記事より~

証券監視委によると、日興CGはグループ投資会社の日興プリンシパル・インベストメンツ(NPI)が実質支配する特別目的会社(SPC)NPIホールディングス(NPIH)を連結範囲に含めず、本来なら計上できない利益を2005年3月期決算に計上。日興CGはこの不適切な会計処理に基づく決算をもとに、同年11月に社債を発行し、市場から500億円の資金を調達した。

 証券監視委ではこの行為は証券取引法が規定する「重要な事項につき虚偽の記載がある発行開示書類に基づく募集により有価証券を取得させた行為」に該当すると判断。同法の規定により、調達額の100分の1にあたる5億円の課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告した。

 証券監視委幹部は「NPIHの役員はすべてNPIの役職員が兼務しており、NPIがNPIHの意思決定機関を完全に支配していたことは明らかだ」とし、NPIHを連結対象に含めなかった日興の会計処理には問題があったと説明した。

 金融庁の五味廣文長官は同日の定例会見で、日興CGの会計処理について「市場の信認を確保する意味で大変残念な事態だ」と語った。

 日興CGは、今回の会計処理の訂正により、05年3月期連結決算の経常利益を777億円から588億円(前期実績768億円)に、同当期利益を469億円から351億円(前期実績387億円)にそれぞれ下方修正。06年3月期決算の経常利益を1678億円から1688億円に、同当期利益を963億円から967億円に上方修正した。

 問題となったEB債は、NPIがコールセンター大手のベルシステム24を買収するために設立したNPIHがNPIに対し04年、ベル24の株式に交換できる社債として発行した。このEB債は、株価の変動で一方に利益が出ると、他方には同額の損失が出る仕組みになっていた。

 日興CGはNPIに発生した含み益約145億円は利益として計上したが、含み損が発生したNPHIはグループ連結決算の対象外にして、損失を計上しなかった。

 最終的にNPIHをグループの連結対象に加えて処理し直したため、当初計上していた利益は相殺され、今回の過去決算の訂正に至った。

 <EB債の発効日も偽る、監視委と意見対立も>

 このほか、当初の手続きでは04年8月4日付で発行を決議したにもかかわらず、実際の発行は9月に入ってから行われていたことが社内調査で判明した。会見したグループの財務担当・森田收執行役によると、内部の取締役会の議事録のほか、EB発行に関わる発行要綱の書類も「日興プリンシパルの平社員によって、あたかも予定通り発行されていたかのように改ざんされていたことが判明した」という。

 ただ、これについて証券監視委では「一担当者の話ではない。それ相応の(立場の)人が関与している」(幹部)との見方を示しており、日興CGの主張と真っ向から対立している。

 東京証券取引所は18日付で日興CGの株式を上場廃止の恐れがあるとして、監理ポストに割り当てたと発表した。



日興コーディアルグループでの会計不祥事という

社会的インパクトの大きい事件が生じてしまった


今回のこの不祥事には2点の問題があると考えらている

① NPIHの連結範囲の問題

② EB債発行に伴う書類の改ざんという内部統制上の問題


まぁ、マスコミの取り上げ方においては、

この2点を一緒にして考えているところも多く見受けられるが。。。

そしてこの日興の監査に当たっていたのが

旧中央青山(現みすず)監査法人である

山一、足銀、カネボウ等々の会計不祥事に続き

またかと思われても仕方がない


「みすず」になり新規一転というところに

まさに青天の霹靂というような今回の不祥事により

旧中央ひいては会計士業界全体に対する

風当たりはさらに厳しくなることは間違いないことであろう


なお旧中央青山も過去において

特定目的会社に対する連結の範囲に関して

連結の範囲に含めるようとの指摘は行っていた模様

(参照 日経新聞2005年12月29日記事)

