いまをたいせつに -7ページ目

インド(08.02~03)

インド日記:1 2


*インド日記2を参照ください*


インド日記2でFTのことについて触れました。

そのときのシルクショップの店員さんはこちらの方です。




なかなかこざっぱりしていて、恰幅もよい方でした。英語もぺらぺら。

で、彼がシルクのスカーフを織っているところを見せてくれるというので見せてもらったんです。

職人さんがこちらの方です。




機織り機!!小さい頃読んでもらった織姫と彦星の挿絵を思い出します。

2人の違いが歴然としていて・・。


インドって不思議な国だとも思った。

日本と変わらない生活レベルの人もいて、カラーTVがあって、ケータイ持って、PCがあって、英語がペラペラで。

だけど、ここが家なの・・と思うような家もあったり、物乞いをする人もいたり。

公正な取引をしなければならないのは、誰となのか。




おまけは、列車で出会い、インドの家庭料理をいただいたときのもの。




右上のパンみたいなのがチャパティー。小麦粉で作られているのかな、たぶん。

ピザ生地のような形状で、油であげて作るそう。

(油であげるとチャパティーといい、それが朝からでてくるし、インド人は食べてた。おそるべしインド人の胃)


手前の黄色いのがカリフラワーメインのカレー。

奥はにんじんとグリーンピースを炒めたものだったけど、味はやはりカレー味。笑

インド(08.02~03)

インド日記:1



あちゅさんのフェアトレード;fair trade (以下FT)の記事 を読んで思い出しました。


日本でも、所得格差があるんだと医療事務のアルバイトをしてから

私はとてもずっしりと感じていた。


でも、インドへ行って思ったことは

日本は、格差といってもないに等しいものなのかもしれないっていうこと。

だって、日本で格差があっても、私の見た・わかる範囲では

着ているものが上質だったり、持っているものがブランドかそうでないかだったり。

そのレベルだから。


東大に行くのもすごくお金がかかると聞いたことがある。

それは、東大に入る前に私立の進学校や高い予備校に行かないと入れないからだそう。

そして、東大などの名門を卒業すれば、お給料をたくさんもらえる会社に入れて

お金持ちになって、そしてその子どもも東大クラスを目指せるということを言うみたいです。



インドの格差ははっきりと目に見えるし

上質なものを着ている人、ボロを着ている人の2つしかなかった。

どのように表現していいのかわからないが、とにかくそんな甘っちょろいもんじゃないことはわかる。

そんな感じ。


インドの列車に乗ると周りは、インド人のお金持ちの人ばっかりのよう。

お金持ちのインド女性で日常サリーを着ている人は少ない。

インド女性でノンサリー=お金持ちで大体合っている気がする。

都市部(デリーとか)に洋服の女性が多く、地方(バラナシ)はサリーが多かった。

働く女性は洋服が多いらしい。

日本で働く女性が着物を着ないのと同じと説明された。

女性で働けるということは、教養があって、やっぱりお金持ちなんです。


列車で出会った洋服のインド女性。

ジーンズに上はエスニックなシルクのような光沢あるチュニックで、

インド女性としては珍しく髪の毛がボブだった。

インド女性は髪が長くてお団子みたいにまとめているのがほとんどで、彼女以外ボブ・ショートは見なかった。

とても英語が堪能で、彼女はクリスチャンでした。

夜行列車だったので、ご飯は列車内の弁当(カレー!)か持参したものを食べます。

彼女は持参していた弁当(やっぱりカレー!)を分けてくれました!

インドの家庭料理を味わえました!


せっかくなので、色々と聞いてみました。

インドの宗教とか、彼女の出身とか。辞書片手にですが。


話していて、彼女の仕事の話になり、なんとインドシルクや織物の「フェアトレード」をしているらしい!

彼女は数十人の仲間と列車に乗っていて、職場仲間で、仕事しにデリーに行くとのことでした。

(列車はデリー行き)

フェアトレード。とても縁深い言葉です。

友人にとてもFTに精通している人がいて、色々教えてもらったり、FTカフェ運営協力もしたばかりだったから、

そのときは日本でのFTしか知らない私はちょっと興奮してました。


でも、よくよく思うと、FTに対して疑問がよぎりました。


バラナシに行ったとき、シルクのスカーフを買いました。

お店のおっちゃんと仲良くなって、どうやってスカーフを作ってるか見せてもらったんです。

おっちゃんは、携帯も持ってたし、綺麗な洋服着ていて、お風呂も毎日入っている感じでした。

シルクのお店のおっちゃんはそうなのに、実際のスカーフを作っている職人さんは

ボロを着ていて、お風呂にもう何日も入っていないんじゃないかという感じで、とても痩せてた。

お店を運営している人は裕福で、実際作っている職人は・・・・・


だから、その列車の女の人が織物のFTをしていると言ってたけど、

FTの本当の意味は、職人さんたちまで届いているのか。

その女性はめっちゃいい人で、やさしかったから、職人さんたちまで行き届いていればいいんだけど。



FT団体では、団体スタッフ自ら生産地を訪れて、技術指導をして、公正取引を行っているはず。

大きいとこでちゃんと認証受けてるとこは大丈夫だろうけど。


FTに対して反対意見を持つ教授もいたな、大学時代。

深いところまできちんと情報を持たなければ怖いんです。

本当にFTする相手は、途上国じゃないってこと。一くくりにできない。

その国のどこの地域のどういう人の製品かっていうことなんです。



日本の農業も似ているところがある。

農家さんは口をそろえて言います。

「農業は儲からんから、楽しんでやるのがいい」

農家から安く買って、付加価値をつけて高く売る。

作っている人はそう言っているけど、売っている人はそうでなかったりする。

人によっては、「農家が頑張らないからだ」って言う人もいる。

農家が自分たちで考えて付加価値をつけて売ったらいいっていう。

確かにそれも一理あると思うけど、なんていうのかな、それは農じゃないんですよ。

医者をやりながら、学校の先生しないでしょ?

農家さんは農のプロなんです。野菜つくるプロなら、1本の方がいいと思う。

野菜がないなら、付加価値をつけることだってできないんだから。

職人がいなきゃFTもできないんだから。


大切に、と思うのは・・・

前回「健康(時々IgA腎症)」のテーマで書いたループ という日記。


いつもお世話になっている三憂さん からのコメントを読んで、

たまに心に浮かび上がることが浮かんできたので、書きます。




IgA腎症と診断されてから、ときどき湧き上がってくる、不安。


とても波があって、まったく不安を感じず、自分が食べたいものを食べて、したいことをしている時もあれば、

1つのしたいことのために、いくつかを我慢することは多々ある。(体力温存)

気にかけて、食べたいもの控えたり、したいことを我慢することもある。

とても不安になって、行き場のない、なんともいえない苦しい状態になることもある。


本当にすごくすごく苦しい。

気持ちも、胸部も、身体ともに苦しさを感じる。

そういうときはすごくへこみます。

でも、そういう苦しいことがあるから、より日々を大切に・丁寧に過ごしたいって思うのかもしれないな。





--------近況報告

4月から社会人になりました。

通院について、上司と相談をし、遅くとも1ヶ月前に申請すれば

振り替え出勤も可能だということでした。理解のある会社でよかった!

まだまだ仕事はできません。早く仕事を覚えたいです。