そのまんま、お題の通りなのですが、
今日は本当に酷い、酷すぎる!!!散々な歯科治療に出くわしましたので、
余りにも、その治療を受けた患者さんが可哀想で、
そして余りにも、同じ日本人の歯医者として情けなさ過ぎるのと怒りと絶句で、
ここに書かざるを得なくなりましたので、以下に書きます。
とある新患の患者さんが来院されたんです。
「日本に一時帰国中に入れてもらった詰め物が取れた!」
という事で。
何とその詰め物、
入れた次の日、
つまり翌日に、
ポロリと完全に取れてしまったそうです、
ちょうどシンガポールへのフライト中に!!
しかもその詰め物は、自費でいれてもらったジルコニアのインレーだそう。。。
虫歯の治療で詰めたばかりの詰め物が、次の日に早速取れてしまうとは、
一体どういうこと???
そういう事情を事前に聞いたもとで、その患者さんが来院。
そして、その状態を早速診査すると・・・、何だか嫌~な予感!
ジルコニアのインレーが、入れて丸1日で完全脱離しているだけでなく、
まずはそのインレー、
適合悪すぎ!!!
特に、遠心歯肉縁下の部分、あり得ないくらいマージンが合っていません。
マージンと2㎜くらいの隙間が?!
軟化象牙質残り過ぎ!!!
というか、殆ど軟化象牙質除去してない。
その上から裏層ベースセメント着けてるけれど、一体何のための裏層?!
あぁ・・・本当に酷い有様でした。。。
こんな治療を平気でのうのうと行っている、
歯科医師免許という、
偽の仮面だけを被ったようなだけの歯医者が、
未だに存在するのですね?!
しかも、日本に。
酷いあり得ない状態の根管治療に遭遇することはよくあります。
でも、単純な虫歯治療でここまで酷いのに遭遇したのは、ホント久々かも?
しかもこれ、保険治療だから・・・という変な言い訳は出来ません。
自費治療で行ったジルコニアインレーなのですから!
患者さん自身、10万近くの大金支払って治療してもらった歯なんですよ。
それなのに、
1日で脱離して、
しかもその下歯の内部には、
取り切れていない虫歯がうじゃうじゃ???
あり得ない~~~!!!
その患者さん曰く、
その歯医者さんはまだお若かったそうな。
もしかすると、その歯科医師、
ジルコニアの接着方法、知らなかったんじゃないの?
患者さんから10万近くも頂くなら、きちんと責任もって接着の手順を勉強しておいて下さい!!
そしてまた、
軟化象牙質が取り切れていない事は誰が見てもわかる状態。
だって、歯がホロホロとまるでおからのような状態なのですから。
でもなぜそんな状態で、わかっていてそのまま詰めてしまうのですか?
特に、安価な保険治療の現場では昔から、
軟象が残っていることを知っていて、
わざと取り切らない歯医者が蔓延している?
とは聞くけれど、
そんな先陣の悪い実態をわざわざ真似る=それを普通だと認識するのは、絶対に止めて頂きたい!
もっと歯医者としてプライドを持って、
患者さんの歯の事を本当に真剣に考えて、
治療を行ってもらいたいものですね。
日本には、元々手先が器用で、
たとえ口下手だったとしても、
黙々ととても美しい治療を行う歯科医師だって沢山いるというのに・・・。
なのに、プロの仮面を被っただけの悪徳歯医者も中にはいて、
そして、そんな歯医者たちによる散々な治療が、たまにこうしてあからさまになると、
日本の歯科医療界全体のイメージがすご~く悪くなる。
何とか、こういう悪徳歯科を排除する仕組みは作れないものでしょうかね~?
患者の皆さん知っておいて下さい。
手先が器用不器用というのは生まれ持ったもので、
残念ながら不器用なのに歯医者になってしまった人もたくさんいます。
でも、そういう不器用な歯医者でも、正常な人としての精神を持っていれば、
器用な歯医者に比べると出来は劣ってしまうかもしれませんが、
何度も何度も訓練を積むことで、かなりいい治療は出来るようになります。
だから要は、良い歯医者悪い歯医者の区別は、
腕の上手下手もあっての事でしょうけれど、
人間的に正常であるか?つまり、良であるか、悪であるか??
ではないか・・・とつくづく思ったりします。
時に歯医者選びで失敗をすることもあろうかと思いますが、
ご自身で段々と、歯医者の真髄を見極める目を養っていって下さい。
それが出来ないなら、虫歯を絶対に作らない事!歯医者に治療でお世話にならない事です!!
(行くなら、検診+クリーニングだけにしてね。)
Love & Protect Your Teeth