それを受けて06年3月期決算期においては

特定目的会社も連結の範囲に含めて処理を行っているが、

その時点において過去の訂正等は行っていないようです



しかしながらマスコミが取り上げるように

特定目的会社の連結の範囲等の問題もおおいにあるのだがが

俺にとってそれ以上に疑問があるのが

なぜNPIHが資金調達の手段として

EB債を用いたかということである


なお、このとき発行されたEB債の発行条件等も不明であるため

以下は私見の部分が多いのでご了承を


EB債とは

債券の償還の方法を決定するために、あらかじめ定められた日において、所定の条件を満たす場合には、現金で償還されるのではなく、所定の銘柄の株券で償還される条項が付された債券のことをいう。
他社とは、債券の発行体と償還対象株式の発行会社とが異なることに由来する。他社株償還条項付債には、いくつか種類があり、ノックインプット売り型やノックアウトプット売り型などがある。


9月に行われた「ベルシステム24」の株式公開買い付けを

(2004年9月28日公開買い付け申し込み開始)

8月のNPIHの資金調達時点ですでに考えていた場合においては
公開買い付け価格にはプレミアムも付されることから

「ベルシステム24」の株価が高くなることは

当然に考慮できたのではないだろうか


そうすると結果としてEB債の特徴上必然的に、

NPIには利益が帰属し、逆にNPIHには損失が帰属することになる

この時点で連結の範囲においてNPIHを含めないことが確定ならば

当然利益のみがP/L上反映されることになる


つうことは、自らがTOBを行うことにより

その後の株価が高くなることが

かなりの確率で想定しうる状況において

連結対象外とするNPIHがNPIに対してEB債を発行することは

だいぶ恣意性が入った取引なんではないかと

思わざるおえないのである








FIFA年間最優秀選手、カンナバーロの受賞が明らかに ~記事より

 ファビオ・カンナバーロが、ジダンとロナウジーニョに大差をつけてFIFAワールドプレーヤーも受賞した。スペインのラジオ局『カデナ・セル』が明らかにした。

 誰もがバルセロナのブラジル人ロナウジーニョの受賞を予想していたが、FIFA(国際サッカー連盟)加盟各国の代表監督・キャプテンによる投票で選出されたのは意外にもレアル・マドリーのイタリア代表DFカンナバーロだった。記者投票で選出されるバロンドール(欧州最優秀選手賞)の受賞から数週間を経て、カンナバーロは疑いの余地なく2006年最高のサッカー選手として認められることになった。

『カデナ・セル』は各選手の得票数も明らかにしている。カンナバーロは498ポイント、ジダンは454ポイント、そしてロナウジーニョはわずか380ポイント。過去2年間の受賞者は3位に終わった。FIFAによる正式な授賞式は18日にチューリヒ(スイス)のオペラハウスで行われる。



カンナバーロが先日バロンドールの受賞に続き

今度はFIFAの最優秀選手をも受賞した


FIFAの最優秀選手賞とバロンドールとのダブル受賞は

昨年のロナウジーニョに続いての二期連続

そして、ワールドカップでの優勝も含めると

ロナウドの2002年のとき以来


ちなみにロナウド、カンナバーロともに

ワールドカップの最優秀選手賞は受賞できていません



2002年日韓ワールドカップ時は、オリバーカーンが受賞(このときドイツは準優勝)

2006年ドイツワールドカップ時は、ジダンが受賞、このときご存知フランスは準優勝

ちなみに1998年フランスワールドカップ時は、ロナウドが受賞(このときブラジルは準優勝)と

この数回の大会では最優秀選手賞は

準優勝のチームからしか選出されていません



そんなことを考えるとまぁ、今年のサッカー界の賞は

カンナバーロが完全受賞だったなと思います


ワールドカップもカンナバーロとブッフォンなしでは

イタリアは優勝できなかったと思うしね

ちなみにワールドカップでブッフォンはヤシン賞(最優秀GK賞)受賞しています












そのまんま東氏が宮崎知事選参戦表明~記事より

 タレントのそのまんま東氏(49=本名・東国原英夫)が14日、宮崎県宮崎市で記者会見し、同県知事選(1月4日告示、21日投開票)への出馬を表明した。同時に13日付で所属事務所「オフィス北野」との契約を打ち切り、タレント活動から引退する考えも明らかにした。IT企業を誘致する宮崎ヒルズ構想など、そのまんまマニフェストを公表。各党派への推薦要請もしない方針で、無所属での厳しい戦いになりそうだ。

