上司のための、「人が成長する」マネジメント法 -24ページ目

上司のための、「人が成長する」マネジメント法

部下を一人でも持っている方。
自ら考えて行動できる部下の育て方を学んでみませんか?
組織をつくる、人を育てるマネジメントの方法を、
企業向けにアドバイス、コンサルティングしている専門家のショートエッセンスをお届けします。

この時期は何かと忙しいが、

今だからこそ取り組めば人より一歩先に進める。


新年のスタートが思うようにいかなかった人も、

この年度末にスモールゴールを設け、

成し遂げたい目標の達成に向けて再スタートしてはどうだろうか。


もちろん仕事に限らなくてよい。


たとえばダイエットやランニング、資格試験の勉強、

外国語の学習、読書習慣、日記、禁酒・禁煙、片付けなどなど。


実践するたびに少し、何かしら

の“ごほうび”がもらえるような仕組みがよい。


自分の好きな食べ物もよいが、できれば費用は抑えたいもの。


やはり今おすすめは、ツイッターやフェイスブックで

「今回のスモールゴールも達成!」と公表して、

周囲の人たちから「いいね!」ボタンを押してもらい、

コメントをもらうと効果的だと思う。


まだ使ったことのない人は、春からはじめてはいかがだろう。


少し穏やかな気候になり、何かに取り組むにはよい季節。


ただし、くれぐれも無理をし過ぎず、

少し頑張ればできる難易度であることが理想的。

よく不満をもらす部下はいないか。


能力の高い部下やできの悪い部下、年上の部下や

外国人の場合など、さまざまなケースは考えられるが、

ここでは標準レベルと思える3年目部下を例に考えてみたい。


注意深く観察してみると、

不満はよく表すが、その部下は部下なりに、

スムーズな仕事運びと向上のため、努力している感じはする。


そこで、このエネルギーを

何とかよい方向へ伸ばすことはできないものか。


「きみはそんなふうに考えているからダメだ」

と言ってしまうのは有りがちだが得策ではない。


大事なのは「きみの指摘には、たしかに一理ある」と、

不満をいったん引き受けてみること。


その上で、解決策を1つずつ洗い直してみると、

思いのほか改善点や問題点が見えてくる。


また、不満をいったん引き受けた部下自身にも、

「言っていたのは単なるグチだったのかもしれない」と、

反省心が起こるかもしれない。


不満を転化させるには、

上に立つ人のちょっとした気づきから始まる。

職場の環境はどうか。たとえば、人。


周囲を見渡し細かい点も観察すると、いろんな人がいる。


一例だが、仕事をバリバリこなすリーダーが

実はあがり症で、若い女性と2人きりだと満足にしゃべれない。


または見るからに男らしい元ラグビー部の部長が、

クモなどの虫を見て悲鳴を上げる。


ここまで極端でないにしても、

人は何かしら得手不得手を持っているもの。


他にも、あげるとキリはないが、運動が嫌い、料理が苦手、

飛行機に乗るのがこわい、電話応対がぎこちない、など。


苦手なことを客観的に分析してみると、

そこにはやはり理由が何かしら隠れている。


あがり症の人は、過去に公衆の面前で

大恥をかいた経験を持っているのかもしれない。


また、虫を怖がる人は子どものころに、

気味の悪い体験をした可能性もある。


人間、誰にでも苦手なことがあるものと認識し、

決して否定せず、徐々に苦手を克服させる、

時に目をつぶる、他のいいところを探す、など心がけたい。

最近、ビジネスパーソンを見て、あらためて感じること。


仕事を進める際、誰もが優先順位や優先事項に

ついて考えているだろうが、劣後順位について


深く考えたことがある人はほぼいないのではないか。


確かに優先順位をつけるのは簡単で、

誰もが優先順位を決めることができる。


何が重要で、どの仕事に焦点を当てるべきか、

社会人生活が長くなれば簡単に見分けられる。


本当の問題はやはり劣後順位である。


何を取りやめる必要があるだろうか。


今あるプロジェクトや業務の必要な時間を確保するために、

どの仕事を無視するなり、手放すなりするだろうか。


先日、時間管理の問題を抱えているビジネスパーソンと話をした。


彼はたくさんの仕事を抱え込み、圧倒されていたので、

何をやめるべきか、劣後順位を決めることを勧めた。


ビジネスにおいて、おそらく最も難しい意思決定は、

どの商品を売るとか、どの顧客層を開拓するかではなく、

どの顧客の、どのニーズを後回しにするか、無視するかである。

目標達成に向かって努力する部下の背中を見て、

壁をぶち破ってほしいと見守る上司やリーダーは多いはず。


「10回叩けばこの壁は破れる」と叱咤すれば、

目標さえ明確であれば誰でも10回叩くだろう。


しかし、ほとんどの壁は、何回叩けば破れるか誰にもわからない。


「自分は何をやっているんだろう」と

続けるうちに、嫌気をさすこともある。


よく考えてみると、そこであきらめてしまう人もいれば、

見事に壁をぶち破る人もいる。


もしかしたら2人の差は、あと1回、

壁を叩くことができたかどうかの違いだけかもしれない。


「あきらめない力」を養うことは、

どんな職場や状況においても重要だと感じる。


あきらめない力が高まると、ハードな仕事をしても疲れ知らず。


もちろん体力的な疲労はあるが、

頑張っているその時は疲れない、つらいとも感じない。


1つの仕事に集中していると雑念が消え、

「何時間も続けた割には疲れなかった」経験と同じ。


いわば「集中ゾーン」に入れるかどうか、

これからの壁を破るポイントかもしれない。