![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120913/16/weapon6013/3e/54/j/t02200165_0259019412185813920.jpg?caw=800)
バンドのライヴにおいて、演奏すること以外に不可欠なこと、それは、「おしゃべり」すること、つまり「MC」です。
お客さんにバンドの個性を印象付け、リピーターになってもらえる重要なポイントでもあります。
では、MCはいつ使うのでしょうか。
先ずは、お客さんへの「挨拶」、そして、「バンドの紹介」、「曲の紹介」などがあります。
ライヴでは予期せぬハプニングも起こります。
ギターの弦が切れたり、突然チューニングが狂ったり・・・、そんな時、軽いMCで繋ぎます。
この時、「今ギターの弦が切れまして・・・」などと、内輪のハプニング内容をしゃべるのはNGです。
それから、途中の「メンバー紹介」、そして、エンディングでの「次回ライヴの告知」などがあります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120913/16/weapon6013/e2/1d/j/t02200165_0259019412185813918.jpg?caw=800)
さて、MCは誰がするのでしょうか。
基本的には、誰がやってもかまいませんが、最も目立つボーカル(フロント)が担当するのが一般的です。
じゃあ、何をしゃべったらいいのか、ということですが、ポピュラーなのが、「時事ネタ」というやつです。
政治、経済、社会、芸能、文化、スポーツ、天気など・・・、タイムリーな話題をお客さんに提供すると良いでしょう。
事前に、どのタイミングで、何をしゃべるのか、カンペを作っておくのもよい方法です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120913/16/weapon6013/be/23/j/t02100157_0210015712185813464.jpg?caw=800)
ただ、MCとして適切でない事項があります。
宗教的な話題、セクハラに関係すること、
誰も知らない専門的な話題(ウンチクとは違います)、
少数意見、苦情や中傷などは、しゃべるべきではありません。
そうそう、「しもネタ」もあまりお勧めできませんね。
それから、多少はあってもいいが、長くしゃべるべきではないのが「内輪ネタ」、「身内ネタ」です。
お客さんにとってどうでもいい話は、NGということです。
会場のお客さん全員が理解できる話題を提供しましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120913/16/weapon6013/ec/94/j/t02200146_0275018312185813921.jpg?caw=800)
お客さんを巻き込んで、メンバー同士でしゃべるのもアリです。
ミュージシャンは漫才師ではありませんから、お客さんを笑わせる必要はありません。
もちろん、笑いが取れるならそれにこしたことはありませんが、無理にウケを狙おうとすると「スベる」可能性は大です。
お客さんがライヴ会場から立ち去っていかない限り、しっかり応援してくれているのだと思いましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120913/16/weapon6013/97/ff/j/t02200146_0276018312185813463.jpg?caw=800)
それから、MCがやたら長過ぎるのは、メチャウケならともかく、お客さんにも、バックの演奏者にも、大変迷惑です。
だいたい1分間以上ダラダラしゃべると
、『何でもいいから、早く曲やれよ!』と、お客さんは思うものです。
MCをする時は、先ず、会場を見渡してみましょう。
男性、女性、アベック、、酔っ払い、家族連れ、学生、身内・・・、いろんな客層があるはずです。
自分のMCネタに反応してくれそうなお客さんに向かって話しましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120913/16/weapon6013/ae/19/j/t02200165_0259019412185813919.jpg?caw=800)
バンドのMCで最も言ってはいけないことが、もうひとつありました。
それは、「練習不足ですみません」とか、
「失敗して(ミスって)しまいました」という言葉です。
演奏の失敗(ミス)など大したことではないのだ、ということを知るべきです。
「練習してないんで・・・」、「上手くいかなかったらゴメンナサイ・・・」、「失敗しちゃいました・・・」の発言は、場の空気をシラケさせてしまいます。
ミスしても、それをわざわざお客さんにいう必要はありません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120913/16/weapon6013/5d/43/j/t02080208_0208020812185813465.jpg?caw=800)
人前で演奏する場合、これが正解という演奏はありません。
100%コピーするよりも、表現や個性を出した方が、味わいがあっていいのです。
(完コピにこだわるという方はどうぞお好きに・・・)
究極的にいえば、「ミス」なんてありえません。(不協和音も和音です)
本当の「ミス」というのは、演奏が途中で中断してしまうことをいいます。
たとえ練習不足でミスするかもしれなくても、
「一生懸命演奏しますので聴いてください!」という姿勢でいきましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120913/16/weapon6013/b0/2a/j/t02200146_0275018312185813462.jpg?caw=800)
「のってるか~い!」、「サンキュー!」もMCです。
楽しい「MC」で、楽しいライヴを、楽しみましょう!
つづく