今年度春学期も、人文科学(心理学)が行われています。
質問・感想などをここで紹介すると言いながら怠っていまして、、、すみません!!
後半第2回が終わった時点の今から、再会しようと思います。
第1回は、心理学の歴史が中心の話でした。
以下にいくつかの感想質問について書いてみます。
〇もしこの世の全てを説明できる科学が登場したら、哲学や宗教は消えるのだろうか。
分からないですよねー、、、そのとき、どうなるんだろうか。。。 もしかすると、遠い将来、現代科学がある壁に行き着いたあと、むしろ科学がもう少し緩いもの(実証主義からもう少し幅を広げたもの)に発展的に回帰して、また哲学的要素を大切にする時代は来るかもしれませんね。
〇想像するだけで病気が治ることに驚いた。
そうですよねー! しかしよく考えてみると、あらゆる生物が本来的に持つ”進化”という能力。これなど、同科学的に説明しようとも、できないですよね。。。 きれいな花の良い香りが、ミツバチに花粉を運んでもらうためのものだったり。。。 やっぱり、自然って、大きいなぁと、本当に思います。
〇人って常に考えていて、考えないことは本当に難しいことに気づいた。
なんか常に考えてますよね。。。これは認知科学的には「すべての感情や行動は脳の思考プロセスの産物」ということになるでしょうし、精神分析的に言えば「思考の奥で無意識から何かが湧いている」と言うのでしょう。心の機能にも、様々なアプローチがあっておもしろいです。
〇科学自体、望んだものを与えてくれるプラセボとも言えそう。
こうやっていろいろ思い巡らしてくれると、とっても嬉しいです。科学は、実は空想から始まるものといえます。空想の産物に対して、それを裏付ける説得力を持たせるために、科学的理由付け、そして科学的裏付けを求めるのでしょう。だから、科学は絶対的なものではない。人間が作り出したひとつの”拠り所”に過ぎないとも、言えますね。
履修者のみなさん、研究室や相談室で大いに話しましょう! 待ってます!