 お笑いタレントが笑顔を封印し、県知事選出馬を表明した。かぶり物、汚れ役、なんでもありだった東氏が、この日は白いワイシャツにグレーのネクタイ、黒いスーツ姿で登場。顔の筋肉を緊張させ、真剣な表情を保ったまま「宮崎県知事選に出馬させていただくことを決意いたしました」と話した。謝罪会見のような硬い口調に、時々つっかえながら「宮崎のセールスマンとして汗を流させていただきたい」と必死の形相で訴えた。

 本名ではなく、芸名で出馬する。A4判の紙6枚にわたる「そのまんまマニフェスト」も公表。談合防止のための入札改革や農林水産業を機軸とした県産業の振興などを盛り込んだ。関係者によると、六本木ヒルズならぬ、IT企業の誘致案「宮崎ヒルズ構想」も準備中だという。

 会見にはテレビカメラ8台、約50人の報道陣が集まり、過去の不祥事への質問が相次いだ。98年に当時16歳の少女から客として性的サービスを受け、警視庁から事情聴取を受けたことなどをめぐり、報道陣から「ふさわしくないとの声も多い」「資質を疑問視する声がある」などと次々に指摘された。東氏は、さらに表情を硬くしながらも「今でも猛省しております」と強調。その上で「再チャレンジの姿勢を反映させていければいい」と、自身と県の再生を重ねてみせた。

 東氏は「芸能人の立場は離れます」とし、お笑いタレント引退も宣言した。所属していたオフィス北野は13日付で「契約が切れた」と説明。今回落選しても、軸足は政治活動にすえる決意だ。一方で「宮崎をPRするため、宮崎の顔としてメディアに発信していくことはある」とし、「文化人」「作家」などのジャンルでは活動を継続するという。

 師匠のたけしからは「表立っては応援できないが、陰ながら応援している」とエールを受けた。2月に離婚した元妻で女優のかとうかず子からも「体に気を付けて頑張ってほしい」と応援された。芸能人による選挙応援は「基本的に行わない」方針で、無所属での出馬となる。県内には東氏の過去の不祥事や「タレント候補」への不信感も根強く、苦しい戦いになりそうだ




宮崎前知事 安藤氏の辞任・逮捕により1月に行われる宮崎県知事選に

まっさきに手を上げたのが、そのまんま東氏だった


以前より政治に興味がある等の発言をしており

たしか加藤和子さんとの離婚の最終的なきっかけも

そのまんま東が、これからの人生を

政治に向けて生きていくということに

加藤さんが賛成できなかったということだったと思うが(表向きですが)


なので、今回のこのニュースもそんなに以外ではなかったなかと



芸能人(有名人)知事といえば

前大阪府知事の横山ノック氏、前東京都知事の青島さんに

前長野県知事、田中康夫氏

そして現在も現役なのが東京都知事石原慎太郎と

結構いろいろな人がなってたりする


でも宮崎県の人の声は冷たく

「政治を知っている人になってほしい」だの

「以前のことがあるし (きっと風俗でのこととか、古くはフライデー事件とか)」

という至極冷たい反応である

もちろん街角インタビューでも

彼に対しての良いコメントなんてまったく聞けず

まぁちょっとはテレビ局の編集つうこともあるのかもしれないけど


確かに宮崎県の人が言うこともわかる

が・・・ちょっとはがんばりも認めてあげてもいいんではないかと


「政治を知っている人に~」って

酸いも甘いも知っていたからこそねぇ、安藤さんは・・・

ついこの間なのにもう忘れてしまったのですか?


