍していたので良くわかります)。
それでも実際のワインの味わいが、売られている値段に見合っているかと考えますと、疑問、ギモン、ぎもんです
もちろん wine FIX として納得して販売出来るヌーヴォーがないか探す努力はしましたが、いかんせん時間が足りず、とりあえず今年に関してはヌーヴォーを扱うことは見送りとなりました。。
店のコンセプトに合わないワインを販売する事は出来ませんから
でも、今年入ってくるヌーヴォーは出来るだけテイスティング
してみようとは思っています
そこで納得してお客様にオススメ出来るヌーヴォーが見つかれば、来年は扱うかもしれません…
ワインのデキャンタージュについて…
今回から『ワインのツボ』というテーマで、ワインに関する豆知識を書いてみたいと思います
1回目のお話は『ワインのデキャンタージュについて』…
そもそも『デキャンタージュ』って何
という方もおられると思いますが、簡単に説明しますとワインをボトルからデキャンター(水差しのような容器)という別容器に移し替える事です。
ではなぜそのような事をするのかといいますと、大きくわけて2つの目的があります
まず1つは古いワインを美味しく飲む為です
古いヴィンテージの赤ワインは、ビンの中に澱というものが発生します。 これは元々ワインの中に含まれている(溶け込んでいる)色素やタンニン、ポリフェノールやたんぱく質などが、熟成中に重合、結合して不溶化したものです。
もちろん、元からワインの中に含まれている物ですから、人体には無害ですし、飲んでも差し支えありません。
しかしながら、場合によっては舌の上にザラザラとした感じが感じられたりして、決して美味しいものではありません。
この為ビン底に沈殿した澱をグラスに注がないよう、上澄み部分を別容器に移し替えるのです。
ちなみに白ワインの場合も酒石酸というものが沈殿する事があり、やはり飲まないほうが賢明ですが、赤ワインほど大量に沈殿する事は稀ですから、白の古いワインはデキャンタージュしない事もよくあります。
2つ目の目的は若いワインを美味しく飲む為です
以前このブログで『ドメーヌ・フェヴレ』のディナー会の模様を書きましたが、赤ワインのお話の中で『ダブル・デキャンタージュ』をした事を書いています。
これは若いワインを美味しく飲む為にやった事なのです。
ボルドーやブルゴーニュの良い(高い)ワインは、ビン詰め後ある程度熟成させてから飲む事を前提に造られています。
この為若い内にコルクを抜くと、香りの拡がりが今ひとつだったり、ちょっと酸味が強く感じられたりする事があります。
一度抜栓したワインの香りや味わいは、ワインが空気に触れる事により上昇し、あるところを境に今度は下降していきますが、長熟型のワインは抜栓しても、数時間や場合によっては数日経たないと飲み頃の味わいに達しないのです。
だからといっていつもいつも、飲み頃のヴィンテージワインを飲めるわけではありません(裕福な方は別ですが)し、若い内の味わいを見ておきたいという事もあるでしょう。
そんな時に少しでも美味しく飲む為にデキャンタージュをすると、香りの拡がりが出てきたり、酸が穏やかになってまるい飲み口になります。
ちなみに、ご家庭ではデキャンターを用意するのは難しいと思いますが、グラスを2個用意して頂き、最初に1つのグラスに注いだ後、もう1つのグラスに移し替えるだけでも味わいは変わります。
よかったら一度試してみてください
以上、今回のお話は終了です。。では