出産は港区にある愛育病院にお世話になりました。


都内御三家と呼ばれる有名病院だけあり


愛育での出産を予定されている方も多いようなので


選んだ理由や良かったこと


食事や個室の内容、驚きの費用まで


滞在した感想をまとめてみます!



 愛育病院を選んだ理由


自宅から近かった…というのが一番ではありますが


総合周産期母子医療センターでもあり


ハイリスク妊娠に対する医療、高度な新生児医療等を担っている


という点が一番の決め手でした。


なんせ高齢出産の初産で何があるか分からないですからね…。


実際出産時に緊急帝王切開となってしまいましたが


そういう時にも迅速な対応ができる産院で良かったと思いました。


参考記事



施設は新しくて大きくてきれいでホテルのようです。


大きいが故に、主治医制ではなく毎回医師が変わったり


たまにスタッフ同士の情報共有がうまくいってなかったりと


一人一人にきめ細やかな対応は難しいだろうなと思う場面もありました。



また、最近人気の産院のような


豪華な産後の食事やエステなどのサービスはありません。


計画無痛分娩はやっていないし(陣痛が起きてから麻酔を入れる和痛分娩のみ)


基本、出産後は母子同室で母乳育児推奨のため


入院中はなかなかハードです。


参考記事


アフターケアやサービス、快適さを求める人には


もしかしたらハードに感じられるかも?



でも、わたしは結果的にそれがよかったです。


病院の方針は母と子のことを考えると


最善なのではないか、と自分自身納得しています。



例えば計画無痛分娩だと、無理な陣痛促進剤の使用や吸引などのリスクも増加します。


愛育病院の和痛分娩は


陣痛が起きてからにはなりますが、麻酔を入れるタイミングを相談でき


ギリギリまで麻酔を使わずに自然分娩にトライしてみたい、という希望も


前向きに応援してくれる雰囲気がありました。


専門の麻酔科医がいる安心感もあるし、麻酔分娩の実績も多いし


いざとなれば手術に移行できる設備や体制も安心です。


陣痛から出産まで行うLDR室にて。

モニターに繋がれて陣痛に耐えてるところ。

この部屋にはパートナーのみ立ち合い可能でした。



また、母子同室は大変ではありましたが


1週間赤ちゃんと一緒の生活を実践することで


退院後の生活リズムを掴むことができました。


授乳時は呼べばすぐに助産師さんが見てくれるので


多少はコツを掴んだ状態で退院できたと思います。


退院後、あまりパニックにならずに落ち着いて育児できているのは


産院の指導のおかげだなーと思う。



ちなみにどうしても寝れない時、疲れた時などは


新生児室で預かってもらえるので


ずっと休めないわけではありません。


わたしも最初は寝不足で血圧が下がってしまったので


何度か預けて睡眠を確保しました。


完全母乳するか、ミルクをOKにするかも


方針を伝えればそれに沿って進めてくれます。


毎時間の授乳やミルク量を記録して助産師さんにみてもらいます。

まだ母乳量が足りず、睡眠を取るため夜中だけミルクを足しました。


大勢スタッフがいるので


若い人からベテランまで、いろんなタイプの人がいますが


総じてスタッフの方はみんな親切でした。



 愛育病院の食事


豪華な食事を売りにしている産院もあるようですが…


豪華さはあまりなく、栄養バランスの取れた給食のような食事です。


晩ごはんは18時頃。


おかず、汁物、小鉢、ご飯、フルーツ。




週2回ほど、プラス1500円で特別食に変更できます。


うなぎの小ささに驚いたけどw 味は美味しかった!



昼ごはんは12時。

蕎麦やグラタン、ピラフなどに小さなスイーツがつきます。




朝ごはんは8時。大体パンと牛乳、サラダ、フルーツ。





病院の9階には売店があり、日用品やベビー用品のほか

お弁当やアイス、デザート、お菓子なども買えます。

食事が物足りないときは売店におやつを買いに行っていました。




 愛育病院の大部屋と個室


大部屋(追加料金なし)と個室(部屋ランクごとに費用追加)があり


出産後、空き状況により選べるようになっています。予約はできません。


初日は個室が空いていなかったため、大部屋に一泊しました。


大部屋は4人で一部屋となっており、カーテンで仕切られているため


同室の人と顔を合わせる機会はあまりありません。


かなりコンパクトで、トランクを広げるスペースもなさそうでした。




棚の中に荷物を入れられます。


赤ちゃんを乗せたコットを入れると


人が1人座るのも精一杯。


面会や電話の際はデイルームなどに移動する必要がありそうです。


(帝王切開で点滴やモニターがあったので余計に狭く感じたのかも)


あまり面会の予定がない場合や


周りの人や赤ちゃんの声が気にならないのであれば


大部屋が一番リーズナブルです。



翌日、大部屋から個室に移動しました。

シャワーとトイレ付き一泊35,000円の個室です。

広さは同程度でシャワートイレなし20,000円の個室もありますが

帝王切開でトイレに立つのも辛かったのでトイレ付きの方にしました。


大きな窓があるだけでだいぶ気分が変わります。

ソファも荷物を広げるスペースもあり、来客があってもリラックスできそう。

(わたしの出産時は面会はパートナーのみに制限されていましたが…)



シャワーとトイレ。シャワーの水圧が細くてちょっと傷には痛かった💦



シャワーとトイレは共有のものがあるので、トイレの移動さえ面倒でなければ


シャワートイレなしの20,000円の個室でも十分かもしれません。


個室は一度入ってしまうと途中で移動はできませんので注意。


個室はこれ以外に一泊7万円する特室もあります。(皇室や有名人はこちらのお部屋のよう)

特室のみ、途中でお部屋のランクダウンは可能です。


また、フロアにはスタッフのいるナースステーション、

授乳や搾乳、粉ミルクがもらえたり預けたりができる新生児室

自販機のあるデイルームがあります。

また、8階にはコインランドリーもあります。

デイルームからは大きな公園が目の前



 愛育病院からの出産祝い


産後翌日になんと出産お祝いとして


ミキハウスのベビー用品をいただきました。


可愛い!



購入したら数万円相当らしいのでかなり豪華なプレゼントです。


そのほか、退院時にオムツやサプリのサンプルもいただきました。


入院時より荷物が増えるのでそこだけ注意です。



 気になる出産費用


出産費用については都内かつブランド産院ということもあり


高い方だと思います。


妊婦健診も、毎回補助券を使っても数千円〜数万円足が出ましたし


今回の入院費用は総額で120万円を超えました。


帝王切開手術は保険適用されていてもこの金額。


ここから出産育児一時金(42万円)や


健保からの高額医療補償などが出るので


最終的な自己負担額はまだ出ていませんが


かなりの金額になることは間違いなさそうです。



なお、個室を使わず、普通分娩の場合で大体80万円弱、


和痛分娩の場合はさらにプラス20万円〜が通常料金のよう。



今政府で議論されている出産育児一時金の増額


多少増えたくらいでは全然


都内の大病院の出産費用はまかないきれないですね😅


(そもそもわたしは時期的に対象外ですが)



そんな愛育病院のレポでした!



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