「以前のことがあるし」って

確かにこの人は品行方正ではないでしょう

見るからにエロさが感じ取れてしまいます

でも風俗好きでもいいじゃあない

未成年だったかもしれないけど、

どっちかというとそれって店側の問題だと思うのは俺だけでしょうか


フライデー事件にしろ当事者である師匠ビートタケシなんて

いまや文化人的扱いになってしまい

「有名人で総理大臣になってほしいランキング」では

堂々の一位まで獲得してしまっているこの状況


おいおい

首謀者はよくて、子分はだめなんですかと

テレビでコメントしていたおばちゃん連中に言いたい

あの師匠にしてこの弟子ありだとおもうけどね


なんかすごくそのまんま東氏を擁護したコメントを書いてしまっている

別にファンでもなんでもないんだけど


彼に県を任せられるか否かは別にしても

故郷のためにがんばりたいという意欲は

同じ宮崎県人の方々なら

もっと買ってあげてもいいんではないですかね


ちなみに上述した「有名人で~」ですが

第9位に細木数子がランクインしてしまっているあたりが

とっても微妙。。。




記事より~全日空、国内の全13ホテル売却へ・総額1000億円超

 全日本空輸は国内に保有する全13ホテルの土地、建物を売却する。不動産会社や投資ファンドなどを対象に月内に入札を実施、今年度中に売却先を決める。売却額は少なくとも1000億円を超える見通し。今月からホテルの運営を英系ホテル会社との共同出資会社に移管したのに続いて資産も手放し、航空事業に経営資源を集中する。

 売却するのは、旗艦大型ホテルの東京全日空ホテル(東京・港)や代表的なリゾートホテルである万座ビーチホテル&リゾート(沖縄県恩納村)など直営13拠点の土地や建物。運営受託や営業協力している18カ所は土地・建物を持っておらず、対象外になる。中国とオーストリアに持つ海外2拠点は引き続き自社で運営する


全日空もホテル事業の売り上げは

06年3月期にて46億円の営業黒字であるとのこと

(当中間はそれを上回るとの発表済み)


本業である航空事業は741億円の営業黒字ですので

その1割にも満たない営業黒字ですが

それでも黒字部門の売却になるので

全日空が本格的に本業である航空部門に

てこ入れしていこうとしているのがよくわかります


ちなみに前年度においては、このホテル事業部4億円の赤字でしたので

黒字に転換した今が売り時と思っての決断とも考えられますが

18年3月期にはホテル事業に対して422億円の設備投資を行っていることを考えると

全日空としては本当はこちらにも力を入れていきたかったのだが

売り手先から予想以上にいい金額の提示があったため

結局、売却に踏み切ったというのが妥当なところではないでしょうか



全日空はこの売却資金を09年に成田と羽田にて

発着枠が拡大することに伴った運行便の増加に費やすことのほか

08年に米ボーイングの新型中型機B787型機を世界で最初に導入するために用いるとのこと

ホテル部門の売却額が1000億円程度と新聞報道でいわれていますが

さてこの金額で全部航空機購入資金にあてるのかといえば

そんなことはありません


航空会社の航空機は全部が自社保有ってわけではないのです

なぜかって航空機は馬鹿高いってこと


では、ジャンボジェットがいくら位するのかってことですが

飛行機の値段とかでよく出てくるのが自衛隊でも使われているF15

このF15の値段はたまにテレビに出てきますが100億円位するとか言われます 

で、ジャンボジェットはというと現行のボーイングの747

これが200億円くらいらしいです

なんかここまでくると実感がわけない金額になってきますが


こんな馬鹿でかい金額の資産すべて自社保有にすることができません

そんな資金もないし、第一リスクが高すぎます

そこで航空各社は、航空機保有にあたって、リース取引を用いることになるのです


全日空の有価証券報告書をみてみると(有価証券報告書 設備の状況参照)

