どれだけ心を込めてアドバイスをしても、どうにもこうにも伝わらない。


まあ、仕方がない。現実に起こっていないのだから。今は来るべき時のために種を蒔くのみ。


月日が経って、現実に起こり始めた。


でも、なかなか伝わらない。いや、伝わってはきてそうだけれど、行動までは変わらないというところか。


もう少し自分ごとになれるまでは待つのみ。ここで感情的になっては台無し。水と肥料は適切か、調節しながら待つ。


そして、現実になってしまう。遠くなる理想像に、本人が焦り始める。やっと自分ごととして捉えられるようになってきた。


ここが劇的に成長させられる、千載一遇の大チャンス。


スポーツと同じ。勝つか負けるかわからない瀬戸際に立ったときにこそ身につけられる何かがある。


ここでどう動くか。指導者の腕の見せ所。何を言うかではなく、誰が、そしていつ言うか。これはAIではできない。


AIには、知を教えることはできても、人を育てることはできません。


もう10年以上になりますが、ウィルの小学生には、「育伸社」の学力テスト(学力診断型Aタイプ)を3ヶ月ごとに受験させています。


難易度のイメージとしては、8割あれば中学校の定期テストでクラスのトップレベル、6割くらいが普通、4割だと危険領域。そして3割未満となると、算数ならばもはや普通の四則計算すらままならない、国語ならまともに文章が読めないレベルです。


いや、「でした」でしょうか。



以前にも書きましたが、ウィルの小学生4年生には今自分の子が通塾しています。


元々の入塾させた理由は、勉強じゃありませんでした。


共働き夫婦の私たちにとっては、月1万円でいつでも子どもを預かって、宿題まで見てくれるウィルは、託児所的に使える便利な場所だったからです。


勉強については、「まさか小学生程度で困ることはないだろう」と夫婦それぞれの体験から信じきっていましたし、


実際に学校のテストではほぼ100点、学校の面談でも、先生からは「勉強面についてまったく問題ありませんよ」と言われていましたので、微塵も気にかけていませんでした。


それが、実際にウィルに入れて、この育伸社の学力テストを受けさせたら、まさかの30点未満。慌てました。だってそんな生徒、これまでほとんどいなかったんですから。


そこから夫婦ともに認識を改めて早8ヶ月、まあまあそれなりにはなってきました。早く気づけて良かったと心から思っています。


さて、そんな矢先のつい先日のこと。


体験授業に、ある小学生が来てくれました。


私くらいのキャリアになると、1回か2回教えれば、その子がこのまま行けばどれくらいの学力になりそうか、ほぼ確実に当てることができます。一目見て、これは伸びる!とワクワクするような生徒でした。


※もちろん「このまま行けばであって、その成長曲線の角度を変えてあげることが教育であることは言うまでもありません。


その後、その生徒はウィルに入塾することを選んでくれましたので、ではまず現時点の学力を診断してみようと、くだんの育伸社の学力テストをやってもらったんです。


「育伸社の学力テストくらい、あの子なら8割くらい取れちゃうんじゃない?さて、どのくらい取れるだろう?」


楽しみ過ぎて、採点結果をすぐに見に行ったらまさかの20点台。まともに計算すらできていませんでした。


こんなことなかったですよ、数年前までは。


あんなに楽しそうに勉強して、疑問を持って学べて、質問ができる子が、こんなになるはずがないんです。


後で聞けば、その子の親は県内の最高峰の高校のご出身だそうで、おそらく小学生時代に勉強に困ったことなどなかったことでしょう。


きっと、私たち夫婦のように、この結果に驚かれたのではないでしょうか。


今、少なくとも所沢市の小学校においては、学校の指導レベルに疑問を持たざるをえません。あまりにもこのようなケースが増え過ぎです。


何が原因かはわかりません。でも、何かが明らかにおかしい。


小学生のお子さんをお持ちの皆さま。


ウィルじゃなくてもちろん構いません。どこだっていいですから、一度どこかの塾に入れてみてください。


中学受験塾だと、レベルが必要以上に高過ぎですから、そうではない基礎レベルから教えてもらえるところがいいです。


入塾時の費用は諸経費など少し高くなりますので、それを避けるためなら無料の体験授業だけでもいいです。


模試のような学力を測るテストをやっていないところはないでしょうから、そこで一度でいいです、学力を測るための何かしらのテストを受けさせてもらうことを強くオススメします。


