令和5年(2023年)4月12日㈬


旅名人の九州満喫きっぷを使用する九州の旅1日目は長崎本線に乗車しました。

始発の鳥栖(1051発)から乗車した2843Mは終点の肥前浜1208着

この先、諫早方面へ向かう列車は90分後

2147D  肥前浜1358発 長崎行き

この待ち時間を利用して肥前浜駅周辺を歩きます。
肥前浜は初めての下車、過去の長崎本線乗車では肥前山口〜諫早の途中駅で下車したことはありませんでした。

この記事の続きです。



*旅名人の九州満喫きっぷ


九州の全鉄道の快速・普通列車1日乗り放題が3回(人)分

 利用期間 通年 

発売期間  通年 

価格    大人 11,000円 こども 11,000円 

有効期間 3ヶ月 

発売条件  発売日から3ヶ月以内に1人3回又は同一行程のグループ(3人まで)が利用する場合に発売。 

発売箇所 JR九州の駅・九州内の主な旅行会社。


☆乗車可能鉄道・軌道

九州旅客鉄道(JR九州)、北九州高速鉄道(モノレール)、平成筑豊鉄道(門司港レトロ観光列車含む)、筑豊電気鉄道、福岡市地下鉄、西日本鉄道(西鉄電車)、甘木鉄道、松浦鉄道、長崎電気軌道(路面電車)、島原鉄道、熊本電気鉄道、熊本市電、南阿蘇鉄道、くま川鉄道、肥薩おれんじ鉄道、鹿児島市電 

○新幹線、特急列車(西日本鉄道を除く。)、南阿蘇鉄道のトロッコ列車、路線バスには乗車不可(別に乗車券、特急券等が必要。)。 ※ただし、くま川鉄道のバス代行区間は「旅名人の九州満喫きっぷ」で利用可能。


肥前浜は長崎本線の電化区間と非電化区間の境界駅

昨年9月、 西九州新幹線開業に伴い、 JR九州長崎本線は江北 -〜諫早間を上下分離方式に移行。JR九州が第二種鉄道事業者、一般社団法人佐賀・長崎鉄道管理センターが第三種鉄道事業者となり、同区間におけるJR九州の第一種鉄道事業を廃止、肥前山口→江北に駅名改称、肥前浜 〜 長崎の電化区間廃止。 

「電化区間」から「非電化区間」になった長崎本線
を「乗り直し」します。

*一昨年8月、鳥栖〜長崎が電化区間であった「在来線特急」の「かもめ」に最後の乗車


*2017年11月 鳥栖〜諫早を普通列車にて乗車


*2015年11月 肥前山口(現・江北)〜諫早を普通列車にて乗車



昭和5(1930)年築の駅舎、

駅所内待合室、最近流行りのストリートピアノが設置されています。
改札口、

平日昼時の静かな駅前
駅の近くには、肥前浜宿や重要伝統的建造物群保存地区があるとのこと

肥前浜宿は長崎街道の宿場町でした。

右の説明板には赤鳥居の写真

肥前浜駅前には昭和8(1933)年建立の祐徳稲荷神社の一の鳥居である「赤鳥居」が建っていましが、老朽化のため平成19{2007)に解体


駅前から直進し、重要伝統的建造物群保存地区の鹿島市浜中町八本木宿へ

*鹿島市浜中町八本木宿

多良海道の宿場町であった肥前浜宿の一部であり
、佐賀県鹿島市浜町を流れる浜川の左岸に形成されている。 近世の宿場町から、江戸時代中期頃から盛んになった酒などの醸造業を中心に発展した。街の中央を通る多良海道を中心として、両側に防火構造の居蔵造や桟瓦葺真壁造の町家、土蔵造の酒蔵、武家住宅、洋風建築などの近世後期から昭和に至るまでの様々な時代の多様な建築が連なっている。現在も富久千代酒造、光武酒造場、峰松酒造場の3つの酒蔵が製造を続けており、通称「酒蔵通り」と呼ばれ、白壁の建物が美しく保存されている。春には、酒蔵ツーリズムというイベントが開催されている。 2006年7月5日、浜川の対岸にあり同じく肥前浜宿の一部である鹿島市浜庄津町浜金屋町とともに重要伝統的建造物群保存地区に選定された。

wikipediaより引用
煉瓦造りの煙突がある建物は飯盛酒造場


現在は肥前浜宿の観光案内所として利用されている建物、登録有形文化財の継場(つきば)


説明板によると

「継場」は様々な荷物を宿場から宿場へとつなぐ場所で、「問屋」とも呼ばれていました。この建物は江戸時代のもので、入口には馬の手綱を繋いだ鉄の輪も残っています。また内部に帳場の跡や人足が控えていた部屋などもあります。
「継場」の隣には郵便局として使用されていた昭和初期築の建物、浜郵便局跡


説明板

浜郵便局跡(八宿公民館)

現在の建物は昭和12(1937)年築、昭和50(1975)年まで郵便局として使用された。

重要伝統的建造物群保存地区の鹿島市浜中町八本木宿の様子

光武酒造場
ここまで来て酒を飲まないのか?

私は酒に強くないので飲むのは控えます。この先も旅は続くので。

次に訪れたのは重要伝統的建造物群保存地区の鹿島市浜庄津町金屋町

茅葺屋根の建物は旧橋本家住宅

小説「有明の月」とは?

検索して見ると、この鹿島市浜庄津町金屋町を舞台とした小説とのこと


旧橋本家の隣に建つの鹿島市市移住体験施設・旧筒井家住宅。
「移住体験」、関東以外に住んだことのない私にはちょっと興味ある施設

鹿島市HPを見ると 2週間以上1カ月以内にて「お試し移住体験」として暮らす施設とのことと

しかし今の仕事は1週間以上休めない、残念ながら移住体験はできそうもありません。


浜庄津町浜金谷町

南舟津の茅葺3棟(旧中村家、旧中島家、旧池田家)

この建物は狭い路地の目だたぬ場所にありました。



過去に内部公開していたらしいです。


再び肥前浜駅へ向かいます。途中で見かけたうなぎ店、こちらは持ち帰り専門とのこと





再び重要伝統的建造物群保存地区の鹿島市浜中町八本木宿へ

佐賀県鹿島市重要文化財 旧乗田家住宅  

江戸時代後期の武家屋敷、こちらも目立たぬ路地裏のような場所にありました。


内部は無料で見学可能、中に入ります。

誰もいません。






再び肥前浜駅へ