自社保有は109台、リース物件が87台とその約4割ほどを

リースにて保有していることになります

ちなみに有形固定資産として保有しているのが4,976億円、

リースを利用しているのが4,623億円となります


このように金額が大きい資産をリースする際に

用いられるリースがレバレッジドリース取引です


レバレッジドリースとは、リース会社が全額を出資して物件を取得するのでなく、投資家を募り少額の自己資金と第三者からの借入金により大型の物件を調達する仕組みだ。その背景には、航空機が100億円以上に上る極めて高額な物件であるということもあるが、最大の狙いは、投資家に対しキャッシュフローの安定を提供するところにある。レバレッジドリースの仕組みは、まずリース会社が営業会社(スペシャル・パーパス・カンパニー)を設立、全国から募った20~30の投資家が、物件価格の約20~40%を出資し、残りを金融機関から借り入れる。そして営業会社は、出資金と借入金をもとにメーカーから航空機を購入、それをユーザーである航空会社にリースするわけだ。出資した投資家は航空機のリース業から発生する損益を享受することになる。こういった投資家は高収益法人であり、その法人にとっては、中長期の利益計画の一貫として投資する。つまり、投資によって、投資家は小額の出資で大型の償却物件を所有したと同等の“償却”メリットが享受できるのである


200億円もの資産をリースするに際しては

リース会社自身も過大なリスクを負ってしまうことになります

そこで、投資家にリスクを分散することで自社のリスクを軽減することができるようになるのです

このレバレッジドリースにおいては

投資家側にも節税(実質的には税の先送りみたいなものでしょうか)効果が享受できます

17年の税制改革によって一部のレバレッジリースの投資家の

節税効果が見込めなくなったようですが

航空事業に関しては、改正法の適用が2年延長されたのでいまだにOKのようです


まぁ予断ですが、以前出張で金沢にいったとき

全日空ホテルに宿泊したのですが

エレベーター降りたら目の前にスッチー(今はCAですか)の集団がいました

やっぱり自社ホテルなのでANACAはここに泊まるのかと思い

ぜひ金沢にまた来たときには再度全日空ホテルをつかうと心に決めたのですが

今後は自社ホテルではなくせいぜい提携先程度になってしまうのでしょうね

そうするとANACAが必ず泊まるということにはならないのでしょうか。。。


ちなみに泊まったときに夜ANACAとホテルのバーで・・・

なんてことはなかったのでどちらでもいいんですけどね



















「足銀」監査法人への賠償請求を棄却…宇都宮地裁 ~記事より

 2003年に破たん・一時国有化された足利銀行(宇都宮市)の持ち株会社だった「あしぎんフィナンシャルグループ(AFG)」の旧株主が、足銀の監査を担当した中央青山監査法人(現・みすず監査法人)(東京都千代田区)を相手取り、不当な監査で損害を受けたとして、約32億円の損害賠償を求めた民事訴訟の判決が7日、宇都宮地裁であった。

Click here to find out more!

 福島節男裁判長は「原告は具体的な過失の主張・立証を欠いており、監査に不法行為があったと認められない」として請求を棄却した。足銀の破たん責任を巡る民事訴訟はほかにも、現経営陣が旧経営陣を相手取って起こすなどしているが、判決は初めて。

