令和6年(2024 年)2月16日㈮



「令和6年2月中旬の旅」3日目はJR九州豊肥本線に乗り立野に来ました。肥後大津から乗った下り列車

425D   肥後大津1149発 宮地行き  

は立野1203着

きっぷは 使用2回目となる旅名人の九州満喫きっぷ。

*この記事の続きです。

*旅名人の九州満喫きっぷ


九州の全鉄道の快速・普通列車1日乗り放題が3回(人)分

 利用期間 通年 

発売期間  通年 

価格  大人 11,000円 こども 11,000円 

有効期間 3ヶ月 

発売条件  発売日から3ヶ月以内に1人3回又は同一行程のグループ(3人まで)が利用する場合に発売。 

発売箇所 JR九州の駅・九州内の主な旅行会社。


☆乗車可能鉄道・軌道

九州旅客鉄道(JR九州)、北九州高速鉄道(モノレール)、平成筑豊鉄道(門司港レトロ観光列車含む)、筑豊電気鉄道、福岡市地下鉄、西日本鉄道(西鉄電車)、甘木鉄道、松浦鉄道、長崎電気軌道(路面電車)、島原鉄道、熊本電気鉄道、熊本市電、南阿蘇鉄道、くま川鉄道、肥薩おれんじ鉄道、鹿児島市電 

○新幹線、特急列車(西日本鉄道を除く。)、南阿蘇鉄道のトロッコ列車、路線バスには乗車不可(別に乗車券、特急券等が必要。)。 ※ただし、くま川鉄道のバス代行区間は「旅名人の九州満喫きっぷ」で利用可能。



2023年に完成した立野駅新駅舎



立野からは南阿蘇鉄道高森線に乗ります。既に列車が停車中

南阿蘇鉄道は2016年4月の熊本地震で被災、2016年7月より中森〜高森で運転再開。被害の大きかった

立野〜中森の復旧は震災から7年、2023年7月に全線運転再開しました。


全線運転再開から7ヶ月後、ようやく南阿蘇鉄道に乗りに来ました。


*南阿蘇鉄道高森線

立野〜高森 17.7km


南阿蘇鉄道立野駅ホームは 単式ホーム1面1線、駅舎から下階に降りた連絡階段裏手にある。ホームの西側(JRホーム方向)に留置線と豊肥線との接続ポイントがある。南阿蘇鉄道ホーム内には駅事務室とトロッコ列車切符売り場を設置。


11  立野1242発 高森行き

車両は MT-4000形MT−4002

MT−4002は2022年製造、2023年4月より運転開始

*南阿蘇鉄道MT-4000形

2022年(令和4年)・2024年(令和6年)に製作された。

2016年(平成28年)熊本地震による高森線不通区間が2023年(令和5年)に再開することによる外国人観光客の受入環境整備、再開後の豊肥本線肥後大津駅までの直通運転を見据えて2022年11月に2両、2024年1月に2両導入された。 製造は新潟トランシスが担当。

wikipedia より引用










発車30分前、まだほとんど乗客のいない車内

車内はオールロングシート

後ほど、立野1235着、豊肥本線からの接続列車、特急あそ1号 宮地行き が到着すると座席は半分ほど埋まりました。




立野を1242発車、列車最後部から眺めます。






立野 - 長陽間にある立野橋梁

*九州では珍しいトレッスル橋で、2010年7月にJR西日本山陰本線の旧余部橋梁が供用を停止してからは日本最長 (136.8m) の鉄道用トレッスル橋である。




立野〜長陽 白川に架かる第一白川橋梁

*第一白川橋梁

熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野と菊池郡大津町外牧の間で白川に架かり、南阿蘇鉄道高森線立野駅 - 長陽駅間に位置する全長152.15メートルの単線鉄道橋である。川からレール面までの高さは約60メートルあり、後に高千穂橋梁が完成するまでは、当時の国鉄で最大の高さの鉄道橋であった。
2016年(平成28年)4月に発生した熊本地震により、橋台や橋脚の移動、部材の破断や変形といった甚大な損傷を受け、早期復旧のためには架け替えざるを得ないとされて、概算費用約40億円を費やして架け替え工事が行われた。再建工事を終えて、2023年(令和5年)7月15日に南阿蘇鉄道は全線での運転を再開した。 
60m下は白川







