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「恋の売り込み」は、1961年、「エディ・ホッジス」が放ったデビュー・ヒット曲です。
女の子が唄っているものとばかり思っていたら、「エディ・ホッジス」は、実は14才の男の子でした。
変声期前だったのでしょうね、女の子みたいな可愛い声で唄っています。
「エディ・ホッジス」は、1947年、米国ミシシッピー州で生まれました。
1957年、ブロードウェイ・ミュージカルの子役オーディションに合格、俳優としてデビューしました。
1959年、映画「波も涙も暖かい」で、フランク・シナトラの子供時代を好演、翌年、「ハックルベリー・フィンの冒険」などに出演し、人気を集めました。
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レコード界へのデビューが、1961年の「恋の売り込み」です。
イントロのドアをノックする音、そして、呼び鈴の音と、SE効果を使って構成されたこの曲は、全米チャート第12位となる大ヒットとなりました。
「エディ・ホッジス」は、わずか14才で、世界中にその名を知られることになったのでした。
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日本では、他にも「コーヒー・デイト」という曲がヒットしましたね。
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「恋の売り込み」、作ったのは「アーロン・シュローダー」で、1959年に「アイズレー・ブラザーズ」という黒人トリオが唄った曲がオリジナルです。
ということで、「エディ・ホッジス」の曲は、カバー曲ということでした。
ちなみに、オリジナル曲には、ドア・ノックの音や呼び鈴の音は入っていません。
そのかわりに、イントロで誰かを呼ぶ大きな声が聞こえてきます。
このドアのノック やめないぞ
呼び鈴も 鳴らしちゃうぞ
窓も コツコツ 叩いちゃうぞ
こんな月の明るい夜に 出てこないなら
トントン リンリン コツコツ・・・
君が 観念して 出てくるまで やめないぞ
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原題は、「I'm Gonna Knock On Your Door(このドアのノック やめないぞ)」といいます。
実は、この曲には、「I'm Gonna Come To The Door(このドアから 今出て行くわ)」という、ダニー・リンが唄った、ダニーからエディへのアンサー・ソングがありました。
今 出て行くから
もう 呼び鈴を 鳴らさないで
窓も もう 叩かないで
こんなに月が明るい夜だもの
今 出て行くわ
だって エディと 一緒にいたいんだもの
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120730/14/weapon6013/d4/2a/j/t02080189_0208018912106694997.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120730/14/weapon6013/78/fd/j/t02200141_0300019212106695629.jpg?caw=800)
「恋の売り込み」、日本では1963年に、当時16才だった伊東ゆかりさんがカバーしてヒットしました。
日本語訳詞は、あらかわひろしさんで、
さあ 出ておいでよ
月の明るい 秋の夜は
家にいるのが 惜しいのよ
と、唄っています。
この曲は、他にも多くのミュージシャンがカバーしています。
1964年、ピート・ベスト・フォーという4人組男性ロックバンドがカバーしました。
1971年、ペルラ・アデアがカバー、1972年には、ニール・リードや、カントリー系のビリー・クラッシュがカバーしています。
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1974年には、当時11才だったジミー・オズモンドが、これまた変声期前の可愛らしい声でカバーしています。
彼はもう50才くらいになるのかな? 今はどうしているのでしょうね。
つづく