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複雑思考・シンプル志向

マーケティング・ビジネス教養を中心として思ったことを綴る日記。

最近読んだ本でEvans達が書いた「Invisible Engines: How Software Platforms Drive Innovation and Transform Industries」にマルチサイド理論というものが詳しくかかれていた(良書ですがまだ日本語にはなっていません)。

簡単に言うと、多様な方面からのバランスを考えて収益を確保するということ。例えば、Google。様々なサービスを提供しているがエンドユーザーへは全て無料でサービスを提供している。つまり、サービスを提供しても対価がないので、それだけでは、Googleは赤字となる。当然、どこかから収益を得ているはずであり、Googleの場合は、広告を打っている事業者からの収入となる。

この場合、一方で損をしても一方で得をする「Two-side」のモデルということになる。

さて、同じTwo-sideのモデルで思い出すのがフジテレビやTBSなどの民放。まさに利用者からはお金をとらずに、別のside(広告主)からお金をとっている訳である。

さて、これは良く考えると、生活者はタダでTV番組を見れているような気になるが、最終的にTVを見た料金は広告費という形で、一般の生活者が購入する商品の値段に転嫁されることになる。化粧品会社のP/L表なんかから分析すると分かると思うが、商品の価格に含まれる広告宣伝費の割合は結構高くモノによっては50%とかいったりもする。

TVはいわゆるPoorman'sメディアだとすると、Poormanが見てるTVの料金を、たくさん商品を購入するrich manが支払っていることになる(Poormanの方が暇だからTVを沢山みているという仮定です)。これって、いい感じの所得配分システムではないですか^^。




現在あるプロジェクトで新サービスの提供可能性について検討を進めている。当然、新サービスを提供するには、他社サービスとの「差別化」が必要であり、今、その部分でものすごく頭を悩ませており、毎日、論点・仮説を構造化しては崩している。

マーケティング理論的にみても、「差別化」の部分は非常に奥深い。通常、マーケティングでは、STP(segmentation, targeting, positioning)のポジショニングが「差別化」要因の把握部分にあたるのだろう。

そして、ポジショニングのキモを自分なりに解釈すると、「他社との差異を生じさせ且つ、その差異を生活者のパーセプションとして生じさせること」にあるのではないか。

つまり、差異を生じさせても、生活者に認知されなければ意味がないということだ。

パーセプションについて、竹中平蔵元大臣の懐刀と言われていた電通の袖川氏が、著書「クリエイティブ頭のからくり」で分かりやすく面白い知見を披露している。

パーセプションを生活者の中に生じさせるには、まず、「1番というポジションが重要」であり、さらに、「1番をとればそのパーセプションが自然に強化されていく」ため、この1番が最強のポジションになる。

例えば、日本で一番高い山は「富士山」、世界ではじめて大西洋を横断した人は「チャールズ・リンドバーグ」であるが二つとも2番目を知っている人は多くはない。また、コカコーラVSペプシのように、客観的に一番かどうかはなかなか判別できなくても、一度一番のポジションを確保すると、コカコーラのように長い間一番のポジションを確保できる。

しかし、なかなか一番のポジションを確保するのは難しい。どうすれば良いか?
ここで、袖川氏は「競争のルール」を変更することが重要であるという。例えば、上述の大西洋横断の例の場合、実は3番目はアメリカ人にはよく知られている。三番目に大西洋を横断したのは女性だからである。

このように、「競争のルール」をいかに変えて、且つ、その新しいルールを生活者に認知させるのか?ここが非常に重要な視点であるということが分かる。

クリエイティブ頭のからくり―7つの発想法/袖川 芳之
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今回のオリンピック、国別メダル獲得数がほぼ確定したが、世界の人口のおよそ1/6を占めるインドのメダル獲得数は3つ(8月24日15時現在)、50位。

