2023年11月27日(月)早朝

 

「おはよう~」

 

今日も主治医の訪問は早い。朝イチで私のところに来ている気がする。

看護師さんの検診より早い。

 

「おはようございます」

 

あ・・・手にキシロカインゼリー。

見てすぐ主治医の意向が分かった。




 

これ、麻酔成分が入ってるゼリー。

放射線治療の焼けただれの頃お世話になった。

 

 

 

焼けただれが猛烈に痒くなっている頃にも

お世話になった、アレ。

 

 

 

 

肛門の診察をしたいに違いない、

絶対そうだ・・・・・。


 

主治医が手術の説明をする。

腸の癒着はおへその近くを切って

お腹の別のところを小さく穴を開け

内視鏡を入れると。

 

「二時間程で終わるからね(ニコリ)

それで、お尻診てもいい?」

 

「やっぱり!先生キシロカインゼリー持ってるから絶対言うと思ってました」

 

「診てもいい?」

 

今回断っても、

私の様子を伺い何度もトライするに決まってる。

 

「嫌だけど、しょーがないじゃないですかッ」

 

「うん。癒着を剝がすのと、ストマも一緒に閉じれたらなと思って(ニコリ)」

 

 

 

主治医は、

人工肛門お断りで逃げた私(2021年1月)に

大腸を切除後と同じように

放射線治療後にも

物理的にストマ閉鎖が可能だと考え

希望を持たせてくれた。

 

 

 

放射線科の主治医は、

物理的に可能でも症例、またQOLを考えると

難しいのを言いにくそうに伝えてくれた。

希望が生きる糧になるのを知っている眼差しで。

 

 

現状、大腸内膜が肛門から出てくる私は

放射線大腸炎で血液が混じっていたり

どんなにお尻の穴を閉めたつもりでいても

ゼリー状の大腸内膜の剥がれが下着につく。

 

ストマ閉鎖すると便が降りてくる。

肛門括約筋が正常に戻るまでは

生理パッドかオムツが必要だろう。

そもそも、

がん告知された2021年は誰にも言わず

10か月ほど排便障害と付き合っていた

(と、ついに今書く)

 

 

「先生、いたい、痛い、イタイ!!」

痛いと言う喉も太いチューブが擦れて痛い。

肛門の触診は、それ以上に痛い。

 

 

 

放射線治療後の内膜は脆く、硬くなっているとは聞いていたけど予想以上だった。

そして

やっぱりだけど、治療前にアップルコア5ミリになっていた箇所は

少し広がってはいたけど、やっぱり細いみたいだった。

明日、肛門から内視鏡検査になった。痛そうだけど私も現状を知りたい。

2021年に同じ検査で痛みで気絶しかけたので、麻酔で眠らせてもらえるように頼んだ。

 

 

熱が38度台になり、ぐったりして眠った。

 

絶食3日目の朝、水も未だ許されず。