日本にて、Hands-on!! | シンガポールで歯医者さん Dr.Yumiko's Journal 

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歯の美と健康の秘訣を知ってもらうための、歯医者が率直に綴るブログ❤︎ 2009年1月よりシンガポール
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先日日本へ帰っていた際に、

丁度うまいタイミングで、

インプラントのハンズオンのセミナー

が開催されていたので、

ここぞとばかりに参加してきましたー!

 

セミナー内容は、

完全自家骨による安心信頼の骨造成!!!

とでも言えば分かり易いかな・・・?

 

 

一応、素人の方に説明しておきますと・・・、

 

歯科インプラントを埋入するにあたり、埋入する部分が十分な骨に恵まれない際、

骨の足りない部分に骨を新たに造る処置の事です。

これには多くの場合、

人工骨(牛など動物の骨を乾燥滅菌させたものや化学的なものといったバイオマテリアル)が用いられる事が多いのですが、

この場合、一部の症例を除いては、

経年的に人工骨部分が溶けて消滅してしまう事が多く、

インプラントが長持ちしない結果になりかねないんです。

(私自身の口の中に入っているインプラントも、ぶっちゃけ言うとコレに当たります!)

 

つまり、このセミナーでは、

人工骨を使わない、完全自家骨(自分の骨の移植)を用いる事により、

結果、長持ちするインプラントを実現する!!

といった、特殊な手技方法を学ぶコースでした。

 

 

私実はこのコース、同じスピーカーに、もう4年も前に一度シンガポールでセミナーを受けていたのですね~。

その時には残念ながらハンズオンはありませんでした。

でも、今回の日本でのセミナーにはハンズオンあり!という事だったので、足早に受講を決めたのです。

 

その当時のセミナーの事、ブログ記事にも書いていました。

インプラントまで待機中の私、インプラントのセミナーへ行く

(↑興味のある方は読んでみて下さい!当時の私もまだ、自分の口にインプラントを入れる前の状況でしたね~。)

 

さて、過去記事にも書いてある通り、スピーカーはドイツの新進気鋭?!のインプラント歯科医Dr.Frank。

そうそう、4年前のシンガポールでのセミナーで、彼の手技をビデオで見てもう感動しまくりだったのですね~、私。

まだ当時は本当に若手の若手だったのに、プレゼントークも上手で、しかも神の手のような持ち主の彼には、

同じ歯医者として本当に感動させられたのでした。

 

因みに言っておきますが、

歯医者が感動させられる歯医者の技術というのは、世界でも本当に数えるほどしかいません。

だからそういうドクターたちは、世界規模でセミナー召喚を受けてレクチャーを行っているんですけれどね。

 

そんなDr.Frankを中心にした、東京コースの集合写真!!

本当に優秀な尊敬する歯科医師スピーカーとはなるべく近くで写りたい!というわけで、

シンガポールセミナー同様の立ち位置で(笑)!!

しかし、シンガポールセミナーの写真とは違い、一応、他日本の歯科医師参加者たちのお顔はぼかしておきます・・・。

(世間は狭いので・・・。)

 

 

さて、彼を含めた世界的に優秀なデンティストは、歯科治療技術がずば抜けているだけでなくて、

レクチャーをひと際上手にコンダクトし、聴講者をうまく先導する能力も長けているのですね。

またそれに、人間的な魅力というかカリスマ的貫禄!!

やはり、ごく一般的な歯医者とはそもそも違うなぁ~と実感でした。

(歯科分野のオリンピックメダリストと言えばわかりやすいかな?)

 

 

彼より学んだ完全自家骨による骨造成の必要性は、

上でちょこっと書いたとおり、私自身の歯へのインプラント失敗経験からも、非常に痛感しています。

だからこそ私も、歯がなくて困っている私の患者さんたちに、

安心安全で長持ちするインプラントを実現するため、

この技術をコピーし、そして実現出来ることを痛切に願っています!

 

 

だって、Dr.Frankはセミナーの冒頭で言っていたのよ。

 

バイオマテリアルを使った骨造成は、例えば、70%くらいの成功率かもしれない。

しかし、それを良しと捉える歯科医師も実際には多いかもしれない。

でももし、自分の家族や愛する人にそれを行って、それが残り30%の失敗の部類となってしまったら、

あなたはどう思う?

自分の家族や愛する人には決して、成功率が70%でしかない治療なんかは、自ら執刀したりはしないはずだ。

常に100%の成功率であるよう願っているに違いないから。

 

・・・とね。

 

彼の冒頭での言葉が今でも非常に耳に焼き付いています。

 

因みに、彼の腕にかかれば、完全自家骨による骨造成はほぼ100%自信を持って予後は良好とのことです。

 

 

私もこれを忘れずに、

日々私を信じて通ってくれる患者さんには、

誠心誠意、100%の結果が実現できるよう、

インプラントはもとより、他どんな治療においても、常に心掛けていきたいです。

 

 

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