岩瀬大輔さんの「生命保険 立ち上げ日誌」に以下のような分析があった。
「オリンピックを見ながら、メダルの数は何に比例するものなのか、考えていた。今朝時点では、米国・中国・ロシア・オーストラリア・フランス・韓国・ドイ ツ・日本の順。すぐに浮かぶのは、選手の才能×人口、これに組織としての強化力、あとは戦略的な資源配分(この種目を強化しよう、とい意図)か。あとは、 気合?個々人の才能と、人口などのマクロ要因、それに国の戦略的意図が加わるという意味において、ある面において第一次産業的な国力を象徴するように思え る。」(ここまで引用)

今回は地元の地の利という点もあり、中国がメダル獲得数で大躍進をしたが、2020年の五輪招致になのりをあげる予定であるインドが、今後、人口以外に、組織力や選手能力の強化を図るとしたら、2020年の五輪はとんでもないことになりそうだ。

現在インドは2010年に旧英国領の国々が集まって開かれるコモンウェルススポーツ大会に向けて、選手の能力を強化しており、その可能性は十分だ。

マーケティング的にみても、インドは有望な市場であり、五輪に今まで以上にインドが絡んでくると、五輪に集まるアイボールの数が圧倒的に増える。

スポーツという切り口からみても、今後のインドは目が離せない。




昨日、某省庁の若手キャリア官僚4人と我が社の若手から中堅社員4人の8人で銀座に飲みにいった。
みんな30代前半なのだが、若手官僚は超優秀。

そういえば、明治維新で活躍した志士たちも、同じ年代だったなー。官僚の人たちを悪く言う人は多いけど、それは一部で、昨日会った官僚達は、若干30そこそこにして国を支えているという風格、みなぎる自信が感じられた。

非常に良い情報交換になった。もちろん、倫理法に反するようなことは何もない。私も2年ほど、官公庁に出向経験があるが、民間企業と官公庁はお互い理解しあい、また、良い国を作っていくためにも、人事交流をもっと積極的にやるべきだ。

さて、そこででてきた話がタイトルにある堀江さん。2006年のあの事件以来、日本はだめになったと今回飲み会に参加したメンバーの一致した意見。高齢者やニートばかり(もちろんセーフティーネットは必要)に政策の力点をおくと、将来、みんな年収400万とか300万とかの総下流社会になりかねないと。

やはり、人口も減り=経済成長も停滞するのが見えている日本では、外貨を稼げるような一部の才能ある人間を大事にしなければいけないのではないか。堀江さんの事件から、日本は一気に弱者保護に政策の舵をきっているような気がする。優秀な人がお金をかせぎ日本の経済レベルを底上げしていかなければ。

そう思うと、小泉首相時代はまともだった。今の政権を見ても、小泉政権の間逆をいっている政策ばかり。これでは、まずい。

でてこい!堀江二世。そして、復活してくれ堀江貴文!
なお、堀江さんがブログを始めたみたいなので、一応、http://ameblo.jp/takapon-jp/


マーケティングのアイデアメモです。

近年、趣味趣向の多様化により、商品開発や販売をする際のターゲットを決定する場合、従来どおりの性別、年齢等でのセグメント化は難しいといわれています。

そこで、人間が持つ本質的な欲求で生活者をセグメントできないだろうか。
脳科学者の茂木さんとマーケッターの田中さんの共著「欲望解剖」で、ワールドカップや野球WBCや(いまだとオリンピック)の熱狂を見てもわかるとおり、スポーツは欲求の最大公約数といっていますが、例えば「いやし」、「健康」、「知識欲」、「家族愛」といった欲求を、もう少しマーケティングのターゲットに耐えうる欲求セグメント、「健康」ならなんのために「健康」を求めるのかで、「女性にモテタイ」、「ビジネスでがんばりたい」等に分類するとか。

博報堂の生活総合研究所が「手ごたえ経済」というコンセプトを出していたが、なんというかなー、もう少し、マーケティングに使えるような欲求セグメントがあるのではないかと。

ジャストアイデアですが、スティッキーなユーザーを増やすために、面白い切り口だと思います。