それで問題なければ、すぐに塾を辞めたらいいんです。


まずは知ること。そこからどうすればいいか、ゆっくり考えればいいのではないでしょうか。



追記

うちの子がそれなりになってきた要因ですが、ウィルに入れたからかどうかはわかりません。おそらく要因は複数あります。


① 親が育伸社の学力テストの問題を見た上で、この結果は酷過ぎると危機感を持ったこと。具体的に学習に関する本やドリルを買い与えた。


② 明らかに様子の変わった親を見て、本人も危機感を持ったこと。具体的に自分から勉強するようになった。


③ ウィルに入れたことで、勉強に対する姿勢が変わったこと。


④ 小学校4年生から変わった先生の技量が高いこと。これまで「勉強面についてまったく問題ありません」と言われてきた担任と違い、授業で何ができていなかったのかを逐一連絡くれる先生です。面談に伺ったときにも、一人一人をしっかり見てくれていることがわかりました。そのおかげか、うちの子の通知表が急に悪くなりました(笑)。


うちの子がそれなりになってきている理由を思いつくままに挙げてみましたが、きっと①が一番大きいような気がします。

親が子どもに望む力、第4位にランキングされる主体性。


保護者が子どもに望む力 2023


主体性は、任せないと育ちません。管理してたらどんどん受け身に育っていきます。


でも、任せて失敗したら取り返しがつかないと思ってしまう。(※そんなことは本当はないんですけれど、そう思ってしまうのが親心)


それでも信じて任せてみる。


けれどやっぱり失敗。しかも、やって失敗ならまだしも、碌にやらずに失敗している(ように親からは見える)。


ふざけんな!💢


だったら、管理する!やらせる!どうせやらないんだろ?やれなかったんだろ?だったら問答無用、まずはとにかく言うことを聞け!


と、なる。


親となってみて、よりいっそうこの気持ちがわかる。めっちゃわかる。わかりまくる。


だって、任せてやらないくらいなら、やらせた方が良いって思ってしまうから。


でも、この苦悩、子どもに見えてますか。ちゃんと伝わっていますか。


子どもからしたら、

「やらなきゃいけないのはわかっている。できると思っている。言われたくない。任せてもらいたい。」と思っているかもしれない。


次はできる!って、思っているかもしれない。


ここで、前述の「子どもを子どもとして捉え直す」です。


大人で、何度も何度も同じ失敗するような人には期待しません。だって変わらないから、大人って。


それで互いにイライラするくらいだったら自分でやった方がいい、と思う。


でも、相手は子どもです。『三日会わざれば刮目して見よ』の年代です。1ヶ月前にできなかったことが、サラっと急にできてたりする年代です。


三日はちょっと短すぎな気がしますが、1ヶ月なら別の人になっているかもしれない。前にできなかったことが、今ならできるかもしれない。そんな年代なんです。


①「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

②「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」

③「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」


① しっかりやり方を伝えて、させてみる。そしてできていたところは褒める。

② 互いに話し合い、親の気持ちを伝える。また相手の考えに耳を傾け、相手の考えを認めた上で、任せる。

③ 絶対にいつか自分でできるようになると信頼して、目の前のやっている姿を見守る。


これを繰り返していけば、4位の主体性だけじゃなく、1位も2位も3位も、6位も7位も、9位も、個人差はあるにせよ必ず育つことは間違いない!(さすが五十六さん。)


あとは時間的余裕があるかないかだけですよねえーん


でも、大学生になって失敗するくらいなら、高校生の方がまだ良い。


高校生になって失敗するくらいなら、中学生の方がまだ良い。


中学3年生になって失敗するくらいなら、中学2年生の方がまだ良い。


任せなければ主体性は育たない。そして、人間が〝呆れるくらいに痛みで学ぶ生き物”なのだとしたら、ここは山本五十六を信じて、やってみるしかありません。


最初からできたわけじゃなく、失敗を繰り返すことで成長することを、大人は知っているはずです。


そしてまた、今が一番若いということも、私たち大人は知っているはずです。