 今回の原告は、AFGの優先株を保有していた栃木県経済同友会の会員ら96の個人・法人で、破たんの真相究明と株主救済を目的に04年5月に提訴していた。

 提訴後、一般の優先株主に手厚く配当される会社更生計画がまとまったこともあり、原告代理人の佐藤貞夫弁護士は「一定の成果があった」として、控訴しない方針を示した。


旧中央青山への民事訴訟

賠償請求が棄却されました


監査法人を相手取った株主からの訴訟

きっと監査法人の社員からしたら、頭が痛いことなんでしょうが


ここで社員っつうのは通常の会社の社員とは異なります

監査法人は合名会社に準じているので

何かあったときに責任をとるのは

社員といわれる持分出資者の人々

ただ勤めているだけの1スタッフには責任はふってこないのです


実際株主が受けた損害を、

監査法人の監査における懈怠によって受けたとことを証明するのは

とっても難しいことではないでしょうか


監査論を勉強したことがある人なら

一番最初に勉強することであるのでご存知でしょうが

監査人が十分な職業的専門家としての懐疑心をもって監査を行う限り

監査人の行った監査に過失はなかったことになります


まぁ抽象的な言い方なのでどんなもんかわかりにくいでしょう

俺もよくわかりません。。。


これに加えて十分な職業的専門家としての懐疑心をもって

監査を行ったかどうかの立証責任は、監査人にはなく

訴訟を起こしたほうが証明しなくちゃなりません


これはかなり難しいことでしょう

十分かどうかを判断するような指針なんて

出ていないはずだから。。。



なので裁判長も結局

「原告は具体的な過失の主張・立証を欠いており、監査に不法行為があったと認められない」

ということになるのでしょうな



コカコーラからチェリーコークが復刻されましたね

子供のころ飲んで

なんてまずいんだろうと思ったチェリーコーク

下はそんな子供時代のときのパッケージ




それが今になって飲んでみると・・・

「うまい!!!!!!!」

ってことですっかりこれにはまってしまいました

コンビニにあるとついつい買ってしまいます


かのウォーレンバフェットも

チェリーコークが大好きとかで

あやかってみようかと思って買ってみたのですが

そんなこと以上に味がGOODです


年をとるにつれての味覚の変化ってすごいですね


【記事より~マクドナルドが上方修正、今期経常益2倍に】

 日本マクドナルドホールディングスは1日、2006年12月期の連結経常利益が前期の2倍の57億5000万円程度になる見通しだと発表した。従来予想を10億円上回る。「100円マック」から高単価商品への誘導策が奏功。一部値上げの影響やアルバイトの賃金上昇などの負担が増すが、増収効果で吸収する。

 売上高は9%増の3540億円と従来予想を50億円上回りそう。店舗改装効果や「サラダマック」などの新商品投入が貢献。「デザートメニューの拡充でランチ以外の時間帯が好調」(原田泳幸最高経営責任者=CEO)なことも寄与する。期末店舗数は1年前と比べ微増の3800店強になる見通し。

 07年5月中旬までに24時間営業を900店に広げる計画(9月末は313店)で、宣伝広告費やセキュリティーなどの体制整備費用がかかる。店舗改装が6割増の340店になり、売上原価や販管費が膨らむが増収により補う。純利益は前期の6000万円から20億円になる見通し。赤字店舗への減損損失を20億円強計上する。



近年のデフレにおいて、右往左往の戦略をとりながら

結局、泥沼にはまっていたマック

(関西風にはマクドなんですよね。。。)

ようやく黒字に転換したようですね



記事には高単価商品への誘導策が

うんたらこうたら書かれていますが

現在のマックのメニュー展開をみていて、

決して以前との価格差を感じることはできないような?


確かにサラダマック等のメニューは

従来商品に比べて単価は高めですけど(単品で490円)

主力商品であるハンバーガー類の価格は以前とそうかわりません

デザートメニューの拡充といっていますが

「えっ、どこが」と思ってしまうくらいのものです



つうことは、今回の黒字転換はなにが理由だったのでしょうか?