長陽(1250発)

木造の駅舎






加勢(1252発)

加勢は1面1線のホーム



阿蘇下田城(1256発)


*阿蘇下田城駅 単式ホーム1面1線を有する地上駅。天正年間近傍にあった下田城をイメージして城郭風の駅舎となっている。1993年(平成5年)8月1日:駅名を阿蘇下田→阿蘇下田城ふれあい温泉に改称。温泉施設併設の新駅舎完成。
駅に併設されていた温泉浴場は2016年の熊本地震で被災し、その後営業再開を断念した。この影響により、2023年の全線運転再開を機に駅名から「ふれあい温泉」を削除、阿蘇下田城カードふれあい温泉→阿蘇下田城に改称された。
城郭風の駅舎





南阿蘇水の生まれる里白水高原(1258発)

長い駅名です。

かつては読み・表記ともに日本最長の駅名であった時期があり、表記ではしばしば「白水高原駅」と省略されて表記されている。 

 1992年(平成4年) 4月1日:開業。当時、読み仮名が22文字・表記では14文字と、日本一長い駅名であった。 

2001年(平成13年)4月2日:一畑電気鉄道(現:一畑電車)北松江線古江駅がルイス・C・ティファニー庭園美術館前駅(読み仮名24文字、正式表記18文字)に改称され、日本一長い駅名の座を読み・表記ともに明け渡す。

 2007年(平成19年)5月21日:前述のルイス・C・ティファニー庭園美術館前駅が松江イングリッシュガーデン前駅(正式表記で14文字、読み仮名で16文字)に改称され、当駅は読み仮名で再び日本最長の駅名となる。 

2015年(平成27年)3月14日:富山地方鉄道富山軌道線呉羽線新富山停留場が富山トヨペット本社前(五福末広町)停留場(読み24文字・表記17文字 現:トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場)となり、当駅が読みでも日本最長の座から降りる(普通鉄道としては現在も最長)。
1面1線のホーム

ログハウス風の待合所



中松(1302発)、ここから先は2016年の熊本地震以降、暫定運転していた区間。

中松からは多くのアジア系外国人観光客の団体が乗車、車内は満席に。

途中駅から大量乗車があるとは意外でした。
中松では  12  上り 立野行き

と交換

MT-3000形MT−3010

1998年(平成10年)製、 2023年(令和5年)7月22日から約1年間は、南阿蘇鉄道の全線運転再開を記念してMT-3010の内外装を漫画『ONE PIECE』に登場する「麦わらの一味」の海賊船「サウザンドサニー号」をモチーフに装飾した「サニー号トレイン」として木曜日から日曜日までと祝日に立野~高森間を1日3往復運行している。

中松駅は 相対式ホーム2面2線、高森線内で唯一交換設備を有する。ホーム間の移動は、構内踏切で連絡。

中松〜高森は3年ぶりに乗る区間、車内が混雑してきたので車窓の撮影は控えました。

*2021年7月 南阿蘇鉄道高森線 中松〜高森を乗車


*2019年1月 南阿蘇鉄道高森線 高森〜中松を往復乗車




終点の高森1316着、19年ぶりの南阿蘇鉄道高森線全線乗車

南阿蘇鉄道高森線は平成17(2005)年3月初乗車、当時は「日本全国鉄道完乗」を目指して九州の鉄道を「乗りつぶし」ていました。

熊本地震の前年、平成27(2015)年6月には南阿蘇鉄道高森線に2度目の乗車を予定していましたが、当日は大雨の影響で豊肥本線は運休、南阿蘇鉄道高森線に乗ることができませんでした。


*2015年6月の旅、
その後は乗る機会がないまま、熊本自身による被災で長期運休
高森駅構内では制服姿の高校生達による卒業式典?が開催、テレビカメラも

*コチラでした。

3年ぶりに下車した高森駅は新しい駅舎に移転していました。

新駅舎は2023年4月完成

旧駅舎は解体工事中でした。