感染症に関する正しい知識を持とう!|第13回大阪大学バンコク公開講演会「感染症と私たちの健康」 | MYウェルビーイングな暮らしを

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私らしく,健やかで豊かな暮らしを応援する保健師です!

健やかで豊かな暮らしを応援する!

Mariaです。

 

 

ご訪問頂きありがとうございますドキドキ

 

 

先日,ブログでもご案内した

第13回大阪大学バンコク公開講演会

「感染症と私たちの健康」が

開催されました。

 

 

 

 

 

 

講演会のご案内と昨年度の学びを

まとめた記事はこちら

 

 

昨年度は知り合いもなく

一人で参加した講演会。

 

 

たくさんの学びがあっても

シェアできる人も限られていた。

 

 

それが,1年立つと

 

 

大学関係者の先生方

在タイ日本国大使館医務官の先生

私立病院のナースコーディネーターの方

先日開催した「看護職のHappyなキャリアを語る会」でお会いした仲間

 

 

多くの方とご挨拶して

情報交換の場となりました。

 

 

こうしてブログで発信できる

ようにもなり

 

 

この一年で,沢山のご縁があり

繋がることができて

感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

 

初めに,大阪大学ASEAN拠点長の先生からの

ご挨拶で始まったのですが

 

 

そこで,長年,タイと日本との間で

ご活躍されていた先生が

9月にご逝去されたことを知りました。

 

 

昨年,満面の笑みで私を迎え入れて

下さった先生。

 

 

ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、
故人のご功績を偲び

心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

在タイ邦人の皆様が

健康で生活されることを目的に

開催された講演会。

 

 

学びをシェアさせていただきますね。

 

 

6ヶ月に一度,治すのではなくメンテナンスのため,歯医者に行こう!|「歯周病とうまく付き合うには?」岩手医科大学名誉教授 木村重信先生

 

 

歯周病は,歯は健康だけど、

歯を支える周りに炎症を起こす病気。

 

 

だから,表面の写真をみても

歯はキレイだから問題がないように見える。

 

 

だけど,レントゲン写真を見ると

根本の骨が細り,抜け落ちる寸前の状態。

 

 

・歯が浮く

・歯を磨くと出血

・ネバネバする

・口臭

 

 

そして,

私と同じ40代の貴方。

ハイリスクです滝汗

 

 

とてもユニークな木村先生。

最後に抜け落ちた奥歯の症例の

レントゲン写真を見せて下さって

 

 

それはなんと,先生ご自身とのことポーン

 

 

歯周病を専門の研究者の先生であっても

防ぐことはできなかったと。

 

 

その先生が,様々な研究の成果から発見された

「歯周病原細菌の定着から歯周炎の発生の機序」とは

 

 

歯肉縁下プラーク

(歯の表面のプラーク)

 

 

歯肉縁下プラーク

(歯と歯肉の隙間)

 

 

が集まり,成熟して

バイオフィルム化され

 

 

それが,生体防御能の低下によって

歯周炎が発生する。

 

 

そして,この歯周炎の一つの原因菌である

Gingivalis(ジンジバリス)菌は

2型糖尿病の発生に関与する(?)かも。

 

 

つまり,

歯周病を予防するためには

 

 

①歯肉縁上プラークを

自分で歯ブラシで取る!

 

 

②歯肉縁下プラークを

歯医者で除去する(保険適応)!

 

 

③好中球の低下を防ぐ!

要するに免疫力を高める!

 

 

これが大切とのことです!

 

 

私も貴方も

歯が抜けないように

がんばりましょう!

 

 

無駄な抗菌薬は飲まない!|「広がり続ける薬の効かない感染症から身を守る」大阪大学医学部附属病院感染制御部教授 朝野 和典先生

 

 

最近,日本のニュースでも

薬剤耐性菌(以下耐性菌)の話題が多くて

無駄な抗菌薬は飲まないようにする!