ここからは勝手な私論ですが

①不採算店舗の撤収と②エビちゃん効果でしょうな



①以前はマックがつぶれるなんてあまり考えられませんでした

駅前の好立地にどーんと構えている

外食界の王様、それが以前のマックでした


しかし最近は、この撤退店舗結構増えてますよね

まぁそれは当たり前といったら当たり前と思われます

以前は商圏が丸かぶりのところに、出店しまくってたしね


それをようやく、商圏を考えた出店戦略に移ったというところでしょうか


現在の減損損失20億円は少ないような気もしますが

減損を計上するような店舗は

すでにつぶしてしまっているということでしょう



②エビちゃん効果は近年のマックにとって

もっとも偉大な効果だったでしょう


藤田田氏が経営から外れるなんかよりも

消費者にとって一番インパクトがあったのは

明らかにエビちゃんでしょう


いまではあのエビバーガーは定番メニューになっているようです

思考を凝らしてメニューを考えるよりも、

エビちゃん自身の人気と

エビちゃん=エビバーガーという単純な商品戦略が

消費者には受けたのだと思われます




しかしながら、このようにしてようやく黒字に転換してのに

マックが現在、提言している24時間戦略は

あまりいただけないような気がします



なぜならマックの客単価で

24時間営業をおこなう意味合いが

あまりわからないから。。。


24時間営業をおこなうことにより

新宿、渋谷等の繁華街においては

採算が見込まれるのかもしれません


が、平日とかって新宿渋谷も、

そう人いない気がします夜中になると


例えいたとしても、オールで終電待つとかで

飲み物だけで何時間もねばるような人のみで

夜中3~4時にがっつりビックマックをセットで食ってる人など

そうはみかけません!!少なくとも俺は食えん



ちなみに俺の住んでいる近くの

マックは24時間ではないけど

夜中2時まで開いています

(以前は9時クローズでしたので、最近の戦略により営業時間を拡大した下のだと思います)

その店においては、夜12時過ぎると、

店員1~2人に対してよくて1人くらいの客しかみることはできません

むしろ誰もいない状態のほうがよく見受けられる




こんなマックの夜中の状況をみていると、

『24時間営業』などという

言葉のインパクトにとらわれすぎて

決めてしまった戦略なのではないかと

勝手ながらに心配してしまいます。。。








記事より~USEN、会計監査人を変更

 有線放送大手のUSENは1日、会計監査人を現在の監査法人トーマツから三優監査法人に変更すると発表した。トーマツの任期が満了するためとしており、29日の定時株主総会の議案とする。USENは10月19日の2006年8月期決算発表当日に利益予想を大幅に下方修正した理由をトーマツとの間で会計処理を巡る調整が長引いたためとしていた。


このUSEN、先日下方修正を発表したばかり。

傘下の映画会社の株式の評価減等々を理由として。


この処理にあたっては散々、監査法人ともめたことが予想されます。



まぁ真実はともあれ、会計監査人が変更されるときは何かあったときだとよく言われます。


今回の変更に際してその理由が会計監査人の任期満了といっています

が、会社法では会計監査人の任期満了は

選任後一年以内に終了する事業年度のうち

最終のものに関する定時総会までとなっています。


つまり、通常一年契約っつうこと。

会計監査人は定時総会で解任決議されない限り、継続されるのです。

(会社法338条 参照)



だから・・・

任期が切れたから会計監査人を変更するなんていうのは

本当は会計監査人変更の理由にはならないのです。

つまりそんなことを理由に会計監査人の変更をおこなう場合

その背景にはなにかあったなと思うべきなのです


まぁあくまでも一般論ですがね




しかしこのご時勢において

大手監査法人から、大手ではないところに変更するところがあるのですね

(とはいっても三優も中小という規模ではありませんが。。。)


この変更が投資家に対してどのような印象を与えるでしょうか

けっして良い印象ではない気がしますがね








喫煙率の目標設定にJT反論 「趣味や好みの世界」

記事より~

 厚生労働省が国民の健康づくりの計画「健康日本21」に初めて、喫煙率の数値目標を定める方針を示していることについて、日本たばこ産業(JT)は20日、同省で記者会見し、「たばこは個人の趣味や好みの世界。行政が数値を示して介入するのは強制につながる」などと反論した。

