当サークル新春一発目の恒例企画「新春の世田谷線沿線 散策」を今年も開催!

今回も世田谷線沿線の有名な寺社巡りを中心に、歴史散策や食べ歩きなどを楽しんできました。

1/7と1/14の2日にわたって開催しましたが、ブログはまとめて1回分とさせてください。

両日で内容に若干の違いがありますが、当日の様子を写真でどうぞ。

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①世田谷線 三軒茶屋駅
東急世田谷線は三軒茶屋駅~下高井戸駅を結ぶ路面電車タイプの鉄道で、全区間5kmの間に10駅が存在しています。


乗降方法が特殊なので、初めて乗る人はとまどうかも。

今回の企画では電車に何回か乗るので、参加者の皆さんは乗り方を覚えて帰ってね。

世田谷線の電車の色は統一されておらず、様々な色の電車が走っているのが面白いです。

時々運行されている幸福の招き猫電車には1/14の回のみ乗車できました(1/7は休止でした、残念)。

ようやく乗車タイミングを見つけて1区間だけの短い乗車でしたが、皆さん待望の招き猫電車に乗れて満足されていたようですニコ

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②世田谷代官屋敷

上町駅近くにある台湾肉まんのお店・鹿港(ルーガン)。

寒い中、みんなで行列に並んでホカホカの肉まんを食べました。

1/14の回のみ、以前は松陰神社通り商店街にあったおでんだね屋・よね屋へ。

店員さんが気前よく全員分の試食をさせてくれたので、予定より多めにおでん種を購入。

家に帰っておつまみとして食べましたニコ

江戸時代に世田谷を拝領していた井伊家によって代官に任命されたのが大場家です。
江戸の中期から代官所兼大場家の住居として使われた建物は、世田谷代官屋敷として一般公開されています。

主屋と表門は重要文化財に指定されています。

パッと見は普通の古民家ですが…

建物脇には代官所らしく白洲跡もあります。

隣接する世田谷区立郷土資料館では、世田谷区に関する歴史や民俗資料等の展示が行われています。

こちらも併せて見学しましょう。

世田谷では古代の貝塚や古墳が見つかっていますが、詳細は分かっていません。

世田谷で土地や物件を探す際は、その場所が古墳でないことを確認してから住みましょう。

古墳の上に住むと祟りを受ける可能性がありますアセアセ

年末年始恒例の世田谷ボロ市は代官屋敷を中心としたエリアで開催されています。

代官屋敷周辺は普段は静かですが、ボロ市の期間は大変な賑わいになるそうです。

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③豪徳寺

室町時代に世田谷を支配していた吉良家は、現在の豪徳寺周辺に世田谷城を築きました。

吉良家の没落とともに城も廃されましたが、城跡は世田谷城祉公園として現在も残っています。

少しですが、空堀や土塁などを見ることができます。

写真右奥にも城跡があるようですが、一般公開はされていません。

江戸時代初期、世田谷は彦根藩井伊家が拝領していましたが、その領内にあった荒寺が弘徳院です。

弘徳院は、住職の白猫が招き入れた彦根藩二代藩主・井伊直孝によって整備され、井伊家の菩提寺・豪徳寺となりました。
その後、白猫のお墓をもとに招福殿が建てられ、片手をあげた猫の置物「招福猫児(まねぎねこ)」が作られるようになったと言われています(招き猫の由来)。
招福殿の周囲は招き猫の奉納所となっています。
非常に映えるスポットなので、日本人のみならずたくさんの外国人も訪れる人気スポットになっています。
数年前に招福殿を含めて整備が行われ、裏手にも奉納所が増えていました。
以前はだいぶ狭かったですが、ゆったりと見学ができるようになりました。
適当に写真を撮っても面白い写真が撮れます。
立派な三重塔もありますが、これは平成にできたわりと新しいものです。
外観だけ見ていく人が多いですが…
よく見ると猫ちゃんが隠れていたりします。
別に知らなくてもいいことかもしれないけど、せっかく現地まで足を運んだんだから、できればこういう場所も見ていってほしいです。
井伊家の菩提寺ということで、墓地には井伊家の墓所もあります。
井伊直孝のお墓では、豪徳寺の名前の由来となった法名(久昌院殿豪徳天英大居士)を見ることができます。
彦根藩13代藩主・井伊直弼のお墓。
横暴な政治や弾圧を行った悪人か、開国の英雄か…後世の評価が極端に分かれる人物ですが、教科書にも載っている有名人ということでたくさんの人がお参りに来ていました。

