バンコクで求められる支援とは? | MYウェルビーイングな暮らしを

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私らしく,健やかで豊かな暮らしを応援する保健師です!

こんにちは,Mariaです。

 

 

ご訪問頂きありがとうございますドキドキ

 

 

先日,

日本人の出産が年間200件もある

A病院の出産入院説明会

特別に見学させて頂きました病院

 

 

私が生むわけじゃないですよ真顔

(え,分かってるって?)

 

 

会場は満席!

当日は分娩室も産科病棟も

満床で見学ができませんでした。

すごい人気ねびっくり

 

 

この説明会を通して感じた

私なりに

求められる支援とは何か

書いていきますね。

 

 

 

そして,

このような意見や想いを

看護職で語ろう会を

10月下旬に開催する予定です!

お楽しみに♡

 

 

父親への支援と切れ目ない対話

 

 

日本では,

病院で妊娠が分かると

 

 

母子保健法によって

妊婦による市町村への届け出と

市町村による母子健康手帳の配布

が定められています。

 

 

多くの市町村では

保健師が母子健康手帳を

面談の上渡します。

 

 

フォローが必要な方に

少しでも早くから

支援を行っていくためにね

 

 

市町村が行う両親学級では

病院の両親学級とは違って

 

 

生み育てる地域での

子育ての仲間づくり

 

 

妊娠から相談できる場として

市町村保健センターや

地区担当の保健師の周知

 

 

関係づくりに重点をおいてるの

 

 

一方,A病院の場合は

母子健康手帳は

病院で受け取りをする。

 

 

当たり前だけど・・・

 

 

バンコクでは

日本の保健所や

市町村保健センターの役割を

病院が担っています。

 

 

大変なことでもあるけど,

一方で

病院が

ワンストップ拠点になる

という利点もある!

 

 

私のゼミ生が

フィンランドの妊娠・出産・子育ての
切れ目ない支援,ワンストップ拠点の

ネウボラ(neuvola)

を研究していました。

 

 

フィンランド語でネウボラ とは
専門職と対象者との個別の対話の連続性

という意味

 

 

日本でも 「日本版ネウボラ」を目指し
三重県名張市

埼玉県和光市

愛知県高浜市など

モデル地域もあります。

 

 

ゼミ生は

日本版ネウボラの展開と課題として

 

 

父親を含めた支援の強化父

 

 

ネウボラの本質である「対話」

を妊娠期から継続話す


を結論づけたんだけど

やはりこの2つが大切なんじゃないかと。

 

 

以前,親としての発達という概念を

研究したことがあって

 

 

ある市の生後1ヶ月から3歳半までの第1子を

持つ母親397名のデータを分析してね

 

 

その結果

親としての発達には

 

 

母親の年齢

子どもの年齢

子どもの数

母親の就業・・・

 

 

これらは,関連がなくて・・・

 

 

唯一,有意差が出たのは

父親との関係性父だったの!!

 

 

 

 

母親が親として成長していると

感じている人は

 

 

育児をふたりでしているという連帯感がある。

育児の進め方について納得がゆくまで

話し合いができている。

苦労や悩み限らず育児中での

喜怒哀楽をすべて伝えている。

育児に限らず日頃から頼りにしている。

 

 

と父親に対し感じていた。

パートナーシップが大切なのよね。

 

 

対話とは
対象者を中心に話し合い

支援者側の価値観・判断を押し付けないこと。


日本の妊婦健診や

乳幼児健診でもゆっくりお母さんと

話す時間はほとんどないよねあせる

 

 

父親を含めた支援父

継続的な対話話す

この2つが

大切だと思う。

 

 

選択肢があるから迷う。気軽に相談できる専門職を

 

 

私が出産したクリニックは

妊娠判定と同時に予約をしないと

入れないほど地元では人気びっくり

 

 

分娩中もアロマオイルをたいてくれたり

産後はフレンチのお祝い御膳があったり

フットマッサージがあったり

 

 

サービスも満点で

先生やスタッフの評判も良くて

歴史の長いレディースクリニック。

 

 

我が家の二人の息子は

両方このクリニックで出産したの。赤ちゃん(男の子)

 

 

出産費用は

正常分娩

産後5日間

入院(個室・LDR室)で

54万円程度

(クリニックホームページに記載)

 

 

夜間,休日,無痛分娩だと

割高になるし

 

 

異常分娩(帝王切開など)

の場合は一部保険適応もある。

 

 

ちなみに

日本では出産・育児に関する給付として

①健康保険の出産育児一時金から

42万円

 

 

私のように産休,育休を

取得した場合は・・・

 

 

②健康保険から出産手当金から

産前6週,産後8週の期間は

標準報酬日額×

三分の二×

産休日数分

 

 

③雇用保険の育児休業給付金から

休業開始時賃金日額×

二分の一×

育休日数分

(1年間)

 

 

このような経済的支援があったから

あまり費用の心配をしなくて済んだ。

 


一方,A病院では

自然分娩

3泊(72時間)

入院(個室・LDR室)の

出産パッケージが

89900B(約312,636円)

 

 

無痛分娩(硬膜外ブロック麻酔),

帝王切開は別途費用ね。

 

 

日本でもバンコクでも

どんな出産をしたいか

主体的に思い描くことが大切だけど

 

 

バンコクでは

帝王切開が異常分娩でなくても

選択ができ

無痛分娩を選択する人も多く

選択肢があるから迷う現状がある。

 

 

データで見ると

 

 

日本では

帝王切開の割合は19.5%

(年々増加ね!)

第61回社会保障審議会医療部会無痛分娩の実態把握及び安全管理体制の構築について

 

 

 

A病院の日本人患者の

分娩実績データ(1-8月)では

なんと37.9%!!

 

 

無痛分娩も

日本では5.3%

 

 

A病院では37.9%!!

多いねえ゛!

 

 

ちなみに,

フランス65.4%,アメリカ41.3%

イギリス20.8%と比べると

 

 

日本が諸外国に比べると

非常に少ない!

 

 

選択肢が広がる分

自分で十分調べて

決めてなければならない。

 

 

バンコクでは

日本以上に

専門職への相談

求められているのかもしれない。

 

 

最後に

 

 

実際にバンコクで出産・育児を

された方

 

 

日本で母子保健に

関わって来られた方

 

 

もっと,もっと

たくさんの意見を聞くと

よりニーズに合った病院が

作られていくと思います。

 

 

説明会では

病院スタッフの方の

熱い想いが

ひしひしと伝わってきました!

 

 

よくある質問に合わせた内容で

スライドも資料も

とても工夫されていてキラキラ

 

 

病院スタッフの皆様

お忙しい中

見学させて頂きありがとうございましたハート

 

 

最後までお読み下さり

ありがとうございましたラブラブ

 

 

それでは。

ごきげんよう赤薔薇

 

 

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Maria

看護系大学教員歴16年
市町村保健師歴2年
2017年3月准教授職を退職し
夫の赴任先のバンコクに転居。


看護師,保健師,養護教諭二種,
第一種衛生管理者の免許を保持。
保健学博士号を取得。

 

 

◆Mariaの目指す世界◆
より健康に,より美しく,
自分らしく
満ち足りた暮らしを
送りたい人を応援します!


◆今後の取組み◆
1.世界中どこにいても
健康でいられる仕組みづくり
2.障害者の自立支援
3.社会参加を促す地域づくり
4.看護職のキャリア支援

 

 

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