 同省の04年調査では、日本の成人男性の喫煙率は43.3%、女性は12.0%。同省は目標として(1)男性30%、女性10%(2)男性35%、女性10%(3)男性25%、女性5%の3案を、厚生科学審議会の専門部会に諮っている。


JTは「肺がんのリスク要因はほかにもいろいろあるのに、たばこだけを厳しく規制するのはバランスを欠く」と主張。「数値を達成するために、増税もされかねない」と警戒している。


どんどん喫煙者には厳しい世の中です・・・

ハワイも全面禁煙になってしまうし


なんかAIUも喫煙者に厳しい保険を作ったようです


AIU保険は23日、個人向け火災保険で「ノンスモーカー割引」を11月から導入すると発表した。喫煙を原因とする火災を補償の対象外に設定すると、保険料を最大9.6%割り引く。喫煙者が家族にいない場合、寝たばこといった火事発生の原因になるリスクが少ない点を考慮した。


しかし、喫煙者と禁煙者と間の割引率9.6%って何を基準として設定しているんでしょうか?

火災保険加入者のうち、タバコを原因として実際火災にまで至ってしまったケースがこの率なのでしょうか?


世間(世界)の風潮が喫煙率を減退させる方向に進むのはしょうがないとは思いますが、こんな根拠のない保険の設定まであらわれてくるのは、世も末ですな。。。


スペード週刊モーニングで隔週連載されていた

『働きマン』安野モヨコ が

最近フジテレビでアニメ化された

先週10月12日(木)からだったらしいが

先週は友人と飲んでおり、しっかり見逃した。。。



で、ストーリはというと

週刊誌の編集者である主人公 松方弘子(28歳)が、衣食住を省みず食欲・性欲・睡眠欲をかなぐり捨てて仕事に没頭していく。それが通称『働きマン』!

そんな仕事に没頭していきながらも自分と仕事との関係を見つめていくというようなストーリー


出てくる脇役も一人ひとりキャラがたっており、なかなか読み応えもありますわキラキラ

働きマン 1
¥514
株式会社 ビーケーワン

働きマン 2

¥514
株式会社 ビーケーワン

働きマン 3

¥514
株式会社 ビーケーワン

そうそう最近転職サイトなんぞに登録してみた。現在の職場に不満はないのだが、監査という仕事自体に不満が・・・監査ってどうしても後ろ向きの仕事でして



先日友達と飲んでいたときもそんな話が出た。その友人に言わせると、そもそも経理業務は、会社の「おしりふき」とのこと。会社がいろいろ活動をおこなってきて、最後の最後にいろいろ消化されて排出されたものを、きれいにするっつうことらしい。


まぁなかなか上手いうなと俺も思ったが、そのおしりふきの方法を直させる監査とは何なんでしょと思ってしまう・・・汗



などと愚痴をいいだしたらきりがなく、焼酎軽く1本くらいはあいてしまいそうなのでこれくらいにしておくが



で、登録してみた人材紹介会社に登録するために来てくれといわれたのだが、ほとんどが出張ベースなため時間があまりないのでといったら電話での面接みたいなことになった



しかし俺の担当があまりにもつかえない・・・。電話で話しただけでそれが感じ取れてしまう人だ。

そもそも電話をかける時間を指定したのに、30分も遅れやがった。その時点でまったくなってない。時間を守るくらい初歩の初歩だろうがDASH!



すみませんの一言がなかったら、おもいっきり文句言ってきってやろうと思ったが一応開口一番に謝ってきたので、おとなになってみた。しっかし、こんな人に自分の人生を託すのは、いささか不安になる。



まぁたかだか、1人材紹介会社の1担当なのだからそこまで、たいそうな話ではないのかもしれないが、すくなからず俺にとっては彼との関係がその人材紹介会社との関係のすべてなのだから表面だけでも頼れる担当さんを演じてほしいものだ



カッコだけでも「働きマン」になってみろビックリマーク




まぁ、自分がクライアントに行ったときのいい反面教師にはなりました