 

 

これは常識に

なってきてますよね。

 

 

抗菌薬はいいこともするけど

悪いこともする。

 

 

耐性菌を増やすだということ。

 

 

耐性菌は便の中にいて,

いるだけでは何の悪さもしない。

 

 

だけど,

寿命が伸びてがんなどの免疫力が低下すると

最期に命を取りに来るのが

この耐性菌!

 

 

だから,

自分の大腸でこの耐性菌を

持たないことが大切。

 

 

一度体の中に入ると

出るのに1年ぐらい。

 

 

日本では

耐性菌は病院の中にしかいない。

だから,不必要に病院に行くことはしないで。

病院は汚いところだから。

 

 

お見舞いで病室に入るときは

入る前,出るときにも

必ず手洗いをすること!

 

 

アジアでみると

どんな問題があるか?

 

 

多剤耐性菌で有名なアシネトバクター感染は

日本では病院で集団発生があれば

病院長が謝罪する新聞沙汰だが,

タイでは当たり前。

 

 

タイ東北部の病院をに見学に行くと

病院内での感染防御も不十分だし

患者家族の付添が当たり前の現状。

 

 

エプロン・ガウンを購入できるような

十分な費用もない。

 

 

完全看護ができる

スタッフもいない。

 

 

耐性菌の対策をするためには

まず,スタッフを増やすことが必要。

(でも,これ,日本でも何年もかかって

ようやく達成できたこと)

 

 

ミャンマーの調査では

病院外の環境(下水)の中からも

発見された。

 

 

なぜ,環境から発見されるか?

それは,下水普及率が低いから。

耐性菌は便の中にいるからね。



だから,下水普及率をあげることが大切。(でも,これまたお金がかかる)

 

 

ベトナムの食肉市場の調査では

病気にならないように豚等に与えた

抗菌薬が便となって出て

 

 

それを市場で洗い場のない場所で、

同じ包丁,まな板の上で切って。

 

 

その上にお金を置いてやりとりをする。

そのお金が人から人へ。。。

流通過程でも広がっていくよね。

 

 

アジアでは日本と違って

抗菌薬が薬局で簡単に手に入る。

 

 

だから,

アジアに住む私達が気をつけることは

日本とは違って

生活排水に耐性菌がいることを知ること!

 

 

無駄な抗菌薬を飲まないこと!

飲んだら,大腸で耐性菌が増えたな~と思って!

 

 

質疑応答

 

 

会場から活発に質問が出て

先生方は丁寧に答えておられました。

 

 

その中から2つを

ご紹介しますね。

 

 

Q:歯医者で抜歯の前に

抗菌薬を出されるがそれは必要か?

 

 

A:心臓に弁膜症のある方は,

歯を抜く前に飲んでおく。

歯医者は患者さんがどういう疾患を

持っているかわからないので,

念のため,出すことが多い。

 

 

Q:インフルエンザの予防接種は

何回受ければいいのか?

 

 

A:ワクチンには南半球用と北半球用の

二種類がある。熱帯地域では両方うつのがよい。

 

 

冬用(北半球用)を流行る2週間前(11~12月)、夏用(南半球用)を流行る2週間前(3~4月)学校が始まる頃

 

 

先生方,今年もありがとうございました!



来年度も同じ時期にバンコクで開催されると思います。

よかったら,ご参加くださいね!

フリーペーパーに案内が載ってます。

特に医療従事者の方,オススメです!

 

 

最後までお読み頂き

ありがとうございましたラブラブ

 

 

それでは。

ごきげんよう赤薔薇

 

 

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Maria

看護系大学教員歴16年
市町村保健師歴2年
2017年3月准教授職を退職し
夫の赴任先のバンコクに転居。


看護師,保健師,養護教諭二種,
第一種衛生管理者の免許を保持。
保健学博士号を取得。

 

 

◆Mariaの目指す世界◆
より健康に,より美しく,
自分らしく
満ち足りた暮らしを
送りたい人を応援します!


◆今後の取組み◆
1.世界中どこにいても
健康でいられる仕組みづくり
2.障害者の自立支援
3.社会参加を促す地域づくり
4.看護職のキャリア支援

 

 

さらに詳しいプロフィールはこちら

 

 

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