令和5年(2023年)4月12日㈬


旅名人の九州満喫きっぷを使用する九州の旅1日目は長崎本線に乗車、電化区間と非電化区間の境界である肥前浜に来ました。

昨年9月、 西九州新幹線開業に伴い、 JR九州長崎本線は江北 -〜諫早間を上下分離方式に移行。JR九州が第二種鉄道事業者、一般社団法人佐賀・長崎鉄道管理センターが第三種鉄道事業者となり、同区間におけるJR九州の第一種鉄道事業を廃止、肥前山口→江北に駅名改称、肥前浜 〜 長崎の電化区間廃止。 

「電化区間」から「非電化区間」になった長崎本線
を「乗り直し」します。

この記事の続きです。
*旅名人の九州満喫きっぷ


九州の全鉄道の快速・普通列車1日乗り放題が3回(人)分

 利用期間 通年 

発売期間  通年 

価格    大人 11,000円 こども 11,000円 

有効期間 3ヶ月 

発売条件  発売日から3ヶ月以内に1人3回又は同一行程のグループ(3人まで)が利用する場合に発売。 

発売箇所 JR九州の駅・九州内の主な旅行会社。


☆乗車可能鉄道・軌道

九州旅客鉄道(JR九州)、北九州高速鉄道(モノレール)、平成筑豊鉄道(門司港レトロ観光列車含む)、筑豊電気鉄道、福岡市地下鉄、西日本鉄道(西鉄電車)、甘木鉄道、松浦鉄道、長崎電気軌道(路面電車)、島原鉄道、熊本電気鉄道、熊本市電、南阿蘇鉄道、くま川鉄道、肥薩おれんじ鉄道、鹿児島市電 

○新幹線、特急列車(西日本鉄道を除く。)、南阿蘇鉄道のトロッコ列車、路線バスには乗車不可(別に乗車券、特急券等が必要。)。 ※ただし、くま川鉄道のバス代行区間は「旅名人の九州満喫きっぷ」で利用可能。


驛舎に面した1番ホームから見た諫早方面、非電化化から7ヶ月、まだ架線設備は残っていました。

上り長崎本線 肥前浜止まりの2146Dが駅舎とは反対側の2番ホームに到着、1352着

上り2146D  は肥前浜到着後、折り返しの下りとなります。

2147D   肥前浜1358発 長崎行き

JR九州長崎支社佐世保車両センター所属のキハ47  2両編成

(江北)←キハ47 8076 + キハ47 9041 →(長崎)

*長崎支社佐世保車両センターのキハ40系は、2022年9月23日の西九州新幹線開業以降、長崎本線の再非電化に伴い、。 長崎本線 (江北 - 長崎間)、上記区間で運行。 長崎本線 (江北 - 長崎間) 、佐世保線 (江北 - 早岐間) で運行

wikipediaより引用
1番ホームと2・3番ホームを連絡する跨線橋から撮影、派手なラッピングの車体

*キハ47 8076 + キハ47 9041 は他の車両と異なる白一色に塗装され、「Choo Choo 西九州 TRAIN」として佐世保観光名誉大使であるEXILEのTAKAHIRO氏によってデザインされたラッピング車両となっている 

wikipediaより引用
長崎本線・肥前浜〜諫早の運行本数は少ない

下りでは2147D(1358発)の前の列車は

2141D   肥前浜1007発 多良行き

2137D   肥前浜839発 肥前大浦行き、この先発列車二本では諫早まで行けません。

 2447D より前に諫早まで行く列車は 

2135D   肥前浜748発 長崎行き、6時間10分前!

2147Dより後の列車は

2151D   肥前浜1625発 諫早行き、2時間27分後  





車体側面の窓には車内差し込み式のサボ

盗り鉄対策なのか?安っぽそうな紙です。

発車前の車内、肥前浜から乗車した乗客はわずか2人

昭和の雰囲気の残るセミクロスシート

キハ47 8076は旧国鉄キハ47 76として昭和54(1979)年に落成、平成20(2008)年に機関換装によりキハ47 76 →キハ47 8076に改番
 
キハ47 9041は旧国鉄キハ47 1041として昭和54(1979)年に落成、 平成22(2010)年に機関換装によりキハ47 1041→キハ47 9041 に改番


窓に差し込まれたサボ、車内から見た裏側はこのように

ソフトな文面ですが「盗り鉄」への警告?

3番ホームに肥前浜止まりの下り列車、1356着の2849Mが到着


肥前浜では接続時間2分で乗換え可能、しかし乗換え客は10人以下でした。

これなら運行本数が少ないのも仕方がない
肥前浜発車、ガラガラの車内

過去に「特急電車」や「普通電車」に乗った区間をディーゼルカーに乗ります。

*一昨年8月、鳥栖〜長崎が電化区間であった「在来線特急」の「かもめ」に最後の乗車


*2017年11月 鳥栖〜諫早を普通列車にて乗車


*2015年11月 肥前山口(現・江北)〜諫早を普通列車にて乗車
肥前七浦(1403 発)

残念ながら窓ガラスはあまり清掃が行き届いていません。ガラス越しに撮るとこのように……
肥前飯田(1407発)

多良(1412発)では数人が下車
多良は観光列車「ふたつ星4047」の停車駅

平日の旅が多い当ブログでは観光列車に乗ることは少ない

多良を発車後、左には有明海
多良〜里信号所、撮影名所である波瀬ノ浦の橋梁を渡ります。

入江に沿った線路、多良〜肥前大浦にある単線区間列車交換形の信号場、里信号所では行き違い列車はなく通過

肥前大浦(1423発)
肥前大浦〜小長井では県境を越え、佐賀県から長崎県に入ります。

車窓左には有明海

小長井(1431 発)では数人が乗車
長里(1436発)
湯江(1439発)
小江(1444発)
肥前長田(1449発)
東諫早(1453発)
東諫早〜諫早 右から大村線と西九州新幹線が合流
諫早(1458着)では多くの乗車、ボックスシート窓側はすべて埋まりました。

西諫早(1507発)
喜々津(1507発)
喜々津では長与経由の長崎本線「旧線」(喜々津〜長与〜浦上)が分離

乗車中の2147Dは市布経由の長崎本線「新線」(喜々津〜市布〜浦上)を走ります。

昭和47(1972)年に「電化区間」として開業した長崎本線「新線」も昨年には「非電化化」
市布(1512 発)
現川(1521発)では行き違い列車

上り4238D  区間快速シーサイドライナー 佐世保行き

の通過待ち


現川〜浦上、再び「旧線」が合流し
長崎本線・浦上〜長崎は令和2(2020)年に高架化、新しい高架を「電車」が走ったのはわずか2年

浦上(1529着)

浦上〜長崎 左から西九州新幹線が近づいてきて
終点の長崎1534着


長崎は昨年11月、西九州新幹線で訪れて以来

*2022年11月、西九州新幹線に初乗車 


*2020年2月、高架駅化の2ヶ月前に訪れた地上駅時代の長崎l