![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120722/09/weapon6013/c0/95/j/t02200220_0225022512092016503.jpg?caw=800)
この頃、我がバンドでよく演奏するようになったのが「ブラック・マジック・ウーマン」という曲です。
ラテンロックの雄「サンタナ」が、1970年にリリースしたアルバム「Abraxas(天の守護神)」に収録されています。
「Abraxas」は、全米だけでも500万枚を超えるセールスを記録し、全米アルバムチャートで第1位を獲得しました。
シングルカットされた「ブラック・マジック・ウーマン」は、全米シングルチャート第4位の大ヒット曲となりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120722/09/weapon6013/f4/20/j/t02200206_0232021712092016504.jpg?caw=800)
キーボードのイントロに続いて、カルロス・サンタナのエキゾティックなギター・リフが流れます。
曲全体を支えているのが、ブルージーなベースラインと、強烈なラテンリズムのパーカッションです。(かっこいい!!)
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作ったのはブルースロックバンド、フリートウッド・マックのギタリスト「ピーター・グリーン」で、彼らの1969年にリリースしたアルバム「英吉利の薔薇」の中に収録されています。
ということで、サンタナの曲は、カバーバージョンだったのです。
ラテン音楽特有の打楽器を前面に押し出したアレンジで、ロック史上に残る名曲となりました。
そもそも、我がバンドのリードギターが熱狂的な「サンタナ」ファンでありまして、かといって「サンタナ」は果たしてオールディーズなのか?という疑問もあって、今までバンドで演奏することはほとんどなかったのです。
(ちなみに、我がバンド名は、オールディーズバンド:ザ・グレート・ベアといいます。)
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ところで、「サンタナ」の曲は、サスティーン効果を十分に生かさないと雰囲気が出ません。
サスティーン、要するに、ギターの残音をギュイィィィィ~ンンンン・・・と長く引っ張る(引き伸ばす)あれですね。
我がバンドのリードギターは、この音を出すために、持っているフェンダー・テレキャスターの優れもののピックアップを、わざわざDUNGUN(サンタナがデビューの頃使っていたギターに付いてた)に取り替えました。
もちろん、ん十万円のPRSサンタナモデルのギターを持っているのにです。
どこまで「サンタナ」が好きやねん・・・!!
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それに加えて、我がバンドには有難いことに、セミプロのパーカッショニストがいたのです。
こりゃあレパートリーに入れないわけにはいかないですよね。
そんなこんなで、「ブラック・マジック・ウーマン」が晴れてレパートリーに加わりました。
(今頃? っていう感じがしないでもないですけど・・・)
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実は、ピーター・グリーンが「ブラック・マジック・ウーマン」を作るにあたって、参考というか下敷きにした曲があったらしくて、それは、モダンブルース界の巨匠「オーティス・ラッシュ」の「オール・オブ・ユア・ラヴ」という曲なんだそうです。
聴いてみると、なるほど、元来がブルースの曲なので、よく似ています。
それから、気が付いたのですが、「ブラック・マジック・ウーマン」の唄い出しのとこ、ピンキーとキラーズの「恋の季節」に、何となく似ているような、似てないような・・・。
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話しが逸れましたが、実をいうと、私、この「サンタナ」のアルバム「Abraxas」は、店頭でジャケットを見ただけで買ってしまった、俗にいう『ジャケ買い』なのです。
当時は「サンタナ」なんて全く興味がなくて、中身を聴いたのは後々のことでした。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120722/09/weapon6013/bc/d4/j/t02200176_0251020112092017086.jpg?caw=800)
そういえば、「キングクリムゾンの宮殿」も、四人囃子の「一触即発」も、ジャケ買いだったなあ。
「ブラック・マジック・ウーマン」、大事にしたい1曲です。
つづく