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④松陰神社

吉田松陰は幕末の長州藩に生まれた思想家、教育者で、萩の私塾・松下村塾では講師として教鞭を執り多くの門下生を育てました。
1858年、井伊直弼の安政の大獄が始まると倒幕を訴えていた松陰も捕えられ、1859年、伝馬町牢屋敷で斬首されました。

イメージ的におっさんっぽいけど、享年29歳というのにびっくり。

しょっぱなから失礼なことを言いましたが、そんな松陰先生を祭神として祀っているのが松陰神社です。

歴史的な有名人を祀っている神社ということもあって、たくさんの人が参拝に訪れていました。

境内には松下村塾のレプリカ建築物も建っています。

思っていたよりは小さい建物ですね。

1/14の回の皆さんには室内をお見せできなかったので、写真でどうぞ。

墓地には松陰先生のお墓もあるので、みんなでお参りしてきました。

次の回は松陰先生が亡くなった小伝馬町牢屋敷に行きます。

こちらにも松陰先生の史跡があるので、よかった来てね。

松陰神社通り商店街のスイーツ店を軽く食べ歩きしましたが、夕方だったので売り切れが多め。

世田谷の商店街は活気あふれるところが多いので、事前にお店をチェックした上でまた行ってみてくださいにやり

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⑤三軒茶屋周辺

三軒茶屋駅の隣にある赤色レンガのビル・キャロットタワーの展望台から景色を見ましょう。

東京方面の景色が見える場所がレストランになって自由に見れなくなったのは残念(無料なので仕方ないけど)。

ただ、世田谷から西の景色はたっぷり見られるので、最後に景色を楽しんでいってください。

三軒茶屋にあるヨコザワプロダクションという芸能事務所では、心霊現象が多発しており、心霊界隈では有名なスポットになっています。

特に「白い手」の出現が顕著で、下の動画の6分あたりから見ていただきますとたっぷりご覧いただけます(よく分からない方向けの拡大映像は9:50~)。

ヨコザワプロダクションは三軒茶屋駅すぐそばの古いビル内にあります。

現在は様々なSNSがあり、他にも散策サークルはたくさんあると思いますが、こんなクソマニアックな場所を紹介するサークルは他になさそう。

当サークルは主催者の趣味嗜好が思いっきり反映されているサークルなのですまんな真顔

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今回は肉まん屋さんの行列待ちに時間をかけすぎて、後半の時間が押して強行軍になってしまいました。

「たくさんの観光スポットを案内したい」「美味しいものを食べてもらいたい」という気持ちはあるんだけど、これを全部実現するとなるとどうしても時間がかかってしまうのが主催者として頭痛の種ですショック

ただ、できる限りの案内もして参加者の皆さんも楽しんでくれていたようでした。

参加してくれた皆さん、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

また次回以降の企画もよろしくお願いしますニコ

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終了後、主催者一人でヨコザワプロダクションの心霊調査に行きました。

ちなみに主催者は子供の頃からムーを愛読するような怪しげな性質の持ち主なので、オカルト全般についても造詣が深いです。

結果、特に幽霊には出くわしませんでした。

本当に幽霊が出るのなら真面目に調査して事実なら文化財として保護すべきだと思いますが、そういう動きもないので「まぁそういうことなのかな」と思っています。

ヨコザワプロダクションが入るビル周辺は、三角地帯という名のディープな飲み屋街としても知られています。

通り沿いは違法建築のように見える危険個所がいっぱいです。

火事や地震でとんでもない被害が出そうだな、こりゃ幽霊よりも怖いアセアセ

とはいえ、こういう場所で飲食をするのも楽しそうなので、いつか機会があれば皆さんで行ってみたいです。

終わり。